うる星やつら TV Episode

ここは、第90話から第92話までです!

第90話 「地獄のキャンプに桃源郷を見た!」

脚本:伊藤和典/絵コンテ:神崎 貢/演出:西村純二/作画監督:高田明美/美術監督:新井寅雄
昭和58年4月27日放送

 今日はキャンプ、メガネ、パーマ、面堂とあたるはラムとテンと共に山にきていた。ラムが晩御飯の知らせにやってくっる・・・と、あたるは一目散に逃げ出した。しかし、ラムから逃れられるはずもない・・・。あたるはラムの夕食を食べようとしなかった。他の三人は・・・ラムの味覚を知らなかったのである。

 一口食べた途端、口を腫らす三人。しかたなく非常食を食べようとするが、うさぎに全ての食料を取られた後だった。しかたなく麓へ行く途中、そのウサギを発見する。あたるはウサギを食べようとするが、命ごいをするウサギ。

 ウサギはあたる達を村へ連れて行くが、そこは罠の宝庫だった。とても物を取れる状況ではない。次にウサギが案内したところは、ラムが朝食を作って待っている場所であった。

 4人は、食事のため川に釣り糸をたらす。すると川上から大きな桃が流れてくる。切ってみると中からチェリーが・・・。川上には桃源郷があり、女人やうまい果実があるというではないか。早速4人は果実?を探しに桃源郷へ向かう。

 いつしか立て看板があり、一同は桃源郷へ踏み込んだ。そこは一見何もない場所・・・しかし、遥か向こうに輿に載せられた女性が一人。早速ナンパしに向かう4人であった。訳を聞くと、桃源郷の仙人が悪い桃に脅されて、女を人身御供にださねばならぬという。3つの障害を乗り越えて、伝説の剣、桃太郎丸で桃退治をしてくれとあたる達に頼む。

 何故かあたる達はゼッケンを付けられて、悪い桃の退治に向かうことになった。第一の障害落とし穴、第二は桃責め、第三は桃怪獣による妨害、これらをなんとかクリアしていくあたるとラム。そして最後にあたるの前には伝説の剣、桃太郎丸が。あたるは剣を抜き、桃に向かって行く。

 そしてひと振り!桃はまっぷたつに割れた。中からは一等賞の垂れ幕が・・・。仙人はあたる達を、暇つぶしのギャンブルの駒として楽しんでいたのだった。あたるは放心状態になっていたとさ。


  どんぶらこっこ。どんぶらこっこ。


第91話 「花ムコの名は竜之介」

脚本:伊藤和典/絵コンテ:安濃高志/演出:押井 守/作画監督:平野としひろ/美術監督:新井寅雄
昭和58年5月11日放送

 今日もハンサムを求めて男を捜すクラマ。しかしカラス天狗の探してくる男は、カスばかり。そんな中の一枚、竜之介の姿に目をとめるクラマ。早速人格テストをカラス天狗にさせるのだった。

 竜之介の人格テストはもちろん合格、早速クラマのムコになってくれるように竜之介の家を訪ねるカラス天狗。しかし、かれらはそこで恐ろしい事実に直面するのだった。竜之介が女だと言う事実に・・・。

 しかしカラス天狗は強かった。ダメなら合うように条件を変えればいいじゃん・・・。

 次の日、性転換砲を運ぶカラス天狗にあたるが気づく。あたるは何と自分に向けて1発発射してしまった。教室では昨日の出来事をラムが竜之介から聞いていた。そこへあたるが。竜之介の一発が炸裂。しかし、いつもと反応が違うあたる。

 あたるに胸が出ている・・・。そこへやっと天狗達が到着する。竜之介に男になるよう勧めるが、竜之介はそれを拒む。天狗は非常手段に転じ、あたるを男に戻したくば、竜之介が男になれと脅迫してきたのだった。なんだかんだと言いくるめるカラス天狗達。しかたなく竜之介は承諾するが、逆にあたるが竜之介を犠牲にしてまで男には戻りたくないと銃をこわしてしまう。

 あたるとラムは、あたるが男に戻るまで竜之介に所に居候することにした。さっそくカラス天狗がやってくる。クラマが来るため、竜之介が女だと言わないように工作しにきたのだった。そして竜巻と共にクラマがやってくる。しかし、なんとかクラマから逃れる竜之介。しかし、その行く手には性転換ランチャーを構える竜之介の父の姿があった。

 ランチャーを乱射して竜之介を追いかける父。ついに竜之介が追いつめられたとき、クラマが助ける。しかし、ここで真実を知ることにもなった。竜之介が女だと言うことを。ショックを受けるクラマであったが、どさくさにまぎれて竜之介の父の一発をあたるが浴びてしまう。

 これですべては元通り。めでたしめでたしであった。クラマのムコ探しは続く・・。


 竜之介に危機迫る!?

