水冷プロジェクト始動 

 

はじめに
私は昨年の11月までは、ごく普通のPCユーザーでした。
ディアブロとポストペットを使うくらいでした
インターネットは、趣味に関する情報集めに使ってました
そんな時、たまたまTOMATOさんのオーバークロックサイトへ
白状しますと、女性のサイトと勘違いしまして・・・
それまで使用していた自作1号機K6−233から
セレロン300Aへ移行しました。
とりあえず450MHzの起動に成功して満足でした。
が、DOS/V POWER REPORTなる雑誌の付録CDに
パワレポベンチなるものがありオーバークロックに目覚めました。

何故水冷か
当たりのセレロン300Aを引いていたなら
今の私はなかったと思います。どうしても504MHzで起動したくて
空冷ペルチェへと進みました。年が明けPV500が発売され
少し様子を見たあと購入しました。
空冷ペルチェと云っても特に結露対策をしたわけでもなかったので
ペルチェ素子への電圧は5Vでした
しかし、600MHzでの常用が可能となりました。
冬の寒い朝などは、SoftFSBの使用にて620MHzで
起動できとても満足してました。
最近暖かくなりFRのループ中に30分程でフリーズするようになりまして
本格的に結露対策を行う予定でしたが、どうせならこの際一気に水冷に
挑戦してみようと思った次第です。

パーツ選択
水冷と云う事は当然、水枕が必要になります
アルファ等のヒートシンクを改良して自作するか、それとも市販品を使うか
ペルチェ素子は1枚それとも2枚、どうせならL2も冷やしたいし
考え始めたら夜も眠れません。
翌日アルファ製ヒートシンクの周りをアクリル板で囲み水を流しテスト
いきなり水漏れだぁー
おいおいホントに大丈夫って感じです。
結局、市販のものを購入する事にトホホ・・・
よしここまで来たらもう戻れない、どうせやるなら本格的に・・・
循環させる水も冷却する事に・・・
冷風機をバラして冷却する事に決定
AZ’TECにて温度センサー及びペルチェ素子を購入
水冷ヘッドも購入しようと思いましたが、KENDONさんの水冷ヘッド
のほうが冷えそう。
そんな訳で早速、注文してしまいました
KENDONオリジナルピラミッドバッファ
KENDONマルチペルチェプレートPU・V用
KENDON L2冷却アダプター
KENDON水冷ユニットです。
丁度全部在庫有りで今日5/14発送とのメールが届きました。
早くこないかなぁー
そうそう、ペルチェ用の安定化電源も買わないと
冷却水循環用のポンプとホースも買わないと
うーん、もう一台マシンが組めるくらいお金がかかりますね。

とりあえず目標
使用CPU PV500MHz
FSB133×5で666MHzで常用出来ればいいなぁと
また、スーパーπ104万桁で3分切れればいいなぁと
さてどんな結果になることやら

本日5/16日KENDONさんに注文していた
パーツが届きました。

水冷ユニット、ピラミッドバッファ、L2冷却アダプター、
マルチペルチェプレートです。
今、ペルチェ素子が1枚しかない為、水冷ユニットの水漏れテストを
行いました。結果はOKです。
銅製品は最初ピカピカですが、すぐに酸化してくすんだ色に
そこで、銀メッキを行う事にしました

只今メッキ中・・・
やがてこんな濁った色になりますが
この状態がベストです、メッキ液は調製後一週間ほど寝かせた
ほうがいいみたいですが、待てませんでした
混合したメッキ液の保存はしないで処分して下さい
爆発性の化合物が生成しますので・・・うーんPCの改造から
離れてきた様な気が・・・?

本来、電解メッキならばメッキ層の厚さをコントロールできますが
シアン化合物が必要で・・・売ってくれませんでしたので
無電解メッキです
後日メッキ方法は、別ページに掲載予定です。
銅よりも銀のほうが熱伝導にすぐれてますので
せっかく精度の高い製品にヤスリがけしちゃいました。
KENDONさんごめんなさいm(_ _)m
完成したら写真掲載します。 続く・・・

今、深夜で眠いのですが、メッキが終了したので・・・
メッキ前です。

メッキ後はこんな感じになりました。
コンパウンドで磨くとピカピカになりますが
今回メッキ層が薄いので銅の地肌が出てしまうかも?
ペルチェでの冷却を行う為
メッキ層が厚いと、銅と銀の膨張率の差からメッキ剥がれが
発生するとの考えから薄くしました。

