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  • イリジウム
  • irijium

     イリジウムの端末です。中央の京セラは先のページの物。アダプタと移動機本体が分離可能な物。両側は一体型。

     もともと秋からサービスインのはずでしたが、インフラの整備がいまいちなのか、基本料無料の試験サービスとしてスタートします。

     大きさは、9シリーズやMT−20を思い出させる。(って知ってる人はすごいかも。)重さも400g台。とにかく、最近の携帯になれていると、'90年にトリップした気分。

     実際にモトローラの端末でPDC相手に通話してみましたが、音質はよかったです。公衆相手だと、もっとよいのかも。ただ、電話番号入力するときはちょっと戸惑いました。00+81で始まりますからね。国際電話をかける手法と全く同じなわけです。思わず、世界を対象にした電話なんだなと納得してしまう瞬間でした。

     驚いたのは遅延時間。。。昔の国際電話をイメージしていたのですが、相手がしゃべってから1秒も経たずに相手に届いている感じでした。ほとんど違和感無く会話が進行できます。ただし、少し切れやすいかも。移動していないのに切れてしまうことも。

     また、相手が衛星と言うこともあって、屋外に出ないと通話が出来ません。PHSのようなホームアンテナのようなオプションは考えていないのかと聞いたところ、そんなサービスも考えているとのこと。携帯といえども、屋内使用ができないと最近は意味有りませんよね。。。公衆網の代わりに携帯を自分の電話機にしている人も多いですから。

     天候のことも聞いてみました。雨などで通話ができなくなることは。。。?と聞いたら問題ありませんとのこと。CSの受信状態と比較するの強引ですが、豪雨や雪でも本当につながるのかな?ちょっと疑ってしまうところです。地震には強そうですね。

     音質は確実に同じくデモをしていたcdmaOneよりは高品質でした。相手がPDCでも感じられましたからPHSや公衆ならもっといいかと思います。何しろ相手の声を聞き分けられる。


     今回は、WCDMA、cdmaOne、イリジウムと新しい話題で盛り上がっているCOM Japanでした。


    [欄外]

     MOVAメーカー各社、BYメーカーの多くが既存の携帯電話機やWCDMA、cdma端末の展示を行う中、NECだけは移動体通信の展示が全くありません。なんとも寂しい限りです。確か、移動体通信機器メーカーのはずなのに。


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