GPScannerは、インターネットのウェブページの画像画像(JPEG)のGPS情報を検出するソフトウェアです。
 ブログ等に掲載した写真画像にGPS情報が含まれていると第三者に写真を撮った場所が特定される可能性があります。
 このソフトフェアでチェックする事によってインターネットに誤って掲載されたGPS情報付きの写真画像を発見する事ができます。

 本ソフトウェアには、画像ファイルからGPS情報を削除する機能がありますので再度インターネットにアップロードして元の画像ファイルを置き替える事によってGPS情報を削除する事ができます。
 なお階層構造になっているウェブページも4階層までならリンクをたどっていく機能があります。

注意事項
 本プログラムはあくまで自分のブログ等の画像をチェックするために開発されたソフトウェアです。
 不特定多数のインターネット上の画像の位置情報を検出する目的で開発されたソフトウェアではありません。
 その点をご理解の上、本ソフトウェアをご使用してください。

免責事項
 本プログラムで対応していないウェブページがあった場合は本プログラムが異常終了やハングアップする場合があります。
 その際は本プログラムは利用不可という事で了承して頂きます。
 なお本プログラムのご使用にあたって発生した損失や損害に対して株式会社メディアクラフトは一切責任を負いません。

 操作画面

 パラメーター設定

 アプリケーションのインストール

 操作説明動画(Youtube)

 アプリケーション配布サイト(Google Play)

 サプルサイト

 GPScanner for Windows


操作画面

・操作画面




 テキストボックスに検索対象のURLを入力してを押すとGPS画像の検出を開始します。
 本プログラムを起動すると弊社のサンプルサイトのURLが表示されていますのでそのままボタンを押せば画像検索が行えます。
 インターネットサイトから検索する場合は必ず先頭が"http:"または"https:"で始まるURLアドレスを入力してください。
 なおHTMLファイルを直接指定する事もできます。その場合は拡張子に".htm"または".html"を指定してください。

 またJPEG画像を直接指定する事もできます。
 JPEG画像を指定する場合は拡張子に".jpg"または".jpeg"を指定してください。



 検索が終了すると検出されたGPS情報を持つ画像のファイル数が表示されると共にサムネイルの一覧が表示されます。

 「階層検索を行う」をチェックしておくと検索サイトからリンクされているページも検索する事ができます。
 階層のレベルは
パラメーター設定で変更する事ができます。
 なお階層検索を行うと検出に時間がかかります。対象を指定したページだけにしたい場合はこのチェックを外してください。



 階層検索を行う場合、リンクされているサイトにアクセスしようとしてエラーが起こる事があります。
 その場合は上記のダイアログに対して「いいえ」ボタンを押すとそのサイトは無視して検索を続行します。
 「はい」ボタンを押すと検索は終了してその時点までに検出した画像に対して操作する事ができます。
 パラメーター設定でこのダイアログを表示しないように変更する事ができます。

 android端末の戻るボタンを押すと検索を途中で強制終了する事ができます。



 上記のダイアログに対して「はい」ボタンを押すと検索処理は中断されます。
 その場合もその時点までに検出した画像に対して操作する事ができます。
 目的の画像が見つかったり処理に時間がかかりすぎる場合はこのボタンを押して検索を終了させてください。
 なおページの解析途中でボタンが押されても解析処理を続けますのでそのページの解析が終了するまでしばらく待たされる事があります。


・検出画像の操作

 画像サムネイル一覧のタッチして選択するとその画像が下に表示されます。
 表示された画像に対してボタン操作する事ができます。




 GPS情報の緯度と経度によりGoogleMapを使ってその位置を地図で表示します。
 インターネットブラウザでその位置の地図が表示され位置は(マーカー)で表示されます。



 地図の表示倍率は地図上の+-ボタンで変更する事ができます。
 最初の表示倍率はパラメーター設定で変更する事ができます。



 ストリートビューに切替えると撮影地点付近にデータがあれば映像があれば見る事ができます。
 なおGPSの精度誤差により実際の位置よりずれる場合があります。
 パラメーター設定により最初にストリートビューで表示するようにできます。




 画像を掲載しているウェッブページがインターネットブラウザで表示されます。
 ディフォルトで設定されているブラウザが起動されます。




 画像の情報が文字と数字で表示されます。



 GPS情報は緯度経度が60進数表記と10進数表記の両方で表示されます。
 緯度経度と他に撮影地点の高度が表示されます。
 この他にEXIF情報の一部と画像とその画像が掲載されているウェッブページのURLが表示されます。




 一覧に表示されている画像ファイルからGPS情報を削除してその画像ファイルをSDカードのフォルダーに保存します。
 保存した画像をインターネットにアップロードして元の画像ファイルを置き替える事によってGPS情報を消す事ができます。