とりあえず磨いてみました

今日5/17は仕事休みでしたので、朝からゴシゴシ磨いて・・・
おっとこんな事してる場合じゃない
冷却水のタンクとして水槽を物色しにペットショップへ
水槽を眺めていると、店員さんが「何かお探しでしょうか?」
いやそのー水槽を・・・
「何をお飼いに?」
あのぉーですねパソコンを冷やして・・・
店員「・・・・」
気まずい雰囲気に、あっ又来ます。
スティングレイなる水槽が、まさに私の為の水槽?
その後ホームセンターでホースを購入
シリコンホースが欲しかったんですが、調べたら内径12ミリのもので
5メートル4万円おいおいうそだろーって感じです。
ホームセンターで水槽購入しようとしたらナイスな物発見
26リッターのクーラーボックスです。
2580円で購入しました

その後冷風機をバラしエバポレーターを投入、1時間ほどで2度まで
下がりました。
クーラーボックスですので容器の外側に結露は見られません
これはいいぞ、水槽よりかなり安く上がりました。
今回あくまでテストですのでクーラントを入れないで
冷やしてみました。
実際の運用では真ん中をアクリル板で仕切り冷却水の量を半分に
したいと思います。

早くペルチェ素子来ないかなぁ
今、持っている安定化電源5Aですので
55Wのペルチェ素子2枚を12Vで使用するのは無理ですので
今週中に15Aの安定化電源の購入を予定しています。 次回へ続く

5/19ペルチェ素子到着
やったーペルチェが来たぞ
そんな訳で今日は、CPUとマザーの防水処理に入りました。
あと結露防止の為のヒーターを購入しないと・・・ぅーん忙しい
水冷に夢中ですっかり忘れてましたけどP3−550が
L2はどこのものが載ってるのかなぁ

さて冷却側と放熱側を間違えないように乾電池で確認
ちなみに写真の面が冷却側です。
今日はこの後冷却水タンクにポンプを組み込みます。
日曜日あたりにペルチェでの冷却試験を予定してます。  次回へ続く

5/22
上のペルチェは防水加工してない為
シリコンシーラントにて防水処理を行いました。
そして安定化電源を買いに無線機屋へ行ってきました。

無線と云えば免許もないのにもっていたりします。
パワーブースター使用で50W
以前、電波監理局よりきつく警告されましたので10年程、波は出してません
最近の無線機はかっこいいですね
アマチュア無線の免許取りますか?
そして万が一の水漏れに備え、お風呂ブザーなるものを購入しました

実は製作キットです
まぁハンダ付け普段からやってないと・・・
私は不器用ですので練習、練習
マザーボードもこれくらい大雑把な基盤だと楽なんですが

そして更なる問題が・・・
私の持ってる温度計マイナス30度なんて測れない(-_-;)

たしか、千石電商のHPにマイナス50度まで測定可能な温度計が
早速購入しましょう。早く来ないかなぁ    
水冷への道のりは長いです。      次回へ続く

5/23
今日は水冷ユニットにペルチェ素子をセット
ポンプにホースを接続し水漏れの最終チェックを行った

ペルチェ電圧12Vにて
この状態でマルチペルチェプレート上の温度は30分でマイナス5度へ
冷却水は2次冷却を行い7度でした
次回からサンペレカを使用してCPUの断熱、防水処理に入ります。
ピラミッドバッファですが
セレロンのコアには丁度いい大きさですが、P3のコアは小さい為
コア部分に銅板を挿入しピラミッドバッファとの接触面を大きくしようと思い
現在製作中です。      次回へ続く

5/27
この所更新してませんでしたが、ここ数日で完成させました
マザーボードは、テープにてマスキングし防水スプレーを

水冷ユニットはウレタン製のスポンジにて断熱処理を行いました

CPUコア周りに銅板を挿入
L2冷却アダプターと、この銅板を削るのに半日がかり
サンドペーパーにて仕上げました。腕か痛い

CPUに合わせてウレタンスポンジを削ってましたが
もう面倒になりまして発泡ウレタンを使用してしまいました
CPUの端子まで埋もれてしまいました
こんなに増えるとは思いませんでした。

