このページではサンプル画像を使って実際に立体画像を作成する手順を説明します。
各操作の詳しい説明は項目のタイトルからリンクされているページで説明しています。
・元画像の読み込み
元画像はツールバーの
アイコンで読み込みます。
このコマンドでファイルダイアログが表示されますのでsampleディレクトリに含まれる"チュートリアル.jpg"を開いてください。

次に画像読込みダイアログが表示されます。

このダイアログはそのままOKボタンを押してください。
この時サイズが「はがき」トリミングが「はみ出をカット」レンチキュラーレンズが「60」lpiになっている事を確認してください。
・前景の切出し
次に前景となる蝶を切出します。
トリミングが終わったら自動的に前景切出し画面になります。
またペンツールが自動的に選択されるため鉛筆のカーソルが表示されます。
まずツールバー(左)の
を2回押します。

画像が4倍に拡大表示されますので画面の右と下に表示されるスクロールバー(青丸)をドラッグ(マウス左ボタンを押しながらマウスを上下左右に移動)して蝶を画面に表示されてください。
次にペンカーソル(赤丸)をドラッグしてマスク(緑色)の輪郭線を引いていきます。
この時、蝶の輪郭より少し外を塗りつぶします。
蝶の輪郭が残ると後で立体画像にした時に輪郭線が残ってしまいます。
多少輪郭をオーバーしても立体画像にした時はそれほど目立ちませんのであまり気にしないでも構いません。
あまりマスクがはみ出し過ぎた場合はツールバー(上)の
を押して操作(ひとつ前)を行う前の状態に戻してやり直してください。
またこの操作で元に戻らないは場合はツールバー(左)の
を押して消しゴムツールを選択して余分なマスクを消してください。
消しゴムツールはマスクを書く時と同じで消したいマスクをドラッグすると消しゴムカーソルでドラッグされた所のマスクが消されていきます。
消し終わったらツールバー(左)の
を押して元のペンツールを選択してマスクの輪郭線を引く作業を続行してください。
なお輪郭線の内側は後で塗つぶすので内側にはみ出たそのままで構いません。
輪郭線が引き終わったらツールバー(左)の
を2回押して画像を元の大きさに戻してください。

この時、輪郭線がちゃんと閉じている事を確認します。
また触角もマスクの輪郭線で上をなぞっておいて下さい。
次にツールバー(左)の
を押して輪郭の中を塗りつぶします。
刷毛アイコンを輪郭線の中に持ってきてマウス左ボタンをクリックしてください。
この時画面全体が緑になる事がありますが、その場合は慌てないで
を押して元に戻してください。
輪郭線が完全に閉じてないと画面全体が塗りつぶされます。
で画面を拡大して閉じてない部分を探して輪郭線を引いてください。
羽根の一番下の部分が塗つぶされずに残っている場合は塗つぶされていない部分に刷毛アイコンを持ってきてマウス左ボタンをクリックして塗つぶしておいてください。
下の画面になれば前景切出し作業は終了です。

・立体画像作成
ツールバー(上)の
を押して立体画面を作成してください。
立体画面作成ダイアログが表示されます。

このダイアログに対して作成する立体画像の立体感を指定します。
ここでは標準のまま作成ボタンを押してください。
立体画像作成には少し時間がかかります。
ダイアログのプログレスバーで作成処理の進捗を表示します。
画面に立体画像をカメラが左右にパーンして撮影した画像の動画が表示されます。
これで前景の蝶がちゃんと切出されているか確認してください。

前景切出しの輪郭線が内側になっている部分は蝶の輪郭が残ってしまいます。
その場合はツールバー(上)の
を押して再び前景切出し作業を行ってください。
ペンツールではみ出た蝶の輪郭をマスクで消したら再び
を押して立体画像作成をやり直してください。
立体画像が作成できたらツールバー(上)の
を押して立体画像の合成を行ってください。

この画像は先ほどの立体画像を何枚か組み合わせて作成したものです。
このまま見ても立体的には見えません、また画面にレンチキュラーレンズを当てても立体的には見えません。
・立体画像の印刷
合成画像ができた段階で立体画像を印刷する事ができます。
ツールバー(上)の
を押して印刷作業を行います。
印刷コマンドを最初に実行した時には次のダイアログが表示されます。

このダイアログに対してはいのボタンを押すと印刷する前にプリンタの設定コマンドが実行されます。
プリンタの設定コマンドを行っておくと本プログラムで画像を印刷する場合にいちいち用紙サイズ等を設定する手間が省けます。
プリンタの設定コマンドでは使用するプリンタ名、用紙の種類、用紙サイズ、印刷品質を設定してください。
用紙の種類は使用する用紙の指定に従ってください。
用紙サイズは「はがき」を選択してください。
印刷品質は一番きれいに印刷できるように設定してください。
プリンタの設定方法はプリンタによって異なりますので詳しくはプリンタの解説書を参照してください。
プリンタの設定が終了すると印刷ダイアログが表示されます。

プリンタの設定コマンドで用紙サイズ等が設定してあるのでOKボタンを押すだけで印刷ができます。
印刷された写真はレンチキュラーレンズを通して見ると立体的に見えます。
写真はレンチキュラーレンズの反対側(ツルツルしている方)に密着させてください。
レンチキュラーレンズは縦用と横用があります。写真の縦縞の方向とレンズの縦縞の方向が平行になるようにしてください。
レンチキュラーレンズと写真の縦縞の位置関係で見え方が違ってきます。写真を横にずらして一番立体的に見える位置を探してください。

名刺の作成
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