STORY (前編)

 物語は少し未来の東京からスタートする。パワードスーツで武装した謎の集団”デモンシード”は強盗などの悪事を重ね、ちまたに混乱を招いていた。これに対して警察は手も足もです、首脳陣は頭を抱えるばかり。そのデモンシードを倒すために組織されたのが、服部課長を始めとする面々の集まりである特殊工作課であった。

 レンタルビデオ屋の2階に特殊工作課は部屋を構える。今日も課員は1階でビデオを借りる。ビデオ屋のデモにはコウガマンが映し出されていた。

 特殊工作課とは名ばかりで、その実は単なる閑職集団。そんな彼等が起死回生を狙ってブチあげた計画、それは対デモンシードのためのヒーローを一般公募するという服部課長が酔った勢いで提案した内容だった。戦闘服もさる研究所のさる博士が設計中という。

 そしてオーディションが盛大に行われた。服部課長の厳しい目が光る・・・。しかし、めぼしい人物はおらず、観客も一人、また一人消えていく。そしてついに観客は誰もいなくなってしまった。オーディションも残り一人。あきらめムードの中、片づけが始まる。その最後の一人が14歳の少女・南風まろんだった。得意の怪力で、みごと当選したのだ。かくして南風まろんのシンドイ戦いが始まろうとしていた。

 早速まろんのレコーディング、トレーニング、写真撮影が始まり、デビューに向けて着々と準備を始める。服部課長は、民間人が同じ被害に遭うなら臭い男の警察官より、可愛いまろんの方がうけがいいと考えたわけだ。

 その頃、宿敵デモンシードはアジトで盗んだ金の山分けをしていた。金はあるときに使う!無駄ずかいこそ快感・・・とうらやましい演説を行っていた。

 ある日、服部課長はついにまろんのデビューを発表した。5月5日池袋デパート、6階の美術館。なんとその時刻がデモンシードの予告があった時間だと言う。そこへ爆弾と共に博士が登場する。まろんの戦闘スーツを持ってきたのだ。早速衣装合わせだとまろんを呼ぶ服部課長。そのちょっと恥ずかしいスーツに戸惑いを見せるまろんだった。

 そしていよいよ予告当日。まろんも登場のセリフ覚えに必死だ。緊張が走る。約束の時間正午ぴったりに、デモンシードは登場した。服部課長は緊張したまろんを励まし送り出す。いよいよまろんとデモンシードの戦いが始まった。

 が、登場のセルフを忘れてしまうまろんに、デモンシードのパワードスーツが襲いかかる。もじもじする手でそれをかるく投げちゃうまろんに、デモンシード軍はショックの嵐だった。やむなく退散をおこなうも、まろんにまとめて外に追い出されるデモンシードだった。

 しかし、そこは美術館。まろんものびのび働いたので・・・・・。特殊工作課の部屋では電話が鳴り響いていた。苦情の電話が延々と鳴り響く・・・。まろんは30億円のデビューを見事果たしたのだった。


私の一言

 本編の特殊工作課があるのは、池袋の雑居ビル。一階はビデオ屋という好条件。ところで、デモンシードの本拠地は江古田周辺ととってもローカル。この物語は徹底して西武線沿線が舞台となっている。

 面白いのは、オープニングの光画戦隊コウガマン。絶対にみんなこれ、アッセンブルルインサート?と疑ってしまうオープニングには完敗!?

 随所に散りばめられたギャグは、ここで読んで貰うよりビデオを見て貰った方がいいな・・・

スタッフ

監督:知吹愛弓
脚本:島田 満
原作・キャラクターデザイン:ゆうきまさみ
メカニックデザイン:出渕 裕
作画監督:杉山東夜美
音楽:田中公平/松宮恭子

制作:スタジオこあ

音楽製作:ワーナー・パイオニア(株)

製作:(株)東北新社

声の出演


南風まろん:笠原弘子



主題歌

「アッセンブルインサート」

作詞・作曲:松宮恭子

編曲:田中公平

歌:笠原弘子

ワーナーパイオニア


エンディングテーマ

「あいつ」

作詞:笠原弘子

作曲:松宮恭子

編曲:田中公平

歌:笠原弘子


挿入歌

「熱風翔女」

作詞・作曲:松宮恭子

編曲:田中公平

歌:笠原弘子

「恋のギャングたち」

作詞:雄鹿美子

作曲・編曲:田中公平

歌:川村万梨阿

「エクセレント・チェンジ!究極戦隊コウガマン」

作詞・作曲:山本正之

編曲:田中公平

歌:山本正之