うる星やつら TV Episode

ここは、第16話から第20話までです!

第16話 「ハチャメチャ恐竜時代」

脚本:山本 優/絵コンテ・演出:早川啓二/作画監督:遠藤麻未/美術監督:中村光毅、今村立夫
昭和56年12月9日放送

 あたるは、友引高校の飛行倶楽部から借りてきたプロペラのグライダーを庭で離陸させていた。それを追うラムとテン。空中ではあたるとテンの追いかけっこが始まっていた。そこへ恐竜グライダーに乗った金太郎が現れる。

 今度は金太郎・テン連合とあたるの追いかけっこだ。しかし、まともに事ははこぶはずもなく、両者は大爆発の中、恐竜時代に飛ばされてしまった。

 恐竜グライダーには三人の姿、テンがいない。テンを探しに行くラムと金太郎。残されたあたるは恐竜に追いかけられていた・・・・

 ラムがテンと思い拾い上げたそれは、恐竜の卵であった。卵からは子供の恐竜がかえりラムを母親と思いこんでしまった。そのころテンはその親に卵と間違われて暖められる。そこへラムが現れ、本当の子供を差し出されても信じようとしない。複雑な親子関係ができてしまった。

 一方あたるは、雌の恐竜に求愛されて逃げ回っていた。ラム達は複雑な親子関係でどうすることもできない。そのうちにあたるは、その他大勢の恐竜を連れて戻ってくる・・・・ついに大パニックに陥るが、その反動で元の世界に戻ることができた。恐竜達と共に・・・・


 原作では金太郎のグライダーも追いかけられていたんですが、TVの方ではそこまで書く時間が無かったようで・・・

第17話 「眠れる美女クラマ姫」

脚本:中原 朗/絵コンテ・演出:早川啓二/作画監督:遠藤麻未/美術監督:中村光毅、今村立夫
昭和56年12月16日放送

 メガネら4人としのぶ、あたるは星を見に来ていた。そこへ流れ星。星に願いをかける6人。しかし、流れ星はだんたんとこちらに近づいて・・・・落下した。この影響でラムも落ちてくる。カラス天狗と共に。カラス天狗はおもむろに「美男子・・・婿殿発見」という連絡をした途端、あたるは一陣の風に連れ去られてしまった。

 そこはカラス天狗のいる宇宙船、なんとあたるは一夜のちぎりのため呼び寄せられたのだと言う。しかし、発見したカラス以外は、若干の不安を覚えながらも「早くかえりたい・・・」ということで姫に会わせてしまう。そして目覚めの口づけをしてしまうあたる・・・。

 当然のことながら、異を唱える姫クラマ。そこへラムがあたるを取り返しに参上した。この光景を見たクラマは、あたるの横取りを決意する。

 次の日、クラマは自分にふさわしい男にすべく、あたるを連れ出す。そして修行の場へ。しかし、当然ながら一向に効果を上げないあたる。そこでクラマはあたるの精神構造を覗いてみると・・・あたるは女の事しか考えていなかった。

 そこでカルマ光線を照射し、あたるに女のエキスを注入しようとするクラマ。それを止めようとするラム。結局最大レベルであたるに注入してしまうことになるのだが・・・・女言葉になる気持ち悪いあたる、でも行動は・・・・・・

第18話 「アスレチック女地獄!」

脚本:中原 朗/絵コンテ・演出:こはなわ ためお/作画監督:谷田部雄次/美術監督:中村光毅、今村立夫
昭和56年12月16日放送

 そこは友引町の駅、ラムとチェリーは変装してあたるを張っていた。電車に乗るあたる、着いたところは、とある畑の真ん中の給水塔の中であった。

 中ではクラマがあたるの家庭教師をしていた。その様子をのぞき込むラムとチェリー。しかし、すぐクラマにばれることとなった。四人はお茶をすすりながら、あたるの身の上を案じて・・・・(以下略)

 その夜、カラス天狗があたるの家へ明日の塾の通知を持ってやってくる。それを奪い取るラム。しかし、その内容はあたるには理解できる物ではなかった。次の日掃除当番を捕まるあたる。クラマの所に通っていることはしのぶにもばれていた。

