うる星やつら TV Episode
ここは、第150話から第152話までです!
第150話 「愛のすみかはいずこ?栗子と長十郎」
脚本:柳川 茂/絵コンテ・演出:吉永尚之/作画監督:遠藤裕一/美術監督:新井寅雄
昭和59年9月26日放送
今日は課外授業・・・くらすのみんなは梨もぎ大会だ。食べ放題に元を取れと豪語する温泉だった。そこには部外者であるはずの、こたつ猫やチェリーそしてテンの姿も・・・。あたるはテンをラケットでスコ−ンと空のかなたへ・・・
青空の下、愛を語り合う梨の長十郎と栗の栗子。そこへテンが空のかなたから・・・。テンは栗子をつけたままさらに飛んで行く。長十郎は後を追うとするが木から離れ慣れない。悲しむ長十郎をラムがつかんでもいだ。ラムはこんな大きな梨と言って、あたるに見せようとするが、ナンパしていた姿を見て、思わずその梨を投げつけてしまった。
あたるは倒れたまま身動きしない。ラムは心配になってあたるを気遣うのだが反応がない。面堂やメガネら4人もくる。やっと気づいたあたるは「栗子さんはどこ?」と。ラムは、すかさず「誰だっちゃ」と聞くと「僕の最愛の人だと」答えるあたる。ラムの特大の電撃が光った。
そこへサクラが何事かとやってくる。ラムがあたるに投げた梨を取ろうとするが、梨はあたるの頭から離れない。これは梨つきにあっているという。あたるは梨に乗っ取られているというのだ。
その頃テンは腰に栗を付けたまま、必死に崖をはい上がっていた。栗は必死に長十郎の名を呼ぶ。その声を聞きつけた長十郎のあたるは、一目散に声のする方へ。栗子を呼ぶ声に築いた栗子もテンを乗っ取り声のする方へ。涙を流しながら駆け寄る二人であった。
しかし、あたるとテンの意識も死んではいなかった。言葉とは裏腹に抱き合いつつも炎との格闘が続いていた。ラムは抱き合う二人を見て仲直りと勘違いしていたのだが・・・。あたるの攻撃が続き、その拍子でテンの頭から栗が落ちる。ラムは栗を拾い上げ、その栗を哀れんで自分の頭に付けようと・・・その時、あたるはその栗を奪って逃走してしまった。
あたるは、その栗を早速サクラに。抱き合おうとする二人・・・。しかし、サクラの精神力は強かった。来たのはサクラのパンチだけだった。悲しむ栗子は、その場にいたメガネに乗り移る。抱き合うあたるとメガネ!?そこへラムが・・・・女子ではなく寄りによって男と抱き合うとは・・・ラムの怒りは頂点に達していた。抱き合いながら逃げるあたるとメガネ。しかし、あたるは竜之介を見つけると栗を竜之介に投げつけた。
見事に成功するが、竜之介から来たのはやっぱりパンチ。その拍子で飛んだ栗はこたつ猫へ。こたつ猫の張り手で今度はなんと面堂へ。面堂の真剣を受けつつ長十郎と栗子はこの中に相思相愛の人はいないかと訴える。しかし、サクラはきっぱりと「この中にそんな人間関係など存在しない」と言うのだった。悲しむ長十郎と栗子であったが、ラムが「なんで一つの頭にのらないっちゃ」の言葉に、二人はその手があったと喜ぶのだった。
この時の騒動でテンやメガネが病院送りになる中、栗子と長十郎は今もあたるの頭の上で仲良く暮らしているのだった・・・。
栗子さんと長十郎さんの子どもはなんでしょう?
第151話 「人か鳥か?豪華けんらん正義の味方!」
脚本:井上敏樹/絵コンテ・演出:西村純二/作画監督:林 隆文/美術監督:新井寅雄
昭和59年10月17日放送
宇宙を旅する一人の正義のセールスマンがいた・・・・。
あたるの家では、3人でTVを見ていた。しかし、ふとしたことからテンはあたるの機嫌を損ねる。テンは外へ放り出されるのだった・・・・。テンは「もう少し早く飛べたら・・、もう少しパワーがあったら・・・」と思い悩んでいた。そんなときテンは男が倒れているのを発見する。男はテンに水を要求した。心優しいテンは水を持ってくる。男の名前はスーパーデリシャス遊星ゴールデンスペシャルリザーブゴージャスアフターケアーキッド28号と名乗った。悪の渦巻く暗黒の宇宙の中、神の生んだ正義の味方、私の使命は勇気ある子供達を探し出すことだと告げる。
テンは28号により選ばれた正義の味方としてどんな衝撃も寄せ付けないコスチューム、時速100キロで飛べるマント、腕力の上がるゴールデンバックル、そして正体を隠すマスクを授かる。そして使命を言い渡して28号は去って行くのだった。
試しに飛んでみたテンはその威力に感動する。翌朝早速ランをナンパするあたるに攻撃をしかけるが、簡単に撃退されるのだった。しかし、ランはそのテンのコスチュームを見逃さなかった。あれは、ゴールデンデリシャス・・・・
テンは腕力が上がっていないと悩む。そこへ28号がやってくる。そして背中のリザーブボタンを押さないとパワーは出ないと告げるのだった。
学校ではランがラムにあいつが地球に来ていることを告げていた。ラムも捕まえてやると闘志を燃やす。いったい何が過去にあったのか・・・。
テンは再びあたるに向かって・・・しかし、今度は背中に手が届かない。またまた敗退。28号は今度はゴージャスマジックハンドという馬子の手を渡すが、これもスイッチがわからずだめ。そして今度はバックミラーを。しかし、これもボタンが稼働せずだめ。何をやってもだめなテンに、リードオイルというろうそくを渡しながら勇気づける。テンのどうせなら一度にくれという要求にたいし28号はアフターケアホイッスルという笛を渡す。これを吹けばいつでも登場するというのだ。勇気づくテンに28号も満足そうであった。
が、そこへラムが登場した。ラムはアフターケアキッドを探していたのだ。ラムとランも幼少の時アフターケアキッドを助け、正義の味方になった。しかし、それは子供を狙った悪質な訪問販売だったのだ。後からは大きな金額の請求書が届く仕組みになっていた。それでひどい目にラム達は会っていたのだった。
28号はラムの言葉に、君の担当は私ではなく、3号か5号だと弁解するがラムにとっては誰でも同じアフターケアキッドだ。ならばテンの装備はタダなのかと問いただす。28号は装備はタダだが、それを使うには1日1回の充電が必要。今なら充電器を1割引で売ることが出来るという言葉に怒りは爆発した・・・・。
ボロボロになったアフターケアキッドは正義の子供を捜して宇宙に去って行くのだった・・・。
子どもをだますなんて、ひどいぞ!テンちゃんがかわいそうやないけ。でもテンちゃん、使用目的がちょっと.....
