私の「もばいる・こんぴゅーてぃんぐ

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*ネットサーフはピッチだな*

 NIFやら、メールやらのやりとりは、携帯の9600bpsでも十分なのは判ったのだが、ネスケを使うと・・・・よっぽど我慢強く、通話料の気にならない人以外はやってられないだろう。私?もちろん却下!!である。

 では、モバイルではネットサーフ出来ないのか・・・テキストベースでやればいいじゃん・・というかもしれないが、わがままで言うことを普段から聞かない私は、どうしてもデスクトップと同じ画面が見たい。と考えているうちにPIAFSなる通信手段があるというではないか。早速飛びつく自分であった。

 ということで、32kbps対応のピッチの登場である。32k端末は、キャリア3社から出ているが、パーソナル、アステル端末とポケット端末ではインターフェースコネクタが異なる。しかし、電気的な規格は双方同じなはずで、ともに29.2kのスループットを実現できるはずだ。ISDN回線で29.2kしか無いのは残念ではあるが、モバイルでの最速はこれだから仕方がない。64kそして128k対応が待たれる。といっても128kは対応プロバイダが極端に限られるか・・・・。


*問題はアナログをどうすっかな*

 PIAFSは業界標準ということだから問題ないのだが、アナログである。ポケットは従来からCSにプロトコル変換用のモデムを内蔵しており、アナログ回線への接続が可能だ。但しその内蔵されているモデムが14.4kという、今となっては誰も使っていない物。パーソナルはポケットのアナログモデムに対抗し、変換センターみたいなものをくっつけてサービスをしている。但し、網にくっつけている関係で、料金は別に課金される。でも28.8kが可能。アステルもパーソナルに追随した。

 どのアナログ接続サービスを使うか。これで契約キャリアが決まってしまう。なぜかというと、これらのサービスはカードに依存してしまうということだ。パーソナルのプロトコル変換サービスを受けるためには、パーソナルのカードしか対応できないわけである。

 結局、エリアとアナログ回線の問題でパーソナル端末を選ぶことにした。ということで、311N。感度優先で端末は選ばせてもらった。本来ならS端末で行きたいところだが、いまいち感度に不安があったのでこちらにした。

 パーソナルが出しているカード。S/P/Nと3社が出している。中身はそれぞれ異なる物で、各社の独自設計と思われる。仕様は共通だが回路の関係か、消費電流がそれぞれ違う。優秀なのはSカード。モバイルするなら絶対にSがお勧めなのだが、私の場合無かったので次に消費電流の少ないPになった。Nは却下。この辺の低消費電流化は常に行われているようで、次の機種では改善されていることだろう。最近はFAX対応のDC-2*シリーズが発売された。




*さあ、つなぐぞ*

 ということで、こめっとさんと311N、DC-1Pを用意して接続準備だ。DTEと電話機、カードと言う構成は携帯の時と同じである。尚最近はカードと電話機が一体になった機種も出ているが、お金のない私はまだ入手していない。入手したら、この後のページで書かせて頂くことにする。



 カードをお尻に差し込む。311Nはデータ通信の接続を認識すると軽快な音を発する。かわいいやつだ。ちなみに接続が絶たれた時も、音で知らせてくれる。さあ、こめっとさんのインターネットダイアラを起動する。当然のことながら、あらかじめプロバイダに加入してDNSなどの設定はしておく必要がある。そのプロバイダがPIAFSのアクセスポイントを持っていたらGOOD!今回は私が加入しているプロバイダのひとつ、ASAHIネットに接続。ASAHIネットは埼玉県にPIAFSのアクセスポイントを持ってるのだ。

 ピッチは携帯と異なり、距離によって通話料金が異なるため、できるだけ近い場所にアクセスしたほうがお金がかからない。下手に遠距離でつないでしまうと、携帯より通話料金が高くなり、せっかくの安くて高速なデータ通信が台無しになってしまう。

 携帯の時は、docomo9600というようなモデムの選択があったのだが、今回のDC-1*シリーズはMACはサポート外なのでモデムファイルの類は添付されていない。(DC-2*はサポートされた。)が、DC-1*カードは、通常のモデムとして動くので、MAC上では普通のモデムカードと同じ扱いでOKだ。ということで、デスクトップにマウントされた後、ポートとしてカードスロットを選択するだけの設定に留めた。(パーソナルさん、PB2400cで使えたよぉ!?)

 データ通信が始まると、携帯と同じように通話時間が表示される。そしてちゃんと「データツウシン」の表示も。特別な設定らしきものは、何もしないでピッチでもデータ通信できてしまった。コメットさん添付のダイアラがログイン処理を終えるとネスケが自動起動する。(これがデフォルト設定だね。)携帯の時は、画像読み込みにかなり待たされたのに、流れるように画像が展開されていく・・・。やっぱ早い、29.2k・・・。モバイルでこれだけ出来れば、満足、満足。でもこれになれると、さらにスピードを求めてしまうんだろうなぁ・・・・。



*次はアナログもいくぞ*

 PIAFSの接続はうまくいったので、次はアナログ接続だ。パーソナルの場合はPTE接続という。専用の電話番号をダイヤルし、その後接続先に接続される。サブアドレスを使用するため、発番号通知オン、サブアドレスの記号*の設定が必要。但しこれはDTE側の設定が優先され、端末側の設定は無視されるのであくまでDTEだけみてれば良いわけだ。また、これらはATコマンドでの設定だが、通常カードのデフォルトで設定されているので変更の必要はない。

 PTE接続のダイヤルは、ちょっと特殊だ。PTEであることを宣言するため、ダイヤルのATコマンドはATDPになる。これはモデム利用時のパルス接続のコマンドと同一なため、タコなターミナルソフトでも対応が可能だ。(ソフトの中には、パルスとトーンの選択しかできないものがあり、新たなコマンド追加が簡単に出来ない。その点を考慮したパーソナルは偉い!)ちなみにPIAFS接続はATDでもATDTでもOKだ。

 アナログの接続先は、このページを置かせて貰っている熊谷ネットにつないでみることにする。PTEの接続先は東京03、最近では埼玉にもできた。早速ダイアル・・・。さすがに変換センターを経由するため、ちょっと認証に時間がかかる・・・。しかし・・・やったね。これも接続成功!ネスケは、28.8kでもそこそこブラウズを開始した。もともと私は28.8k接続ユーザーなので、殆ど同じ感触でブラウズしてる。これで、そとでネットサーフ環境が整ったぞ!!ピッチは移動中はだめだけど、喫茶店や出張先で使えるからムフフの環境がまたできたわけである。

 でも、せっかくだからグレ電もためしてみたいよなぁ・・・ということで、この内容はさらに、さらに・・・

つづく・・・