元画像の読み込み

・画像の読み込み

 元となる画像を読み込みます。サンデーフォトスタジオは元画像の画像フォーマットとしてJPEGファイルとBMPファイルおよびMPO(マルチピクチャー)ファイルをサポートしています。
 サンデーフォトスタジオは自動的にトリミングする機能を持っていますので画像サイズは特に気にする必要はありません。

 元画像はツールバーのアイコンかファイルメニュの開くコマンドで読み込みます。
 元画像を読み込むと画像読み込みダイアログが表示されます。


 サイズは最終的に印刷する用紙サイズを指定します。はがきサイズ(100mmx148mm)、写真L判サイズ(89mmx127mm)、名刺サイズ(91mmx55mm)、A4サイズ(210mmx297mm)、写真2L判サイズ(127mmx178mm)の中から選んでください。
 上記以外の用紙サイズの場合はユーザ設定を選んで実際の用紙のサイズをミリメートルで指定します。この指定する順番は縦横どちらが先でも構いません。
 名刺サイズ以外は印刷した時に縦横に余白(約5mm)がとられます。
 ユーザ設定の場合、実際の用紙サイズより縦横10mm(両方の余白分)くらい小さく設定してください。
 また上記のサイズの場合でも余白の大きさを変える場合はユーザ設定で実際の用紙サイズから両側の余白分引いた長さを指定してください。
 なお印刷する用紙は写真用のものをご使用ください。

 元画像の縦横比が用紙サイズと異なっている場合はトリミング方法を指定します。
 はみ出しをカットは余分な部分をカットして元画像の縦横比のまま用紙サイズに合わせます。
 余白を残すは足らない部分に白い余白を入れて元画像の縦横比のまま用紙サイズに合わせます。
 縦横比を変更は縦横比を変えてカットせずに用紙サイズに合わせます。元画像に対して縦長または横長の画像になってしまいます。



 手動で行うはマウス操作でトリミングする部分をユーザが設定する事ができます。またこの時角度補正をする事ができます。操作方法は
こちらを参照してください。

 レンチキュラーレンズの解像度が60lpi(1インチあたり60本)以外のものを使用する場合はレンチキュラーレンズの値を変更してください。
 解像度を変更すると印刷時の解像度も変更した値が使われるようになります。解像度の変更はパラメータの変更でも行えます。

 マルチピクチャー(.MPO)などステレオ画像を読み込むとこのステレオ画像に対して文字やイラストを立体的に追加する事ができます。
 なおステレオ画像に対しては前景の切り出し作業は行う必要はありません。

・トリミング操作

 画像読込みダイアログのトリミング設定で手動で行うを設定してこのダイアログのOKボタンを押すとトリミングダイアログが表示されます。



 青線で表示されているのがトリミング枠です。
 頂点の白い部分をマウスでドラッグアンドドロップする事によってトリミング枠の位置と大きさを変える事ができます。
 またトリミング枠内のいずれかの部分をドラッグアンドドロップする事によってトリミング枠全体の位置を変える事ができます。
 なおトリミング枠の縦横比は用紙サイズの縦横比と同じなので変える事はできません。
 角度補正をする場合は角度補正をした後にトリミング操作をし直さなければいけないので先に角度補正を行ってください。

 緑線で表示されているのが角度補正線です。
 両端の白い部分をマウスでドラッグアンドドロップする事によって角度補正線の位置と傾きを変える事ができます。
 この線を水平または垂直にしたい写真の映像に合わせて角度補正ボタンを押すとその部分が水平または垂直に角度変換されます。
 角度補正線の角度が45°より小さいと水平、大きいと垂直にします。
 写真に合わせる時の角度補正線の左右はどちらでも構いません。



 OKボタンを押すと表示中のトリミング枠でトリミングが行われます。

 トリミング枠と角度補正線はキーボードの矢印キーで微調整する事ができます。
 まずマウスのドラッグアンドドロップ操作で動かしたい部分を操作しておきます。
 続けてキーボードの矢印キーでこの部分を1ドットづつ動かす事ができます。
 キーボードを押し続ける(長押し)と連続して動かす事ができます。

・画質調整

 読み込んだ画像の明るさとコントラストを変更します。
 画質調整はツールバーのアイコンか編集メニュの画質調整コマンドで行います。

 画質調整コマンドを実行すると画質調整ダイアログが表示されます。



 画像の明るさとコントラストをそれぞれのスライダーのつまみをドラッグアンドドロップで左右に動かします。
 スライダーの操作に従って表示画面の画像が変化していきます。
 この画面を見ながら画質を調整して丁度よい画質の所でOKボタンを押します。

 画質調整は元画像を読み込んだ後でも行えます。
 また立体画像を作成した後でも前景の切り出し画面や編集画面に戻れば行うことができます。
 この時画面上の切り出し領域や追加したオブジェクトの画質も変化しますが実際のオブジェクト等には影響しません。
 なお2回目以降の画質調整はすでに画質調整されたものに対して行われるので画質調整を繰り返すと画質はどんどん劣化していきます。

 スライダーつまみの左右をクリックするとつまみが一定間隔で左右に動かせます。
 またスライダーの位置はキーボードの左右の矢印キーで微調整する事ができます。
 対象となるスライダーはタブキーで切り替えられます。
 ダイアログが開いた時は明るさを調整するスライダーが対象となっています。

・画像回転

 カメラによってはポートレートの写真が横長になっている場合があります。その場合は編集メニュの画像回転コマンドで画像を90度回転させてください。  このコマンドをもう一度実行するとさらに90度回転させますので写真が正しいポートレートになるまでこのコマンドを繰り返してください。カメラによってはポートレートの写真が横長になっている場合があります。その場合は編集メニュの画像回転コマンドで画像を90度回転させてください。


 なお切出しなどの編集作業を行うと画像回転コマンドはできなくなります。

 ステレオ画像を読み込んだ場合は一度に180度回転させます。
 上下を逆に撮影してしまったステレオ写真を修正する場合などに使用します。
 ステレオ画像を180度回転させると遠近感が逆になるので左右の画像を自動的に入れ替えます。


 
前景の切出し
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