オプション機能

・編集画像の保存

 文字、クリップ(図形)や手書き部分を含んだ編集中の画像をそのまま保存する事ができます。
 保存された画像は立体的に見る事はできません。
 この機能を使うにはツールバーのアイコンで編集画面に切り換えてオプションメニューの編集画像の保存コマンドを実行します。
 編集画像はJPEGファイルまたはBMPファイル(24ビット)で保存できます。

・切出し画像の保存

 切出しの画像をその保存する事ができます。
 保存された画像はクリップツールを使ってクリップ画像として読み込む事ができます。
 この機能は別の画像からパーツとして切出し本プログラムのデータとして貼り付ける時に使います。
 切り出し領域以外は緑で塗つぶされるのでそのままクリップデータとして読み込むと切出し領域以外は背景が抜けます。


 この機能を使うにはツールバーのアイコンで切出し画面に切り換えて保存する切出し領域を表示しておいてオプションメニューの切出し画像の保存コマンドを実行します。
 切出し画像はBMPファイル(24ビット)で保存できます。

・ステレオ画像を開く

 このコマンドは左画像と右画像を指定してステレオ画像として読み込む事ができます。
 またチェンジング画像の場合は変化させる2つの画像を読み込ませます。
 ファイルメニューのステレオ画像を開くコマンドを実行してまず左画像を読み込ませてください。
 この時通常の写真画像のように画像読込みダイアログが表示されますので
サイズやトリミング方法を指定してください。
 OKボタンを押すと下記のダイアログが表示されますので先に読み込んだ画像が左用なら「はい」右用なら「いいえ」を答えてもう一方の画像を指定します。



 なおファイルの種類をMPO(マルチピクチャーファイル)にして読み込んだ場合は、元画像の読み込みでマルチピクチャーファイルを読み込むのと全く同じです。

・ステレオ画像の保存

 
立体画像の作成で作成した画像をその保存する事ができます。
 立体画像の作成ではカメラを横にパーンさせた8つの画像が作成されます。
 オプションメニューの立体画像の保存コマンドを実行するとこれらの8つの画像がそのまま保存されます。
 ファイルメニューのステレオ画像の保存コマンドを実行すると最初の画像と最後の画像が保存されます。  最初の画像は右目用、最後の画像は左目用として保存されます。

 これらの画像は共にJPEGファイルまたはBMPファイル(24ビット)で保存できます。
 立体画像の作成では出力ファイル名に1〜8の数字が連番でふられます。またステレオ画像の作成ではRとLの文字が付けられます。
 ファイル名を指定すると時は*****_1あるいは*****_Rを指定します。  *****は元画像のファイル名ですが変更しても構いません。  また末尾の_1や_Rを指定しなくても自動的に付けられます。


 出力された画像は平行法や交差法により裸眼で立体的に見る事ができます。(見るためには訓練を必要とします)
 また立体画像の作成やステレオ画像で作成された画像は別の立体写真ツールの元画像として用いる事ができます。
 ステレオ画像の保存コマンドでファイルの保存形式をMPO(マルチピクチャーファイル)を指定すると左右の画像を合わせてひとつのファイルを作成します。
 このファイル形式をMPOで出力すると3Dビューアー FinePix REAL 3D V1で表示させたりラボで3D写真に加工する事ができます。
 詳しくはこちらを参照してください。
 なおNINTENDO 3DSに出力する場合はこちらの方法で行ってください。

 立体画像の保存コマンドでファイルの種類をMPO(マルチピクチャーファイル)を指定する8つの画像を合わせてひとつのファイルを作成します。
 このファイルの種類をMPOで出力するとandroidアプリケーションのサンデーフォトビューアーでマルチアングル画像を表示させる事ができます。
 詳しくはこちらを参照してください。

 
・アナグリフ画像の作成

 アナグリフ画像とは赤と青(シアン)のフィルターを使ったメガネをかけて見ると立体的に見える画像で右目用と左目用の画像を重ね合わせたものでメガネによってそれぞれの目では片方の画像のみ見えるようになっています。


 作成できるアナグリフ画像は白黒(左)とカラー(右)の2種類です。白黒の方がより立体感が感じられるようです。

 アナグリフ画像を作成するにはオプションメニューのアナグリフ画像の作成コマンドを実行します。
 コマンドを実行すると下記のダイアログが表示されます。

 まず作成するアナグリフ画像は白黒かカラーかを指定します。
 次にメガネのフィルターの種類を指定します。  通常は左目が赤で右目が青(シアン)のメガネを使うのでそのままで構いません。

