うる星やつら TV Episode

ここは、第87話から第89話までです!

第87話 「さよならの季節」

脚本・絵コンテ・演出:押井 守/作画監督:森山ゆうじ/美術監督:新井寅雄
昭和58年3月23日放送

 サクラ舞う面堂邸の庭先。面堂としのぶ、ラム、あたるが散歩している。そんな中あたるは・・・・。

 ある日あたるは放課後メガネを呼び出した。デパートの屋上で話し始めるあたる。あたるの口から「身を引こうと思うのだが・・」と言う言葉が発せられる。メガネは「あたるはラムさんとわかれるというのか!」と我が耳を疑う。しかしあたるは、本気のようだった。「あとがまは、メガネしかいない」とまで言い出したのである。メガネはすっかりその気になってしまった。

 その話を立ち聞きしていたしのぶも、まだあたるの言葉が信じられずにいた。あたるは、明日の日曜、補習の後にこの件をクラスのみんなに発表するというのだ。しのぶは現在の男女関係をシミュレートしていた。面堂が危ない・・・。このままでは面堂がラムに接近するという計算結果をはじき出していた。

 メガネは、もう明日が待ち遠しくてたまらない。

 次の日の朝、しのぶは近所の女子高校生連合を召集し、事態の打開を計るため協力を要請していた。あたるが学校へ向かう背後に女子高生の尾行がつく。そしてついにあたるを包囲し、あたるに身を引くことを考え直させる。しかし、危険を察知していたメガネは、モビルスーツに身を包みあたるの救助に飛び込んだ。あたるの代わりにメガネが犠牲となった。

 補習時間中、あたる、しのぶ、メガネの様子がおかしいことに面堂も気づく。そしてついに終業の鐘が鳴った。あたはクラスのみんなに向かって発表を始めた。「この異常な環境から、身を引こうと思う」と発表したその瞬間、クラスの男子はラムに群がった。

 ラムはなにがなんだかわからない。あたるに電撃を浴びせ、泣き叫ぶ。しかし、あたるがいいたかったのは、学級委員長から身を引くということだった。しかし、あたるが委員長などと、誰も覚えていなかったのだった。


 押井さんと森山さん、今ではとっても有名な方が作品を手がけてます。


第88話 「ランちゃんのデート大作戦!」

脚本:早川啓二/絵コンテ:やまざきかずお/演出:西村純二/作画監督:やまざきかずお/美術監督:新井寅雄
昭和58年4月13日放送

 今日もいつもと変わらぬ朝・・・竜之介と親父のケンカが始まる・・・。そこへランが購買部へ買い物にやってくる。ケンカで傷ついた竜之介にそっとハンカチを手渡して去っていくラン。女らしいランのしぐさは、竜之介にとっては思いがけない出来事だった。

 竜之介の頭の中はランのことばかり。ラムにランの住所と電話番号まで聞き出す始末。あたるやクラスの男子は、こりゃいかんと面堂に確認させるが竜之介は男には興味がないと言い出す始末であった。

 竜之介はランを追っていた。その仕草のひとつひとつを観察していた。そしてついにランを誘うためラブレターを書く。ランはラムに竜之介を確認しに来る。しかし、ラムの竜之介は女だという言葉を信じずに、逆にラムが嫌がるならと竜之介とのデートを約束する。

 二人のデートにあやるは怒り、竜之介の父は喜んでいた。

 竜之介はランの女らしさを盗み、自らを女らしくしようとしていた。あたるはラムを連れて竜之介を捜しに行く。喫茶店でお茶しているラムとあたるの前にランと竜之介が現れた。そこでもランは勘違いしてラムが企んでいると思い、ダブルデートにしようと言い出す。

 公園でボートの乗るが、あたるが竜之介にかなうわけがない。ランはラム達の前で、竜之介と二人になり、見せつける。あたるはなんとか説得しようとするのだが、ランの耳には届かない。ラムに見せつけようと竜之介に迫るのだった。竜之介には女心がまったく理解できず、女とはよくわからない存在のようであった。


  がんばれ!?ランちゃん。

第89話 「はっぴぃバースディマイダーリン」

脚本:伊藤和典/絵コンテ:小島多美子/演出:鹿島典夫/作画監督:遠藤麻未/美術監督:新井寅雄
昭和58年4月20日放送

 出席を取る温泉、今日もラムの返事が無い。これで3日目だった。メガネら4人があたるを呼び出す。そして面堂も動き出す。しかしあたるはラムがどこに行ってるのか本当に知らないようだった。メガネら、そして面堂は独自の方法で調査を開始する。

 サクラが心配してあたるに声をかけ、訳を聞くと・・・ある晩、あたるが4/13は何の日か?という事に端を発しているようだった。ラムはこのあたるの誕生日を忘れており、ケンカになってしまったようだった。それ以来、ラムが学校に来なくなってしまったのだ。サクラはあたるに謝るようにすすめるのだが、あたるも素直にはなれないでいた。

 ラムは街の中をさまよっていた。夜、あたるも落ちつかなくなっている。そんなときラムが帰ってきても、あたるは怒鳴るばかり。ラムはUFOへ行ってしまった。

 そして4/13、ふだんと変わらぬふりをして朝食を取るあたる。両親がラムの長期欠席のことで話を始めると、ここでもあたるは怒鳴ってしまう。学校では、ラムが星に帰るとテンが噂をばらまいている始末だった。

 メガネは拷問研究会のさどやま君を呼び、あたるを待ち伏せる。面堂も空挺部隊をラムの追跡にあたらせる。あたるは・・・学校へはいかずに電車に乗り込んでいた。

 街をさまようラムをサクラが呼び止める。なんとか説得しようと試みるサクラ。ゲーセンで時間をつぶすあたる。いつしか友引町には雨が降り始めていた。雨宿りをするラム、そしてあたる。ラムはあたるを心配し、あたるは・・・なんて誕生日だと嘆く。

 ラムは、雨宿りしていたブティックで決心したらしく、男物のシャツを購入する。その様子を報告を受ける面堂。今日は・・・諸星の誕生日か・・・と面堂はラムの追跡を中止させた。ラムは急いで帰るがあたるはまだ帰宅していなかった。

 あたるは、傘もなく家に電話を入れていた。するとすでにラムが迎えに行ったという言葉をうける。電話ボックスのガラスの向こうにはラムの姿が・・・。あたるはたまらず電話ボックスを飛び出して、ラムの名前を叫んでいた・・・・・。


  これも人気作品。だよね。

written by PowerBird