後でCPUの取り出しに苦労しそうです
まぁシリコンオイルを塗ってあるのでなんとかなるかな
まぁあまり考えない事にします。

とりあえず装着し電源ON
600MHzは2Vで問題なし
続いて620もOKでした

続いて666MHzへ
L2脇の温度はマイナス2度
コア電圧2.4V I/O電圧3.5Vへ、しかし起動出来ませんでした
L2OFFにて試すと問題有りませんでした

あっさり起動しました。SEC4nsのL2がネックですね
新しいCPUがほしくなりました。
その後、softFSBにてFSB140へ
こちらも問題なし

CPUコアは700MHzでも問題なし
L2の張り替え、うーん危険だ多分壊す?
P3−550にはNEC3.6nsのL2が使われている様なので
こちらがほしい
値段がもう少し安くなったら入手してみたいと思います。
620MHzでスーパーπ104万桁実行してみました

以前の空冷での自己最高記録は3分25秒でしたので
3分14秒は新記録です。
少しずつですが2分台が見えてきました。

現在使用しているマザーP2B−Fですので
後日、AX6B−Rに防水処理を行い
EXcraftさんの渇入れキットでI/O電圧を上げる予定です
本日注文のメールを入れましたが
現在品切れ中ですが予約しておいたので
早くこないかなぁー
たしかP2B−Fも抵抗を可変抵抗に換えてI/O電圧換えられ
ましたよね、そのうちやってみますか

6/7日P3−500壊す?
先日から所有するPCすべてばらしました
ふと気づけば440BXマザーはすでに4枚所有
なぜかってP2B−FのI/O電圧を変えようと・・・
R89の抵抗を探すと・・・うーん場所が狭い
チップ抵抗のセットを購入したのでそのうち交換してみようと
思ってます。
そして先日注文しておいたExcraftさんの
3.3V拡張設定アダプターが到着したのでこちらも
装着しました
P2B−Fの様に3.3Vの電源回路を搭載したマザーには
効果がありませんので購入の際は注意してください
そんな訳で2号機のマザーAX6BC−Rに装着です
そしてセレロンの400MHzをたまたま入手したので
水冷でテストしました
そしてP3−500の破損事件発生!

今回入手のセレロン400MHzです
SL37X 99年6週のものです早速近所の家電店にて
ソケット370のアダプターを購入
そうそう最近近所の家電店、マツモトデンキですが
PCの自作コーナーが出来まして結構自作用パーツがあり
重宝してます。

今回は発泡ウレタンを使用しないでウレタンスポンジを使用しました
結果はマイナス5℃にて100×6の600MHzがOKでした
実はこの後P3−500破損とともにハードディスクがクラッシュしまして
データを失いました
たまたまデジカメで撮影した画像が2枚残っていたのでここに掲載します。

そしてマイナス12℃にて630MHzまで起動確認出来ましたが
すぐにハングアップ、リセット連発です
ちなみにコア電圧2.6V、I/O電圧3.5Vです

手ぶれしててすみません
0℃以下を維持できれば600MHzは2.4Vで起動しましたので
実用可能と判断しテストを終了しました。
そして事件が起きたのです。
部屋が散らかっているので足がもつれてサンペレカにて断熱処理中の
CPUを踏みつけてしまいました。

わーC37のチップコンデンサが無い
部屋の中を探すこと5分取れたチップコンデンサを発見
はんだ付けを行い起動確認一安心でした
しかし550MHzで不安定ですマイナス10℃でFRのループでハングアッ プ
してしまいます。えーん(T_T)
まぁ動いているのでよしとしますか

そしてEXcraftさんの3.3V拡張設定アダプター装着
3.8Vにて、以前の620MHzで起動常用OKとなりました(^o^)
その後4Vに設定しマイナス20℃にて645MHzの起動成功
しかしスーパーπの計算開始とともにハングアップしてしまいます

現在VI/O3.6V コア2.4V 620MHzにて常用中
おいおい以前と変わってないぞー
SEC4nsのL2の限界ですね
多段ペルチェにしてさらに冷やせば645でいけそうですが・・・
もうすぐボーナスだし
P3−550で700オーバーを狙うことにします。

6月16日、P3−550購入  こちらです