 上のダイアログに対して「OK」ボタンを押すとGPS情報が削除された画像がフォルダーを指定します。
 保存に成功すると下のダイアログが表示されます。





 テキストボックスに表示されている検索対象のウェッブサイトが表示されます。
 検索サイトの確認ができます。


・メニュー操作

 端末のメニューボタンをタッチすると下のメニューが表示されます。



 android 4.0以降の端末ではタイトルバー右端のメニューアイコンをタッチすると下のメニューが表示されます。





 階層検索などのパラメーターを変更する事ができます。
 パラメーターの詳細については
パラメーター設定を参照してください。




 本ドキュメントが表示されます。
 インターネットの接続を行います。


パラメーター設定

・パラメーター設定


 
メニュー操作を選択するとパラメーター設定画面が表示されます。



 設定したパラメーターはSDカードのgpscanner/gpscanner.datという設定ファイルに書き込まれます。
 そのためこのSDカードにデータを書込めないと書き込めません。


・初期URL

 本プログラムが起動されて最初に表示されるURLを指定します。
 弊社のサンプルサイトが設定されていますのでこのアドレスを変更します。
 自分のブログなど定期的にチェックするURLを指定しておけば毎回URLを入力する必要がありません。



・階層検索

 階層検索でリンクを検索するためのパラメーターを指定します。

 階層検索を行う

 本プログラムを起動した時の画面の「階層検索を行う」チェックの初期状態を設定します。
 初期状態はチェックオンに設定されています。

 階層レベル

 階層検索の際の階層のレベルを指定します。
 階層レベルは1〜4の範囲で指定できます。
 階層レベル1の場合は指定したURLのみの検索となるため階層検索を行わない場合と同じ事になります。
 階層レベルが大きいと検索対象となるウェッブページが階乗的に多くなるため処理に時間がかかります。
 2以上指定して検索する場合は十分に注意して行ってください。
 初期状態は2に設定されています。

 HTMLファイルのみ検索を行う

 リンク検索を行う時にHTMLファイルのみをリンクの対象とします。
 この設定を行うとASPやCGIなどのリンクを検索対象から外すため検索するウェッブページの数を絞り込む事ができます。
 余計なウェッブサイトを検索して処理時間がかかったりアクセスエラーが起こる場合はこの設定を行ってみてください。
 初期状態はチェックオフに設定されています。

 下位のURLのみ検索を行う

 検索対象URLより下位のディレクトリのみを対象とします。
 この設定を行うと外部のリンクに対して検索を行わないのでウェッブページの数を絞り込む事ができます。
 余計なウェッブサイトを検索して処理時間がかかったりアクセスエラーが起こる場合はこの設定を行ってみてください。
 初期状態はチェックオフに設定されています。

 リンクエラーを無視する

 この設定を行うとリンクのアクセスエラーが起こってもエラーダイアログを表示せずそのリンクを無視して検索を続行します。
 検索を途中で止めたくない時はこの設定をしてください。
 初期状態はチェックオフに設定されています。

 セミコロンのチェックを行う

 リンクを解析する時にセミコロン以下をリンクアドレスとします。
 ASPやCGIの引数がセミコロンで区切られている場合は設定で検索します。
 解析中にエラーで表示されたアドレスの先頭にセミコロンが付いてる場合はこの設定をしてください。
 初期状態はチェックオフに設定されています。



・位置表示

 GoogleMapでGPS情報の位置を表示する時のパラメーターを指定します。

 初期ズーム倍率

 GoogleMapの地図表示のズーム倍率を指定します。
 初期ズーム倍率は1〜20の範囲で指定できます。
 数字が大きいほどズーム倍率は高くなってより狭い範囲が表示されます。
 なおズーム倍率はGoogleMapの+−ボタン操作によって変更できます。
 初期状態は10に設定されています。

 ストリートビューで表示する

 位置表示ボタンで表示する場合、GoogleMapのストリートビューで位置を表示します。
 ストリートビューは通常のマップ表示でも表示できますがタッチ操作が必要になるため簡単にストリートビュー画面を表示したい時はこの設定をしてください。

 通常のマップ表示に切り替える場合はブラウザ画面の上部に表示されてる「マップ表示」ボタンをクリックします。
 GPSデータの位置の近辺(50m以内)にストリートビューデータがない場合は通常のマップ表示で表示されます。
 初期状態はチェックオフに設定されています。




アプリケーションのインストール


 本アプリケーションは下記のURLからダウンロードできます。
  
http://www.kumagaya.or.jp/~mcc/android/gpscanner/gpscanner.apk

 また下のQRコードをAndroid端末のコードリーダーで読み込ませてもダウンロードする事ができます。



 ダウンロードしたアプリケーションはインストールする事ができます。
 本アプリケーションをインストールするには次の権限を許可する必要があります。
  ・ストレージ  ・ネットワーク通信
 インストールのやり方は各Android端末の説明書に従ってください。
 またGoogle playの下記のページからもダウンロードできます。
  https://play.google.com/store/apps/details?id=com.mcc.gpscanner