これはよいぞJ-SH05

Last update 2000/12/24 Rev.1 

 携帯電話機初のTFT65000色搭載の携帯電話機の登場だ。そしてシャープ初の折り畳み型携帯電話機の登場でもある。
 近年iモードの普及により、携帯電話機の需要はますます増大傾向だ。まもなく国民の2人に1人が携帯電話機を所有するとまで言われている。その中で牽引役を担っているのがNECの50xシリーズの折り畳み型である。この影響もあって、従来からの折り畳み派を巻き込んで、20xシリーズにおいても好調だ。そんな中、一体型一辺倒であったこの市場も、徐々折り畳み型へのシフトが見られるようになった。まずはcdmaOneから三洋が、そしてドコモファミリーから松下通信、byからソニーが、今度はJ-PHONEからシャープが殴り込みをかけてきた。NECのPAT問題は多くあるが、ここに来て各社から発売され、今後も各社から折り畳みの発売が噂されている。


外観

基本性能

標準機能

表示系

機能操作系

客センとの戦い!?


外観

外観

 大きくなく、小さくなくといったところ。N502itと比べても、ほぼ同じという感じだ。ただ、J-PHONE規格のため、アンテナがやや外側へ出ているのが玉に傷。ズボンのポケットから取り出すときに引っかかってしょうがない。何とかしてくれと言う感じだ。

塗装

 P社と違い、すぐに剥がれるということもなく、まずまず。P社と同じR側フロントのみ、アルミダイカストか?

R側

 背面には着信LCDが付く。しかし、NECのような多色ではなく2色だ。

M側(ある意味キー側か)

 電池は上蓋式のケースだ。PHS同様の電池セル内蔵式。これだと色による違いは発生しないので、管理する方は楽だ。裏にはスピーカがある。

基本性能

感度

 特に悪さを感じることはない。って実はほとんどメール端末として使っているので、通話が少ないんだよね。でもP社のようにすぐ切れたことがないのは言っておこう。

使用時間

 持たない。実は毎日帰ると充電している。買った初日はなんと18時間しか持たなかった。当然通話はほとんどなく、細かい設定を行っていたためではあるが、これは覚悟が必要だ。TFTをつけると、この携帯はもたないと言うことを。

 でも、折り畳んでメールを受信するだけなら3日間はもちそうだと言うことがわかっている。

通話品質

 これが一番問題ではないだろうか。実は悪いようだ。ってのは、自分はほとんどメール端末としてしか使ってないんだよね。自分は感じないけど、相手には自分の声が回り込んでいるとか、聞き取りにくいとか文句言われる。これもR側にマイクがある弊害だろうね。折り畳みである利点を殺してしまっているのは、問題だと思う。写真の蝶つがいのところがマイクだが、なぜこんなところに配するのか、疑問に思わざるを得ない。

標準機能

J-SKY/J-STATION

 さて、ドコモに対するJ-SKY、コンテンツもそこそこ豊富だ。ただ、ドコモがCP任せなのに対して、Jは自らサービスを行っているものがある。J-STATIONもその一つだ。コレに入っていると、自分のいる地域がわかてしまうという怪しい機能があるが、コレならではのサービスもあるわけである。

着信メロディ

 YAMAHAのMA2を積んでいると噂される携帯機だ。ご存じの通り、16和音、ADPCM搭載のFM音源だ。SH05以外では、J-D03などが搭載する。ドコモと違い、mmfファイルを直接読み込めるのがいいところかも知れない。しかし、このSH05音が悪い。これがMA2の音なのか!と耳を疑うほど、音が悪い。音圧が高すぎて、割れてしまっているのだ。せっかくの音源がもったいない。

日本語変換機能

 一応文節変換に対応しているようだ。しかし、メール編集においては、学習機能が無くプアな部類だ。電話帳の方は、動きが違うようで、いくらか覚えているようでもある。とにかくメール作成はちょっと不便。

ブラウザ

 ドコモのブラウザと比べて、DL完了時に音を鳴らすなど趣向を凝らしている。時間帯にもよるかもしれないが、DL時間はドコモより長いように思える。

表示系

画面表示

 携帯もついにここまでという業界初のTFT液晶65k色画面をもつ。どちらかというと黄色がやや強めであるが、さすがに多色だけ合って細部のデティールも表現できる。

アニメーション

 待ち受けに設定できるアニメーションが一つ用意されている。動きはなかなか早いようだ。

機能操作系

メール端末としてはよい

 メール端末としてはなかなかよい。J-SKYとスカイメールとあり、体系的によくわからないが、とりあえず移動機側で選んでくれるようだ。受信はロングの場合はユーザーが受信有無を選べるのもJ-PHONEの特徴だろう。ドコモのように常に課金されるシステムとは大違いである。
 受信メールは手動にてフォルダの仕分けが可能だ。受信数は十分な余裕がある。

独特のメニュー体系

 ドコモに使い慣れていると、独特のメニュー体系に戸惑いも感じられる。しかし、基本的にオブジェクト指向なので、慣れればいろいろな使い回しが聞く。