うる星やつら TV Episode

ここは、第108話から第110話までです!

第108話 「惑星教師CAO-2の復讐」

脚本:伊藤和典/絵コンテ:島 南乃/演出:上村 修/作画監督:平野俊弘/美術監督:新井寅雄
昭和58年9月21日放送

 宇宙、ウニ星。そこでは一つの発見が行われていた・・・・。

 ユキは、ラム、ラン、弁天を喫茶店に呼んでいた。そこで、ウニ星の開拓が始まったことを告げる。そう、CAO2も発見されただろうということをつけ加えて。

 CAO2、それは惑星小学校勤続200年のロボット教師である。そしてラム達の小学校の教師でもある。ラム達は当時、数々のイタズラを行っていたようだ。ドアに数十トンの重りを落とす、ラムの電撃でショートさせる・・・しかし、CAO2にとっては、どれも無力だった。

 そこに突然わき出たあたると面堂も、ラム達の所行に目がテンになる。あたるが、「そんなにすごい先生なら、ミサイルでも打ち込んでやりゃいいじゃん・・」というが、ラムは「やったっちゃ」とけろっという。ミサイルを打ち込んでも、破壊できないCAO2、しかもラム達4人を追ってくる。ラム達は宇宙船に乗り込み、宇宙へ逃げるがCAO2は宇宙船を追ってきた。弁天はウニ星に逃げ込み、みごとCAO2をウニ星のとげに引っかけたのだった・・・。しかもそのまま先生を見捨ててきたという。先生は「このお礼は必ず・・・」と言っていたという。弁天はもう、声がふるえてきている。

 と、その時空から大きな黒板消しがラム達を襲った。CAO2の復讐だ!!6人は粉まみれになっていた。

 明くる日、ランは街で温泉と一緒にいるCAO2を目撃する。まだ地球にいたのだ。早速3人を召集するラン。なぜかあたると面堂もいる。弁天は地球にいるうちに、最後の決戦を決意していた。

 あたると面堂は、CAO2のいる温泉の部屋に乗り込む。しかし、あたるはCAO2につかまって、学校に連れてこられた。学校ではラム達が待っていたのだが・・・。ラムはあたるを救出に向かう。戦いは始まったのだ。

 弁天はCAO2にミサイルをお見舞いする。しかし、きくはずもない。ランもCAO2の前では赤子同然。おゆきはいつもの調子で、うまく立ち回る。残りはラムのみ。しかし、ラムもあたると共に粉まみれになるのだった。そしてCAO2は悪さするなよといって去ってゆく・・・。昔と変わらないCAO2であった。


  生徒が生徒なら教師も教師、でもここまで強くないとやっていけない?



第109話 「逆上!みじめっ子終太郎!!」

脚本:伊藤和典/絵コンテ:小島多美子/演出:桜井利之/作画監督:森山ゆうじ/美術監督:新井寅雄
昭和58年10月12日放送

 面堂家。黒メガネがある一室を警備する。その中では面堂の悲鳴が・・・・。了子が何事かとやってくるが、面堂の言いつけだと言って中には入れてもらえない。

 部屋の中では、面堂が壷割??の特訓をしていた・・のか?部屋を出ると、了子が何事かと聞くが、話そうともしない面堂だった。そこで黒子達はあたるとラムに訳を聞いてもらえないか頼み込む。あたる達クラス一同は面堂邸に見舞いにやってきていた。

 面堂はラムだけには訳を話そうと、壷がある特訓部屋に案内する。そして壷の中に入る面堂。なんと暗所恐怖症と閉所恐怖症を克服しようと特訓していたのだった。それを見ていたあたるとしのぶ、竜之介がこんなことやってたのか。。。と納得する。ラムは「そんなの過去に戻って原因をたてばいいっちゃ」と簡単に言うのだが・・。

 一同はラムの簡易タイムマシンで過去にジャンプすることにした。そこで、早速子供の終太郎に会う。無礼者!と終太郎は黒メガネ部隊を召集する。4人はとりあえあず、終太郎を抱えて逃げるが、面堂だけはおれが面堂終太郎だとわけのわからん事を言って黒メガネに捕まるのだった。

 ラムは終太郎と遊んでやるのだが、終太郎の減らず口は止まらない。たまらずあたるは終太郎をいじめるのだが・・。ラムが鐘を落としても終太郎は騒ぐだけ。この時代には恐怖症にかかっていないようだった。あたるがいじめるところへ面堂が戻ってきた。終太郎を守る面堂だったが、終太郎にとっては二人ともくせ者。心を許すはずもない、二人はいいかげん頭にきて終太郎を追いかけ回す。そのうちに、終太郎の罠にはまって黒メガネ達に捕まってしまうのだった。

