Over Clock Report - SL2W7分解Review -
※CPU破壊を招く恐れあり、自己責任を負えない方は絶対に真似しないように!
Pentium2 266MHz SL2W7、相変わらず533MHz (133x4)ではBIOS設定L2 Enabledのまま、
Windows98が起動しますが、L2OFF状態になってしまいます。(他P2Bでも試しましたが同じ状況)
ところが、リンク先のDOS/V WORLDさん所有のSL2W7は、
同一ロット品でありながら、 L2 EnabledではBIOSすら上がらず、
Disabledにすると何事も無く533MHz起動するそうです。
ますますL2怪現象(自動OFF)の謎が気になり、SL2W7を分解してみました。

--- Review Date '98/09/12 ---

分解フロー
SL2W7ファン装着状態
Pentium2の外装CASEは4隅のピンで圧入固定されており、簡単には外れません。
特に左下1箇所(正面より)はCASE側穴径が小さく圧入ピンが中々抜けません。
    ↓
固定されたCPU基板
外装CASEを外すとCPU基板が露わになり、中央にTAGRAMが見えます。
基板は2本の板バネにてサーマルプレートに固定されています。
    ↓
固定解除CPU基板
CPU基板を固定している板バネを外す際、
周辺のチップ部品等を破壊する可能性があります。
細心の注意が必要です!
    ↓
サーマルプレート
CPU基板を取り除くとサーマルプレートにコア充填のグリスが残ります。
グリスはコアのみでPB-SRAMやTAGRAMには一切無く、
サーマルプレートとも非接触です。
    ↓
サーマルプレートと外装カバー
サーマルプレート下側の圧入ピン4箇所に裏側の端子外装カバーが
はめ込まれており、簡単に外れます。
    ↓
SL2W7 バラバラ
分解完了
左からサーマルプレート、端子外装カバー、外装CASE、CPU基板。

主要部品調査
SL2W7
CPU       80523PX266512PE SL2W7 98310863-0xxx MALAY
CPUコア     L8300459-0653
PB-SRAM    SEC KOREA 829 KM736V604MT-55
TAGRAM    S82459AD L8292558 SL2WF INTEL
コアとPB-SRAM
やはりPB-SRAMはSEC5.5ns、L2ONの500MHz超動作は無理でしょう。
SL2W7と300A
全く関係ありませんが、
Celeron300A(写真右)と並べて記念撮影、人気CPUの顔合わせ(笑)
コアサイズは同じですね。

分解した結果、DOS/V WORLDさん所有のSL2W7と主要部品は同じです。
CPU基板上の全部品を比較検証してないので、なんとも言えませんが謎は深まるばかりです。

533MHz動作L2怪現象(自動OFF)の推測
@L2耐性の個体差による誤動作
AマザーボードP2Bによる固有現象。
B基板上のチップ部品等に仕掛けがある。
さて、どれでしょうか? @が濃厚ですが、Aも絡んでいるようです。

ネット情報では533MHz動作例が少ないようで、この謎は実証されないまま葬られそうですね。


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