 なお右目がシアン以外の場合、作成されるカラーのアナグリフ画像は、欠落する色要素があるので元の色が再現できません。
 その場合警告ダイアログが表示されますので作成する場合は「はい」を答えてください。

 立体画像が作成されていない場合は立体感を指定します。  この値は通常の
立体画像の作成の時に指定する立体感と同じです。
 アナグリフ画像の場合はこの値が50まで指定できます。  下の画像(サンプル画像チューリアル)は立体感を10に指定したものですが赤青(シアン)メガネで見ると蝶がディスプレィと顔の中間の位置に見えるはずです。

 JPEGで保存しているため多少左右の像が混じりますが実際の画面ではきれいな立体画像として見えます。
 既に立体画像が作成されている場合は立体画像作り直しをチェックすると立体画像を指定してた立体感で作り直す事ができます。

 作成したアナグリフ画像はそのまま赤青メガネを使って立体画像として見る事ができますが印刷したり保存する事ができます。
 アナグリフ画像を印刷する場合はアナグリフ画像を表示した状態でツールバーのアイコンを押すかファイルメニュの印刷コマンドを実行します。
 立体画像の印刷と同じ操作で印刷できます。

 アナグリフ画像を保存する場合はオプションメニューのアナグリフ画像の保存コマンドを実行します。
 アナグリフ画像はJPEGファイルまたはBMPファイル(24ビット)で保存できます


・分光メガネ用画像の作成

 分光メガネはプリズムの働きをする特殊なフィルムを貼ったメガネで米アメリカンペーパーオブティクス社の「クロマデプスメガネ」と呼ばれるものです。
 このメガネは色の屈折率の違いを利用して色の違いで遠近感を出しています。  赤い色は手前にあるように青い色は奥にあるようにに見えます。

 サンデーフォトスタジオでは背景を青くする事により前景を浮き出させて立体的に見えるようにしています。
 また赤い文字や手書きのペイントを挿入する事によりこれらを飛び出して見せる事ができます。



 通常の立体画像の作成と同じ手順で
前景を切りだしていきます。
 また必要に応じて文字や手書きペイントを置いていきます。
 この時色を赤やオレンジ色にしておくとより飛び出して見せる事ができます。

 分光メガネ用画像を作成するにはオプションメニューの分光メガネ用画像の作成コマンドを実行します。
 コマンドを実行すると下記のダイアログが表示されます。



 まず[背景色]を指定します。  通常青を指定します。黒を指定すると背景が黒く塗りつぶさされます。
 前景が青い場合は逆に背景を赤にする事により前景が引っこんで見せる事もできます。
 任意の色を指定するとカラーダイアログが表示され任意の色を指定する事ができます。

 [背景とするマスクの数]を指定すると前景として切り出した部分も背景として処理する事ができます。
 この値を1以上にすると指定した数の切り出し領域が背景として処理されます。


 背景色が青で背景とするマスクの数を0(左)と2(右)を指定した画像です。

 [背景を塗りつぶす]をチェックすると背景は背景色に塗りつぶされます。


 背景色を任意の色にして塗りつぶしをチェックした画像です。

 [コントラスト補正]をチェックすると背景のコントラストを強調します。
 コントラスト補正のを行うと極端に明るい部分と暗い部分が潰れてしまいますので必要に応じてこのチェックを外してください。
 なお背景を塗りつぶす場合はこの指定は意味がありません。


 コントラスト補正のチェックを外した画像(左)とチェックを付けた画像(右)です。

 作成した分光メガネ用画像はそのまま分光メガネを使って立体画像として見る事ができますが印刷したり保存する事ができます。
 分光メガネ用画像を印刷する場合は分光メガネ用画像を表示した状態でツールバーのアイコンを押すかファイルメニュの印刷コマンドを実行します。
 立体画像の印刷と同じ操作で印刷できます。

 分光メガネ用画像を保存する場合はオプションメニューの編集画像の保存コマンドを実行します。
 分光メガネ用画像はJPEGファイルまたはBMPファイル(24ビット)で保存できます


 マルチビューの作成
 目次に戻る