うる星やつら TV Episode

ここは、第198話から第200話までです!

第198話 「しつこいっちゃ!三人娘の動物大作戦!!」

脚本:曽田博久/絵コンテ・演出:栗山美秀/作画監督:林 隆文/美術監督:新井寅雄
昭和60年9月25日放送

 ご存じ現役スケバンの三人組。宇宙船の中で今日も作戦会議を開いていた。あんなやつらに直接手を下すなどもったいないと熱弁をふるうじんじゃあ。そこで考えたのが動物を使って先輩達をいたぶろうという適材適所動物作戦であった。

 三人がまず向かったのは弁天の所であった。使うはタコ。堂々と家の前で名乗りを上げる三人。もちろん弁天が在宅でないことは確認済みだ。改めて不在であることがわかると、タコの墨で落書きを始めた。そして思う存分落書きが終わり帰ろうとした三人の背後には弁天がいたのだ。三人はあわてて悪いのはタコであると主張するのだが、それが通るはずもなく三人は墨だらけになって帰路につくのであった。

 そして三人が訪れたのはおユキのいる冥王星。ペンギンを見せて参ったかと豪語する三人。ペンギンを凍えさせることができるか!と笑う。おユキは「それは何なの?」と尋ねる。三人はだから凍えさせることなどできないであろうの一点張り。だからそれがどうしたというおユキの不気味に光る目の前に、「だから末永くかわいがってやってくれ」と言うしかないのだった。プレゼントだったのかと納得するおユキであったが。動物の選択に問題のある三人であった。

 一連の話は弁天からラムにも伝わっていた。ラムは二度と悪さできないようにお仕置きだっちゃと言うのであった。

 所変わって友引高校。本日は動物園で美術の課外授業だ。趣旨説明をする温泉と、”私は美術の先生だ”のセリフしか言わない美術教師。課題はダチョウの与太郎の写生であった。与太郎以外の動物を書いても点をやらんという。あたるやメガネ達の品性のかけらもない不細工な与太郎へのコメントに与太郎は怒り、あたる達へ攻撃を行う。かくて写生という名のどうみても体育のような課外授業は始まった。

 茂みの陰からこの様子を見ていた三人は、うまくいけばラムに一泡吹かせられるとほくそ笑むのだった。一方与太郎はというと、じっとすることはまったくなかった。翻弄されるあたる達男子生徒。与太郎の行動力の良さに是非手に入れようと三人も追うのだが、とても体力が付いていかない三人であった。

 そんな中、あたるは面堂は冷ややかにベンチで筆を進めていた。じっとしていない与太郎を写生するのは困難、あほらしいから記憶で絵を描いてしまおうとする彼ら。面倒の絵をのぞき込むあたるやラムは、面堂の絵に記憶違いではないか、似ていないと主張する。その背後に与太郎が。与太郎は面堂の絵を見て、すかさずスケッチブックを奪い自画像を皆に見せる。そこにはりりしい与太郎の姿があった。感心する一同。と、そこへ美術の先生がやってきた。何をしとるのかと叫びながら。すかさず与太郎は身を隠す。

 ちゃんと写生していたと主張するあたる達。与太郎の書いた自画像を証拠として美術の先生に見せる。ほくそ笑む与太郎。しかし美術の先生は怒りだした。与太郎を書けと言ったのにこれは何かと。与太郎はもっとアホ面でこんなに精悍ではないと言い張る。写生画でないと点はやらんとどなる先生に与太郎の強烈な一撃がお見舞いされた。

 しかたなくあたるたち2年4組の面々は与太郎を探すが見つからない。そしてやっと見つけて写生する男子生徒の絵に与太郎は気にくわないと次々に足跡をお見舞いする。しかし、女生徒にはとことんあまい与太郎であった。ラムの似てもにつかない絵に対しても、ラムの笑顔の前には足を振り下ろせない与太郎。そのはけ口は男子生徒に向けられた。そして竜之介の絵にも。与太郎、竜之介、男子生徒それをおいかける女子生徒の追いかけっこはまた始まった。そして動物園の動物たちも巻き込んで。そんな中ダチョウをしとめようと罠をはる三人であったが、捕まるのは動物園の動物の方であった。動物園は大騒ぎ、それは三人の存在を全く無視した中で、付け入る隙を全く与えなかった。

 あと20分というところで先生達がやってきた。あたる達はあんな性悪ダチョウかけないと文句を言うが、先生はなら全員0点だと宣言する。あたる達はみなで一斉に何かを書き始めた。黙って見てろと言うあたる達は全員で書き上げた与太郎を披露した。一枚一枚は単なる色だが、全部組み合わせると不細工な与太郎が完成した。感動した先生は全員に100点を宣言するが、与太郎に足蹴にされる始末であった。そんな先生をほっぽって帰路につくあたる達であった。

 美術の授業のすごさに付いていけない現役スケバンの三人。ラムへの直接アタックを宣言する。用意したのは電食ウナギであった。ラムの電撃もおいしそうに食べてしまう。なすすべもないラム。放電しなければよいというが、そこへ三人のビーム攻撃が炸裂する。ラムの電撃が三人へいく間、ウナギがラムを包み込んだ。今だとばかりに網で生け捕る三人。三人は足蹴にするが、ラムは涼しい顔。そう、三人は周りのウナギを蹴っていた。やっと気づく三人であったが、こんどはラムにはずかしい落書きをしようとしていた。そして書いたのは、ラムを含むウナギの体であった。これらの写真に納める三人に怒ったラムは放電を繰り返しウナギを太らすことで脱出をはかる。そして特大の電撃をお見舞いする。

 やっとの事で逃げ帰った三人は、写真の現像を初めラムの恥ずかしい写真にのみ勝利を信じるのだが、現像してできたのはぼけた写真ばかり。そして最後の一枚はラムとウナギが三人を倒した記念の写真であった。やはり今回も惨敗の現役スケバン達であった。


  動物にもなめられているこいつらって、いったい.....


第199話 「お魚つかみどり!浜茶屋のイケナイ商売」

脚本:土屋斗紀夫/絵コンテ・演出:関田 修/作画監督:澤田正人/美術監督:新井寅雄
昭和60年10月2日放送

 


 コタツ猫にかかっては、うなもん何てことないぜぃ。

第200話 「星に願いを!あたる一家は欲望パニック」

脚本:柳川 茂/絵コンテ・演出:吉永尚之/作画監督:吉永尚之/美術監督:新井寅雄
昭和60年10月16日放送


  諸星家の家族会議を初めて見た気がする。

written by PowerBird