第152話 「先輩をやっつけろ!ご存知三人娘の逆襲」
脚本:土屋斗紀夫/絵コンテ・演出:鹿島典夫/作画監督:土器手司/美術監督:新井寅雄
昭和59年10月24日放送
また思い出してしまった・・・。三人娘の叫びがこだまする。
「とうわけでわかったか」と切り出すしゅがあ。二人は何がなんだかわからない。説明を始めるしゅがあであった。
我々は手始めに弁天先輩をやっつけに行った。正々堂々とバイクに罠をしかけどかんといくはずだった。しかし、弁天はその日に限ってバイクは使わず徒歩ででかける。バイクを使うように運んでやろうとしてドカン・・・。次に寝ている隙に襲うつもりが、騒ぎすぎてドカン。
こんな寝起きの悪い女は願い下げとばかりに、今度はおユキの所へ。落とし穴を掘っておユキに罠を仕掛け、上のつららを落下させようとたくらむ。が、いざ時間になったとき、靴が凍り付いて逃げられない。おユキとばったり出くわす。上でスタンバイしていたじんじゃあは、時間になったのでつららを爆破。下のじんじゃあと、ぺっぱあはあわやつららの餌食になるところだった。成功したと思ってじんじゃあが下を見たらおユキが・・・見事な作戦失敗であった。そこで三人はどうどうと決闘を挑むが、おユキは謝った後に三人を凍り漬けにして異次元トンネルに捨ててしまうのだった。
というわけで、次に狙うはラムだ。というわけにつなげるじんじゃあだった。二人はようやく、というわけの意味を理解した。一人を倒せば、三人倒すも同じと意気投合する三人娘だった。
その頃地球では、ラムの電撃が飛んでいた。あたるはラムが怒りっほいのを直すべきだと主張していた。三日間、俺の前で怒らなければデートしてやるともちかける。ラムは三日間浮気のしほうだい・・・でもその条件のったという。その代わりすっぽかしたら三日分の電撃を覚悟するっちゃと脅すのだった。
翌日、あたるはラムの見ている前でナンパしまくっていた。その頃校庭の片隅には三人娘が・・・いかにラムをおびき出すかもめていた。そんなとき、ラムがやってくる。ラムはあたるが自分の目も前でわざとナンパして怒らせようとしていて頭に来ていた。しゅがあは、変色してラムをくびり殺そうと近寄る。ラムはそんなこととも知らずにあたるが見ていなければ、と特大の電撃を発散する。しゅがあは、不幸な被害者となってしまった。
電撃をなんとかしようと三人は、黒いゴムがっぱを調達する。そして下校するラムとあたるがやってくるのを見つけて電柱でゴミのフリをする。あたるは相変わらずだった。ラムはたまりかねて電撃を発散する。ちょうど三人のいる場所で。三人は電撃の難は逃れたが、電柱の難は逃れられなかった。
翌日もあたるのナンパは続く。体育館裏で作戦を練るじんじゃあ。しかし、ラムはまだ怒っていた。じんじゃあの作戦はラムの怒りの前にはむなしく散っていった。そしてぺっぱあも。ラムはあたるの見ていないところで怒りを発散し、いやま友引町内はがれきの山と化していくのだった。
そして約束の日が過ぎラムはあたるにデートを迫る。あたるは見事に忘れていた。ラムはあたるを強引に連れ出すのだった。しかし、行く手には三人娘が。「今までよくも・・」と復讐を果たす三人娘。しかし、ラムにとっては何のことだか・・。それよりも大事なのはあたるとのデートだった。ラムは三人娘の言葉も聞かずに怒って電撃で蹴散らし、あたるとデートに行くのだった。後に残った三人は、あんな怒りっぽい女には、絶対にならんぞと誓うのだった。
またまた、三人娘。こりもしないで登場。
written by PowerBird