第92話 「ビンづめレター海辺の怪!」

脚本:伊藤和典/絵コンテ・演出:西村純二/作画監督:やまざきかずお/美術監督:新井寅雄
昭和58年5月25日放送

 黄昏の渚にたたずむあたる、面堂、ラム、しのぶ。そしてテンは海の中からビンに入った手紙を発見していた。それはラブレターであった。無邪気に喜ぶテン・・・。

 その夜、民宿で明日の予定を考えるあたる達。入り江に行こうと決まったとき、民宿のおじさんやおばさんが、あそこは大男や汚いばばあや怪しい女性がでるやらで化け物がでるからやめろという。

 風呂ではテンがまだラブレターを喜んでいた。あたるや面堂は面白くない。そこへまたビンが浮かんでいる。あたるがすかさずそのビンをつかみ中の手紙を見ると、やはりラブレターが。面堂はふてくされて自販機でジュースを買おうとするが、出てくるのはビンずめのラブレター。しかもラブレターはどんどん過激な内容になっていた。その面堂の後ろであたるはラブレターの主に電話してデートの約束を取り付けていた。

 手紙の主は筆跡から三人とも同じ。あたるのデートをめぐって面堂、テンと三人で口論が始まる。結局三人がデートにいくことになるが・・・。

 翌朝、あたるは皆を出し抜こうとするが、そんなあまい連中ではない。しっかり縄をあたるにつないでいた。廊下ではラム達も罠をしかけていた。あたるはそれにおかまいなく、シャコ貝の入り江に向かう。面堂、テンはあたるについたままだ。ラムとしのぶは3人を追う。シャコ貝の入り江では女性がたたずみ、皆を歓迎してくれた。追ってきたラムとしのぶも含めて???

 そこは海の家になっていた。今日の宿はここにするというあたるだった。中から汚いばあさんが5人を出迎える。そしてキッチンでは大男が怪しく包丁を研ぐ・・・。大男とおばばは、誰が誰を食べるかという相談をしていた。女の子は相手にされず、最初からまずそうなあたるが与えられていた。そこへ5人が帰ってくる。

 5人の夕食で怪しく笑う大男とおばば。女の子は秘かにあたるを誘う。食事の後あたるがいないと面堂がラムらに知らせにきた。ラムは怒って出ていく。それを追う面堂。しのぶはひとり残されるが、背後には大男が忍び寄り、風呂を進めにきていた。

 面堂はラムを失い、おばばに会う。そしておばばを背負い家へ向かう。その道でおばばは面堂に「がぶり・・」しかし固くて食べれない。

 しのぶは出汁の匂いのする風呂に入っていた。早々にでるが、脱衣場には塩とメリケン粉とバターが用意されている。突然背後から大男がしのぶを襲う・・・・・・

 あたるは渚で女の子と会っていた。女の子はあたるに愚痴っていた。いつも私は一番まずい物しか食べさせてもらえない。でも食べさせてもらえるだけ、まだまし・・・とつぶやき、女の子があたるを食べようとした瞬間、ラムの電撃があたるに炸裂した。ラムは勘違いしていたのだ。あたるを連れ戻すラム。女の子は食事にありつけなかった。

 一同が海の家に帰ると、しのぶが荷造りをし、帰ると言い出していた。大男に風呂を覗かれたという。面堂が怒って敵を取りに行くが、すでに男はしのぶにす巻きにされていた。皆が帰ろうとしたその瞬間、地響きと共に出口がふさがって5人を閉じこめる。家はなんと、大きなシャコ貝だったのだ。捕まえた獲物は逃さない・・・ぶきみな声が響く。

 闇の中から大男とおばばが5人に責めてくる。ラムは電撃で応戦し、あたるはしのぶに嫉妬させてバカ力を引き出す。みごと貝の口を開けることに成功した。その先には女の子が。女の子は慌てて逃げ出した。海へ向かって・・・・

 彼女はシャコ貝の妖精だったのだ。沖へ「どうぞ追わないで・・・」といって海の彼方へ消えてゆく・・・。一同は呆然として見送るだけであった。

 海に浮かぶビン詰めレター・・・あなたはどうしますか!?


  ビンづめレターに御用心。

 最近の作品は、初期の物に比べてイメージ的な内容や、画像のギャグが多くなったような気がする。だから必然的に文章も少なくなるのである・・・。いろんなキャラのギャグはビデオ見てくれ・・としか言いようがないし、見ないことには楽しめないよね。ここに載せろって?許可してくれれば、いつでも載せまっせ!?

written by PowerBird