うる星やつら TV Episode

ここは、第141話から第143話までです!

第141話 「堂々完成!これがラムちゃんの青春映画」

脚本:浅野佑美・管 良幸/絵コンテ・演出:西村純二/作画監督:遠藤裕一/美術監督:新井寅雄
昭和59年7月11日放送

 空港のロビー、一人歩くラム。その頃あたるは空港に到着し、ラムを追う。そしてラムを捕まえ「話し合おう」と。「いくな」というあたるの腹にラムはナイフを突き立てた。「カーット!!」とメガネの声が。4人とあたる、面堂は一目散に空港を後にする。

 ある日の放課後、メガネは3人を集めて、自主映画をとることを宣言していた。そしてあたるやしのぶ、面堂にうまいことを言って出演依頼をしていたのだった。映画の内容はまるであたるとラムの関係、そして最後にヒロインは男を捨てて去っていくというものだった。

 撮影は進む。ラムといっしょのあたる。あたるはしのぶに目が映る。怒ったラムは電撃を浴びせる・・・・。その周りをちょろちょろする面堂であった。

 さすがに自分のアップがないと面堂が文句を言い始める。そこはメガネがなんとか言いくるめるが、あたるにもハーレムのシーンは無いと伝えるメガネ。あたるは怒って話が違うとラムといちゃついてみせるのだった。

 翌日メガネはあたるに地雷原を歩くシーン、機関銃の雨の中を進むシーン、ビルから飛び降りるシーンを強要する。あたるはハーレムのためならと喜んでこなすのだが・・。過酷なシーンが続くのだった。

 撮影を始めて半月。さすがに資金も底をつき始めたとき、メガネはハーレムもカットして面堂に火薬の外に金も出させることを提案する。ひとりあたるだけが拒みなんとかするというのだが・・・。

 その晩あたるは、ラムにうち明けた。「金が必要だ、脱いでくれ」と。ラムの返事は・・・特大の電撃だった。

 メガネの申し出に面堂は快く承諾した。金は出すが口も出すと。そしてラムとの共演のため、ヒロインが別の男と恋をすると言うシーンを付け加える。別の男の役、それが面堂だった。

 面堂とラム、そして捨てられるあたる。撮影は続く・・・。そしていよいよラッシュの上映までこぎ着けた。

 意気揚々と上映を始めるメガネ。ラム、面堂、しのぶも楽しみに待つ。そして内容は・・・・ラムのシーンばかり集めた集大成だった。あたる、面堂、しのぶの顔がだんだん・・・・・いったい、この映画は何なんだとメガネに詰め寄る3人。メガネはラムさんこの我が青春、これが俺の青春何だーっ!と叫ぶのだった。


  ラムちゃんのいっぱい詰まった青春映画ですね。


第142話 「妖怪退散!艶姿サクラのおはらい!!」

脚本:土屋斗紀夫/絵コンテ・演出:吉永尚之/作画監督:森山ゆうじ/美術監督:新井寅雄
昭和59年7月18日放送

 朝、お払いをするチェリー。一方サクラは、誰もいなくなったのを見計らって校舎に入る。授業中でもそれを見逃さないあたるであった。しかし、あたるが見たものは・・・

 あたるは気になり、保健室に行くと言い出す。しかし、温泉が簡単に許すはずもないが、面堂とラムが付き添うことになった。しかし、面堂やあたるが保健室で見たものは・・・・妖怪の集団だった。面堂は思わず気絶する。が、無意識に教室に戻っていく。教室では、みなが心配するが面堂は保健室に行こうとしない。メガネ達4人がしかたなく、面堂を保健室に無理矢理連れていくのだった。

 一方あたるは、サクラにわけを聞いていた。お払い棒のお払いをしているたあめ、このような有様になっているという。この妖怪達もサクラのファンだった。サクラの艶姿に・・・ゴックンと唾を飲む妖怪とあたるだった。あたるはふと保健室を出ていった。途中面堂ら5人とすれ違う。校外へ向かうあたるだった。そして背後からは5人の悲鳴が。あたるはついてきたラムに、サクラのめんどうを見るように言い聞かす。

 あたるは払い棒を入手しに走った。途中テンと虎じまの戦いに巻き込まれながらもチェリーのいる原っぱに。そしてまんまと払い棒を入手した。チェリーはと言えば、払い棒ばかりか、いっしょにお払いをしていた御神酒徳利までもが無くなっていることに愕然としていた。その徳利はテンが虎じまに縛り付けられていた。

 保健室のラムはあたるを探しに出る。そして徳利をくくりつけられたテンを発見する。入れ違いにあたるはサクラの元に戻ってきた。払い棒とともに。しかし、あたるは簡単に払い棒を渡そうとはしない。サクラとのデートを要求した。強引に奪おうとしたサクラを妖怪達が妨害する。いつしかあたる妖怪連合と面堂メガネ連合の戦いが始まろうとしていたその時、チェリーが登場、事態を収拾した。そして御神酒徳利の所在を問うが、知る者は誰もいない。

 その頃ラムとテンは徳利を見ていた。これは何・・・途端徳利がしゃべりだした。ラムは蓋を開けようとするがあかない。

 チェリーは御神酒徳利の由来を話して聞かせていた。今から200年前、妖怪が町人の酒を盗んで困らせていた。チェリーの先祖がこの妖怪を徳利に封じ込めた。今日、妖怪が改心したかテストをする日だったという。

 そんなことも知らず、ラムは徳利を割ろうと空に上がり、落とそうとしていた。今まさに温泉と酒盛りを始めようとしていた藤波家の上から・・・。天井をぶち抜いた徳利は見事に割れ、喜ぶラムとテン。そして中から妖怪が。そして眼前の酒をあおろうとしたが、竜之介の父の鋭い一撃が、そして温泉が続く。そんな中サクラとあたる達が、竜之介の家にやってきた。

 ラム達に妖怪絵図を見せ、この妖怪がいるか、そして徳利の所在を問うチェリーとサクラ。ラムとテンはそっぽ向いて「しらないっちゃ」というだけだが、払い棒は・・・・。まずいとふんだ妖怪が隠れて逃げようとするが、竜之介の父が勝負はまだじゃと言って逃がさない。そして一升瓶を妖怪の口に。妖怪はみるみる変化してサクラが示した妖怪絵図通りの妖怪に化けた。しかしそんなことで負ける竜之介の父ではない。温泉も続く。

 サクラはここぞとばかりに、3人と周りの妖怪ごと葬り去るのであった。そしてサクラの周囲にいた妖怪はあたるをも連れ去ってしまう。後に残るはサクラとラム、そして竜之介にチェリー・・・。ラムはあたるがいなくなってサクラに問いつめるのだが・・・。

 その晩諸星家は、大変にぎわっていた。あたるにサクラの周囲にいた妖怪、そして酒飲み妖怪と竜之介の父に温泉らとともに・・・・。


 そうか、さくらさんには酒を飲ませればいいのか......。これは原作のお話。

第143話 「原生動物の逆襲!プールサイドは大騒ぎ」

脚本:井上敏樹/絵コンテ・演出:鈴木 行/作画監督:林 隆文/美術監督:新井寅雄
昭和59年7月25日放送


  こんなんなって襲撃されたら、こらかなわん!!

written by PowerBird