うる星やつら TV Episode

ここは、第147話から第149話までです!

第147話 「怪談!カラーンコローン女子寮!!」

脚本:まるおけいこ/絵コンテ・演出:鈴木 行/作画監督:森山ゆうじ/美術監督:新井寅雄
昭和59年8月29日放送

 今から300年前、江戸は根津というところに、萩原新三郎という偏差値は70という青年が住んでいた。ふとしたことからおつゆという女性と出会い、夜な夜な仰せを重ねる。なにぶん男女のことは噂になりやすいので、二人が会うのはいつも深夜。草木も眠る丑三つ時、おつゆを待つ新三郎・・・。お静の下駄の音がする。そしてボタン灯籠の日が近づいてくる。

 新三郎は、日に日にやつれ、目はうつろになってゆく。ある日心配した隣の男が、そっと新三郎の家に忍び込み、覗いてみるとそこには骸骨が・・・・。それを聞いた新三郎は、僧を呼び、家に魔除けの札を貼り、1月部屋に閉じこもれば霊の取り付きも離れる事を聞く。それでもおつゆは毎夜毎夜やってきてお札をはがしてくれるよう懇願する。そしてついに1ヶ月目の夜、鳥の声に夜が明けたと思い戸を開けた新三郎。しかし外はまだ闇だった。そこにはボタン灯籠が・・・・・

 ギャーというテンの叫び声。それはあたるが怪談をテンに話していたのだった。あたるはジュースを買いに外へ出る。ラムも今の話に心配して声をかけるが、あたるは今のは単なる話・・といって外に出ていくのだった。

 しかし自販機の前でジュースを飲むあたるに下駄の音が鳴り響く。そしてボタン灯籠が・・・まさか本当に幽霊が・・・・。

 ラムがあたるを探しにやってくるが、自販機の前には缶とサンダルが残っているだけだった。慌てて街中あたるを探すのだが・・・。朝、へとへとになって帰ってきたラム。しかし、あたるはすでに家に戻っていたのだった。やつれた顔で・・・。

 その晩、あたるの首に縄を掛けるラム、勝手に出て行けないようにするのだが・・・。やがて下駄の音が鳴り響く。ぎくりとするラムとテン。やがてボタン灯籠が・・・・。あたるは吸い寄せられていく。ラムとテンは気を失うのだった。

 次の日、ラムはあたるをロープで縛る。いざとなったらあたるごと電撃だ。と思っていたら電撃を浴びたのはテンだった。あたるはまたしてもボタン灯籠の手に。

 次の日は、チェリーに応援を頼む。しかし、またもやあたるはボタン灯籠の手に。ラムはあたるを探すのだが・・・・。一連の行動は面堂も察知していた。人工衛星を駆使してあたるの行方をおうのだが、いつもまかれてしまう。何とかラムに食い入るためあたるの行動を監視している面堂だった。

 ある日あたるの見舞いに行く面堂。そこで見たあたるの額には「好き」「愛してる」の文字が・・・。面堂はラムよりも早くにあたるに問いただすが、あたるは「パラダイス」と答えるだけ。面堂は、あたるだけ・・・許せんと心に叫ぶ。

 その晩、面堂、ラム、テン、チェリーの4人はあたるを見張り、後を付けようとしていた。そして下駄の音が・・・。4人はあたるの後を追う。ついたそこは、なんと了子の中学の女子寮だった。あたるを追って中へはいると、チェリーが、ラムが、テンが次々と罠にはまってゆく。そして面堂までもが。

 あたるは講堂で女子学生を追いかけていた。壇上には了子。了子はあたるに催眠術をかけ、犬になるように命令していた。犬になったあたるは、女子学生に大受けだ。

 そこへとらわれの4人が迎えられる。面堂は事情を聞き、了子に催眠術など出来ぬと豪語する。了子は面堂にとびとかげになれと命令するのだが・・・・事態は何も変わらなかった。チェリーが催眠術に使ったお香の内容を尋ねると、1品足りないことが判明する。あたるは催眠術がかかったフリをしていて、遊んでいたのだ。了子はだまされていたのだった。

 そしてあたるの行動に、ただあきれるチェリーとラムであったのだが・・・・・。


  ひぇぇぇぇぇぇぇぇ!