 ふたりは縛られ、終太郎のおもちゃになっていた。終太郎は面堂に火矢を飛ばす。それを見ていたあたるは、なぜかロープをほどき、終太郎に加勢する。あたるは作戦だと言うが、妙に楽しそうだった。トドメは釣り鐘を用意させ、面堂にかぶせるのだった。

 その頃ラム達は、黒メガネを遅い、スーツを手に入れ屋敷内に潜入していた。しかし、別の黒メガネに見つかり、仕事だといわれ作業を頼まれる。そしは釣り鐘を運ぶ作業だった。あたる達と合流したラム達は、釣り鐘を面堂にかぶせた後行動を開始した。その場にいた黒メガネを一網打尽にして、終太郎一人に。

 終太郎はダイナマイトで一同を脅すのだが、その時背後の釣り鐘にヒビが・・・。そして面堂の異様な声が響く。壷割りの成果がここで発揮されたのだった。あたるは終太郎を人質に落ちつけというが、面堂はもはや完全に切れていた。あたると終太郎を復讐せんとばかりに追ってくる。あたる達が逃げ込んだのは壷のある部屋だった。

 終太郎を適当な壷の中に隠し、あたるは面堂を挑発する。しかし、終太郎は壷の中で「どこだぁ」「ここかぁ」という面堂の叫びにしっかり怯えていた。そしてまさに絶体絶命のその時、あたるの壷の一撃が面堂の頭を直撃した。あたる達は、とりあえず帰ろうと面堂を抱えて退散する。現代に戻ったみなは、結局原因をつかむ暇もなかったと残がるのだった。

 その頃過去の世界の終太郎は・・・やっと身柄を確保されたのだが・・・暗いよ、狭いよと泣き叫ぶのだった・・・。よほど恐い目に遭ったのだろうとみんなに言われて・・・。


  やーい!やーい!終太郎!!

第110話 「壮絶!謎のまつたけなべ!!」

脚本:伊藤和典/絵コンテ:高橋資祐/演出:上村 修/作画監督:林 隆文/美術監督:新井寅雄
昭和58年10月26日放送

 温泉の授業、ふと温泉があたるのかばんを見ると、大根が・・・・。温泉はすかさず所持品検査を行った。すると・・・、出てきたのはナベとその具一式・・・。あたる達は温泉をしばりあげ、さっそくナベパーティを始めることにした。ナベを取り出すと、そこからチェリーが、きのこを持ってやってきた。それは松茸であった。クラスのみんなは、きのこを見た途端に、涙を流して喜ぶのだった。チェリーは「味も香りも松茸とおなじなんじゃが・・・」と呟くのを聞く者は誰もいない。

 早速女子が料理を始めた。松茸をナベの中に、その香りを思いっきり吸い込んだ女子は、なぜか全員気絶していた。不審に思う面堂だったが、あたる達は食いぶちが減ったと大喜びで食べ始めている。

 みんなチェリーにしては上出来と褒め称え、どこで盗んできたのかと聞くと、チェリーは自分で栽培したという。しかし、メガネ達はそれを信じようとはしなかった。

 そのうちメガネが芸を始めた。そしてあたるも、つまみ食いしていた温泉までも、芸を始めてしまう始末だった。騒ぎと松茸の匂いをかぎつけて、他の教師や校長先生もやってきた。松茸をつつく先生達に生徒の目は釘付けとなった。早く芸をやってくれと・・・。

 彼等は誰かの芸を見ないといけない身体になっていたのだ。平気なのはラムと、一口も食べていないチェリー。みんなはだんだんきのこの副作用が出始め、芸を見ないと暴れ出すようになっていた。ラムはこれでは間が持たないと、サクラを連れてくる。サクラはみんなの目とチェリーが目をそらしたことに不審をかぎつけるが、あとからきたツバメにつられて食べてしまう。ラムはあたるの両親やおたままで連れてきていた。さらには了子まで。芸はだんだん過激になってゆく・・・・。

 チェリーは皆に気づかれる前に退散していた。そしてひとり、「くわんでよかった・・あれは毒きのこじゃった・・・」と納得して帰るのだったが・・。


  なぜ食べる!?チェリーの持ってきた食べ物を・・・。

written by PowerBird