動かしてみよう


やはりアニメーションなら画面を動かしたいという所です。ここではクリップアーティストが採用しているウィンドウズメタファイル(WMF)の威力を使って簡単な動画を作ってみます。
下のようなに背景と自動車の線画を用意してください。この時、既存のファイルでも構いませんがメタファイルにするためベクトライズしてください。
クリップアーティストならカラーのGIF画像でもラスタベクタ変換で簡単にメタファイルが作れます。もちろんクリップアートなどのメタファイルをそのまま使う事もできます。

次に背景と自動車の線画を分けて、ボタンでベクトライズしてください。クリップアーティストでラスター画像を分けるには、範囲指定コマンド(ボタン)とトリミングコマンド(ボタン)の組み合わせが便利です。
この時、クリップアーティストを同時に2つ動かして背景と自動車の画像を分けて編集すると便利です。
なお背景は、下の部分が閉じていませんのでそのままでは、この部分が消えてしまいます。消さないようにするには、まわりを線で囲むか、ベクトライズをメニュのベクトライズコマンドで行って「画面の端を閉じる」オプションを指定してください。
それぞれのファイルに着色してください。

まず背景だけ「名前を付けて保存」でGIFファイルに書き込んでください。アニメーションファイルの指定方法は、一番簡単な方法のページを参考にして下さい。
次に自動車の画像をクリップボードにコピーしてください。自動車の画像のあるクリップアーティストのボタンを押すだけでコピーされます。
こうしておいて背景の方のクリップアーティストのボタンを押して下さい。そうしてマウスを動かすと下のようにコピーした画像の輪郭が背景の画像の上に現れます。

最初の位置が決まったらマウスの左ボタンで背景に画像を重ねて下さい。これで2枚目の画像は完成したのでボタンでGIFファイルに書き込んでください。
次にオプション→画像移動パラメータコマンドで画像移動パラメータダイアログを開いて、「スクロール」「水平方向」「自動書き込み」を指定してください。 「移動量」は一度に動かすドット数です。右から左に動かすのでマイナス値を指定します。

こうしておいてボタンを押せば最初に貼り付けた画像のみが移動します。この時ボタンが押される毎にファイルに次々と画像が書かれていきます。 最後にで終了します。
以上の手順で作ったのが下のGIFファイルです。(インターバルの値50)



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