第148話 「プール妖怪!許されぬ恋に燃えて!!」

脚本:土屋斗紀夫/絵コンテ・演出:向後知一/作画監督:加藤鏡子/美術監督:新井寅雄
昭和59年9月12日放送

 ここは面堂マリンパーク、満ち足りた日差しの中に巨大プール、水族館、その他・・・・・ホテルの下にはバハマの海岸から取り寄せた海岸が2キロ、沖の島には遊園地。その夢の楽園にラムとしのぶだけを呼んだはずなのに・・・そこにはあたるとテンがいた。頭を抱える面堂。そんなテンはラムの水泳の特訓から見を隠そうとしているのだった。

 そこへラムとしのぶがやってくる。しのぶは面堂にサーフィンの教えをこいに、ラムはテンを泳ぎの特訓をすると探しに来たのだった。あたるはテンを差し出すのだが・・・。

 プールではホテルの客が楽しそうに泳いでいる。それを楽しそうに水族館の窓から覗くプール妖怪がいた。あたるはラムの後をついていった。ラムは今日のテンの特訓マシーンを説明する。これをつけて、テンを泳がせようと言うのだ。マシンをつけようとするラム、逃げるテン、押さえつけるあたる。しかし、マシンはあたるに取り付けられてしまった。作動するマシン・・・。

 その楽しい様子を眺める妖怪。ただ、ため息をつく・・・。あたるに付けられたマシンは、200メートル泳げば解除されると言うが、あたるは女の子を誘って鬼ごっこしようとする。そして距離をかせごうというのだ。ラムは怒って電撃を浴びせる。そんな様子も羨ましく見る妖怪だった。

 あたるが女の子を追って、プールから上がろうとしてもマシンはそれを許さない。喜ぶラムであったが、そんなときこたつ猫がはずれたブラを引っかけて泳ぎ去ってゆく。(なんとプールには校長先生とこたつ猫も泳ぎに来ていた)そこへあたるがデートをネタに、ブラを追う。やがてブラはテンへ、ラムへ・・・あたるは追う。いつのまにか200メートルのカウントダウンも始まる。そして達成!とともに爆発!!焦げるあたるだった。

 その夜、面堂はラムとしのぶ、そしてあたるをマリンパーク内の水族館に案内していた。とある水槽を見た途端、一同はびっくり、なんといつかの妖怪が住み着いていたのだ。中へどーぞと誘う妖怪。一同は水の中に。そして妖怪がなぜココにいるかわけを話そうとしたとき、ラム以外の3人の息は限界に来ていた。妖怪は話を聞いてくれと、面堂とあたるの足を離さない。

 妖怪はなんと、ふぐのミミコさんに恋をしてしまったという。しかし飼い主の両親が飼うことを許してくれなかったため、仕方なくココにの残ったのだという。元気なラムがそれを聞いてやっていた。ラムは酸素ドロップを舐めていたのだ。死にそうなあたる達3人はようやくドロップを貰っておちつくのだった。落ち着いたところで、あたる達は、ふぐに恋して一緒になれたんだから、何も問題ないだろうと言う一同。しかし、そこに鮫のジョーズ3世が・・・

 ジョーズ3世のヒレにはふぐのミミコさんが。なんと、妖怪の恋敵だという。妖怪は例の調子で、ぐちぐちと4人に助けを求める。

 しかたなく、ラムとしのぶがジョーズ3世のおとりになり、ミミコの気持ちを確かめようとするあたると面堂。その作戦は見事成功する。ミミコさんの前にプール妖怪を会わせる。

 そんなとき、飼い主の少年が水族館に向かっていた。ミミコを迎えた妖怪は、さらに鮫を退治してくれと、遠回しにいう。そんなとき、逆にジョーズ3世が面堂達を挑発してきた。鮫と二人の戦いが始まる。

 そこへ少年が妖怪に、「ふぐも飼っていいって」と伝えにくる。喜ぶ妖怪。妖怪は少年の所へ、恋するミミコとともに。あたる達の戦いをよそに家路につくプール妖怪だった。あたる達と鮫の戦いはまだ続いているのだが・・・・。


  水の中でバナナ饅頭ってうまいのか?