 なんとか、クラマの所へ行こうとするあたる。ラムはあたるをUFOへ引き込もうとするが、クラマの邪魔に合い、あたるは奇妙な扉の向こうへ連れ去られてしまった。

 扉の向こうは「精神アスレチックランド」という。あたるを女嫌いにさせると言うのだ。中に入ったあたるは・・・・今まで会ったことのある女達にどつきまわされ泣いていた・・・・。(あのあたるでも、泣いている・・・)

 扉から出して貰ったあたる。すでに女性恐怖症になっており、そこにいたラムやしのぶに怯えている。しかし二人は「あれは夢だったのよ」の言葉に励まされ、現実の女性のすばらしさを再認識するのであった・・・。

第19話/第20話 「ときめきの聖夜 (前編)(後編)」

脚本:山本 優/絵コンテ・演出:押井 守/作画監督:遠藤麻未/美術監督:中村光毅、今村立夫
昭和56年12月23日

 それはクリスマスイヴの前日、あたるとラム、テンはデパートの屋上に来ていた。そこへメガネら4人が現れる。女子高生にスカートめくりを披露するあたる、ラムの電撃が飛ぶと思いきや、今日のラムはちょっと様子が違った。

 ラムとテンを家へ返そうとするあたる。妙に心配するラム。今日のラムは何か違う・・・。

 あたるの傲慢な態度にメガネらの怒りは爆発する。しかし、その怒りは食欲に向けられていた。そして偽レターを使った作戦を思い立つ。名付けて「ラブレター作戦」であった。

 早速手紙を届けに行くメガネ達。喜ぶあたる、あたるは早速話に乗ってきた。当然その後電撃を浴びることになるのだが・・・。部屋で必死に説得するラム。しかし、あたるの意志はかわらない。泣いて懇願するラムであったが、あたるは頑としてその意志を変えることはなかった。そして特大の電撃が5人を襲う。UFOへ飛び立つラムであった。

 ラムはラブレターの主のことを考えていた。いったいどんな女なのだろうか・・・

 その頃メガネ達は、事がうまく運んでいることに乾杯をして喜んでいた。そして次なる作戦はラブレターの主、くみのおとこをでっち上げることだった。

 次の日、仏滅女学院の女子を前に、作戦の協力を依頼するメガネ、さらにレスリング部の部長、新聞部の部長らを仲間に引き入れ、あたるの決定的瞬間に備えていた。そして直ちに作戦が開始される。

 クリスマスイヴ一色の友引町、ラムはその中をさまよっていた。その中でパーマを見つける。公園ではメガネ達があたるを呼び出し、最後の忠告を行っていた。しかし、そんな話に耳を傾けるあたるではない。ますます、罠にはまっていくあたる。メガネらの不敵な笑いが公園に木霊していた。・・・・と、その一部始終を上で見ていたラムであった。

 待ち合わせの場所、喫茶ピグモンでは緊張の空気が流れていた。その頃ラムは、あたるを助けるべきか否か、迷っていた。「でもやっぱり・・・・」約束の時を告げる鐘が鳴り響く・・・「でもやっぱり、うちはダーリンがすきだっちゃ」行動を開始するラム・・・。

 ピグモンにくみのおとこが現れた。待ちかねるあたるとめがね。喜ぶあたる、呆然とするメガネ。あたるは彼女に抱きつくが、それはラムだと気づく。しかし、この状況を抜け出すには芝居を続けるしかない。キスをする二人、そして外へ連れ出すラム。ラムは、まんまとメガネらの作戦を出し抜くことに成功した。

 ラムに事の次第を聞いて悔しがるあたる。ふとラムの横顔をみたあたるの目には、いつもと違いツノを隠したラムの姿が・・・・、あたるの心に何かがうごく。先にかえろうとするラムを引き留めるあたる。そしてふたりはイヴの夜を・・・・・・


 さあ、ファンのなかでも人気のこの作品、もう一度みたくなりませんか?


written by Bird68K