うる星やつら TV Episode
ここは、第153話から第155話までです!
第153話 「燃えよかくし芸!この道一直線」
脚本:曽田博久/絵コンテ・演出:須田裕美子/作画監督:加藤鏡子/美術監督:新井寅雄
昭和59年10月31日放送
校長室では校長が皿回しの芸をやっていた。昔は5枚は行けたと言って。そしてこたつ猫は校長の机から何やら見つけだす・・・。古いチラシ、それは校長の青春の1ページだった・・・・。当時の様子を語る校長、そこには忘れていた女性を思い出させる・・・。
ふと我に返った校長は、こたつ猫の熱いまなざしに目も触れず立ち上がる。そして時間ですと2年4組へ向かうのだった。今日は温泉がいないため隠し芸大会を行うという。審査員は校長とラムの友人。あたるはそれを聞いて帰ろうとするが、面堂に止められてしまう。ラムが連れてきたのは芸一筋という者、あたるはすぐに出ていこうとするが、出口を消されてしまった。一つでも多くの芸がみたいといって・・・。
1番はパーマ、トランプの手品を披露しようとするが手を滑らせてしまう。その途端消されてしまった。芸に失敗すると消されてしまうという。クラスのみんなは逃げようとするが、出口はすべて消されてしまった。こうなったら芸をするしかないのだ。
面堂は釣り鐘を割るがいつもと同じでだめ。猿回しは人間が踊っていないのでだめ。かといって猫や蛇に回されるのもだめ。どんどんと消されていく。やがて女生徒の番になった。おびえる女生徒であったが、芸一筋は女には甘かった。いつのまにかあたるも女装している。
ラムが自星の歌を披露しているとき、消された面堂やメガネ、パーマが現れた。いったいどこに行っていたのか・・・。チビはもう戻りたくないと泣くばかりであった。芸一筋はもう一度ちゃんとやらないと消すという。怯えながらも芸をしようとするが、彼らは空しく消えていくのだった。
そしてあたるも・・・あたるはラムと女装して芸をするが男とばれてやはり・・、しかし、消される前に芸一筋の芸を見せろと懇願する。そんなあたるを迷わず消す芸一筋、これが「かくし芸」と言わんばかりであった。
あたる達が飛ばされたその場所は、舞台の袖・・・そこには面堂やメガネ達が真剣に芸の練習に打ち込んでいる。いったいココは・・・客席を眺めるあたるの目には、客席を埋め尽くさんばかりの芸一筋であった。はたして無事に帰れるのだろうか・・・・
こんな審査員の先生がいたら、吉本の人でもつらいよな?
第154話 「死んだらあかん!了子の特製ワラ人形!!」
脚本:柳川 茂/絵コンテ・演出:鈴木 行/作画監督:土器手司/美術監督:新井寅雄
昭和59年11月14日放送
面堂家、映画(内容はジャスティか?」を見て盛り上がる面堂。そして了子はなにやら怪しい藁人形を作っていた。面堂がひとりで盛り上がっている頃、了子はできた・・とつぶやく。そして面堂の部屋へ。面堂はあわててとりつくろう。了子はなんと呪いの人形を作っていたという。そしてその人形は・・・終太郎だった。人形の動き通りに終太郎は動いてしまう。
了子はなんという威力のある人形を作ってしまったのかと呟く。どうすれば・・・了子はあの方に預かってもらおうと、人形を黒子に託す。黒子はなんとあたるに藁人形を渡すのだった。了子と思って肌身離さず持っていてくれと言って。
翌日、面堂は了子の朝の言葉を思い出していた。人形は安全な場所に保管しましたという言葉を。いったいどこに・・・そのころうたた寝をしていたあたるの胸には藁人形が。そして前屈みになったその時、鉛筆がぐさり・・・倒れ込む面堂だった。
体育の授業では腕立て伏せ、あたるが地面に伏せると、面堂も一緒に地面へ。面堂はあたるを疑い始めるが、人形は見あたらない・・。休み時間、外で野球をするあたる達。面堂は教室で考え込んでいた。その時あたるがヘッドスライディング!教室にいた面堂は・・・次の時間あたるはしのぶにちょっかいをだす。しのぶの平手があたるを襲う。それはなぜか面堂にも。面堂はあたるに危ないことをしないように説得する。もう間違いない、人形はあたるだ。しかも事情を知らずに持っている。
面堂は身を挺してあたるを助け始める。竜之介のパンチ、ラムの電撃、さらには了子の放つあばれ馬、あばれ牛、あばれ象からもあたるを助けるのだった。その姿にただ感動するあたるであった。しかし、面堂も、もう我慢ならんと言い、藁人形を出せとあたるを脅す。
あたるは、わけを言えと詰め寄るが、すかさず黒子が飛び込んであたるに告げる。あたるは、なぜ言ってくれなかったのか・・・といって、早速人形に釘を打ち付けるのだった。
そして翌日、面堂はあたるの呪いの藁人形を手にしていた。二人の人形による戦いが始まった・・・。
了子の藁人形は、ピカイチですね。ほんとによく効く・・・
第155話 「お見合地獄!ヨロイ娘は美女?怪女?」
脚本:柳川 茂/絵コンテ・演出:鈴木 行/作画監督:土器手司/美術監督:新井寅雄
昭和59年11月14日放送
数々の罠の中突き進む甲冑の少女。この少女はいったい・・・
面堂は父に見合いを勧められていた。許嫁になれば、すけべえが出来るぞと言う言葉に面堂はその気になり始める。そんな面堂に了子は黒子に伝言を、ふけつよーとことずける。そしてなぜかあたるもその場にいた。相手は飛麻呂の娘、面堂はいやがるが代わりにあたるがもらうと口を出す。そんな時了子がお兄さまが嫌なら私が飛麻呂様と結婚するという。二人は口をそろえてダメだーっと叫ぶ。
面堂とあたるは、早速飛麻呂の所に妹のことを聞きに行く。しかし、飛麻呂自身も妹がいることなど知らなかったのだ。人の気配にとっさに隠れる3人。そこには家の者と甲冑を着た少女、これが飛麻呂の妹だったのだ。面堂と飛麻呂は甲冑の少女にショックを受け言い争いになる。ただ、あたるは中身を確認しに少女のトレーニングに乱入するのだった。はじめて男を見た飛麻呂の妹。家の者は男と言う生き物がいることを教えるのだが・・・。
いよいよお見合い当日、面堂は甲冑の少女にビビっていた。しかし断りさえすれば・・・と堂々と見合いにのぞもうとする。しかし、周りの様子がおかしい。いつのまにか見合いは結納の場へと変わっていた。慌てて逃げる面堂、そこへあたる、ラム、しのぶが助けに入り、あたるが面堂の身代わりになるのだが簡単に見破られてしまった。
そのお見合いの相手、甲冑の少女明日香は、男、お兄さまという存在を教えられていた。しかし、あまりのあたるのイメージがすさまじく、男には会いたくないといいはる。面堂は縛り上げられ、見合い会場に連れてこられるのだった。そして明日香も甲冑姿のまま檻に入れられて登場する。そこへまたもあたるが乱入、驚いた明日香は檻を突き破って逃げ出す。
追いかけるあたる。ラムもやっと甲冑の中は美人だと気づいたらしい。あたるが明日香に飛びついたとき、ラムの電撃が炸裂した。甲冑がはずれて、生身の明日香が姿を現す。やはり美人であった。いったい見合いはどうなるのか・・・この続きは次回に続くのであった。
でもこんな鎧着てびくともしない子はやっぱり......
written by PowerBird