Athlon750 

1999年12月18日
アキバにて一部のショップでは、ごく少数のAthlon750が
先週販売されました。
私は出遅れましたが、昨日入手に成功しました。
製造週は、99年49週でした。

AMDK7750MTR52B A 239949026544となってました。

700MHzまでのAthlonは0.25プロセスにて製造されてましたが
今回の750MHzより、Coppermineと同じ0.18へ移行
また、従来のAthlonでは1/2だったL2速度が2/5となりました。
コアサイズですが、ほぼCoppermineと同じです
石割の前に起動確認してみました
使用したマザーは、MS-6167 BIOS Ver1.3にて問題無く起動出来ました。
回収前の初期ロットのマザーなので心配でしたが・・・

写真見にくいので補足しますとコア表記は
K7750CURBBA
90800430499
9947DPBW となっています、コアは47週の様です
L2キャッシュは、海外サイトで見たものには東芝製300MHzが使用されて
ましたが、このAthlonにはモトローラの300MHzが使用されています。
型番はSCM63P636TQ300となっています
モトローラのサイトには、MCM63P636TQ300と云うのがありますが
SCMと云うのはありません、OEMの関係でしょうか?
Athlon700では、350MHzのL2が使用されてましたが・・・
L2を張り替えの誘惑にかられますが、多分壊すでしょう
やめておきます。
CPU全体の画像を見たい方はちょっと重いですが
こちらにアップしました
画像1  129KB
画像2  147KB


では、起動してみます。
MS-6167での起動は確認済みですので
今度はFW-K7VM Rev1.04を使用して見ました
BIOSは、K71007を試しました起動はOKです。
しかしL2が死んでます。
coretest/99を実行したら・・・見事死んでます
MS-6167も起動確認しかしていないので要確認ですね
そういえばBIOS Ver1.5がアップされていたなぁ?
*確認したところMS-6167では1.3で問題なく動いてますが
どうしても最新のBIOSを使用したい方は Happy-CatさんのHP
MS-6167サポートページに
W6167MS V1.5 beta2あります



このままでは、しょうがないので
ASUS K7M用のベータBIOS 1209betaを入れたところ
復活です
こちらのBIOSはASUSのサイト にあります
いずれのBIOSもベータ版ですので
変更なさる方は、自己責任で書き換えて下さい


FW-K7VMもK7Mも同じマザーですからね


H.oda!さん作成のWCPUID Ver2.6dを見てみます。
まずはAthlon700を750MHzにクロックアップしたものです

続いてAthlon750です
Model ID 2 やはり新しいコアになってます


FW-K7VMをセットしたついでに、FSB変更でどこまで行けるか
テストしたところ107MHzまででした。

ここまででした
CPU自体の発熱はAthlon700でもかなり低くなってましたが
Athlon750では更に低くなってます
室温18度にて
ヒートシンクにはBlizzard K7を使用してますが
温度は24度でした

Athlonユーザーの方はすさまじい発熱を体験しているでしょうから
無負荷状態の温度ではと思うかも知れませんが
実は3DMark2000実行直後の温度です

とりあえず本日はこの辺で、明日水冷にてテスト予定です
もう一つAthlonのL2速度の件ですが
Athlon700では1/2、1/3、2/5等の憶測がありましたが
実は今回のAthlon750抵抗の配置がAthlon700と全く同じです
唯一違うのは700に付いていたR102の抵抗が750ではR101付いています。
次回へ続く

水冷でのテストへ