第149話 「ランちゃんパニック友引町に明日はない」

脚本:浅野佑美/絵コンテ:高橋資祐/演出:鈴木 行/作画監督:山本直子/美術監督:新井寅雄
昭和59年9月19日放送

 パイプをくわえるこたつ猫。ふと外を見やる・・・・。その星の中、亜空間のとある店でランは買い物をしていた。星のかけらを買いに。ランはそこで超新星の青いかけらを購入する。

 早朝、ランは友引町に戻る。道でつまづくラン、それを受け止めるこたつ猫。ランは笑顔でこたつ猫に別れを告げた。後には、あの青いかけら・・・・。とりあえず、口にふくんでみるのだが・・・。

 朝の登校、ランはラムを呼び止める。いーもの見せたるでぃと。小さな袋を取り出して、超新星のかけらをペンダントにして、レイさんにプレゼントしてあげるんだと嬉しそうに言うラン。ラムはただ疲れるだけだった。

 こたつ猫はランに会いに学校に来ていた。しかし、校長に呼び止められ、校長室でお茶を貰う。その頃ランは、小さな袋を取り出して、その底に穴が空いているのを見つける。慌ててラムの教室へ、向かうラン。ラムを追いつめる、どこへ隠したのかと。

 あたるは温泉を倒し、ランを外へ連れ出しわけを聞く。ラムもあたるの後を追う。メガネら4人はラムの無実をはらすべく出動した。そして面堂も黒メガネ部隊を出動させる。しのぶはひとり今日の授業もつぶれたわね・・・とつぶやく。

 メガネ達は、ランのクラスに行き「爆弾がしかけられた」といい、クラスのみんなを外へ。爆弾騒ぎで学校中が大騒ぎになる。そんな中、こたつ猫は廊下を歩く。

 学校のベランダであたるはランからわけを聞く。なくしたのは星のかけらだという。あたるとラムは早速ランのなくした星のかけらを探し始める。そこでラムが尋ねた。ちゃんとシールドしたのかと。ランは軽く「まだよ」と答える。ランは慌てだした。シールドしないまま空気に触れたら夕方までには超新星は爆発してしまうというのだ。友引町などは跡形もなく吹き飛んでしまうという。

 面堂は、星のかけらを宝石と思いこみ、黒メガネに指示を出す。その頃こたつ猫はあたるの家に来ていた。それをテンが出迎える。しばらくテンが話をしていたが、テンが台所に行っている間にこたつ猫はいなくなっていた。

 そのころ、らちの明かないあたる達は警察に救援をたのむ。しかし、そこにいた近所のおばさんは、あたるが友引町を脅迫し、要求が聞き入れなければ爆破すると言っていると吹いて回る。友引町はたちまちパニックになった。町の人はあたるを見つけると、一斉に追いかけ出した。

 その頃、こたつ猫はまだランを探して友引町をさまよっていた。やがて日が暮れる・・・。夕方の河原、あたるは逃げるのに、街の人々は追いかけるのに疲れ果てていた。あたるは、結局あれは・・・・ラムは考えたくないと言うのだった。

 そこへこたつ猫が川を渡ってやってくる。ランの所へまっすぐと。そしてランの手を取るこたつ猫。そして青いかけらを差し出す。こたつ猫は、星のかけらをずっと口の中に持っていたのだった。それで爆発が起こらなかったのだ。ランはとっても喜び、早速レイに会いに行こうと飛んでいく。ラムもあきれるばかりで後に残るこたつ猫だったが、その夜、こたつ猫はランの笑顔を夢見るのだった。


  ランちゃん過激ぃ!

written by PowerBird