うる星やつら TV Episode

ここは、第84話から第86話までです!

第84話 「面堂家仮面ぶとう会」

脚本:伊藤和典/絵コンテ・演出:押井 守/作画監督:遠藤麻未/美術監督:新井寅雄
昭和58年3月2日放送

 トラジマにまたがり突撃するテン。今日も打倒あたるへの特訓が続く・・・はずであったが、トラジマがいまいちやる気がない。そんな中、了子の黒子が現れる。早速あたるの部屋で人形劇が始まるのだった。

 それは今宵の面堂家仮面ぶとう会に参加するようにとの要請だった。優勝者には了子のキスが送られる。俄然燃えるあたるであったが、着ていく服がない。黒子にねだるが、服なんて普段着でOK。いっちょうらなんて着てきたら・・・と不敵な笑いを浮かべる黒子だった。

 その頃面堂家では、面堂が了子の部屋にやってきて、あたるの参加を確認していた。そしてあたるが来るなら・・・と自らも参加を決意していた。面堂は私設軍隊の自らの終太郎突撃隊の中から精鋭を選び、かつTVCFであたる打倒のための参加者を募るのだった。これを見たメガネは皆に召集をかける。

 あたるはラム、テンともども黒子のかぼちゃ馬車で面堂邸に向かっていた。そして屋敷の中に入るや放り出される。周囲は静かだが、すでにぶとう会は始まっているとのこと。突然人影があたるにおそいかかる。そして面堂も・・・。

 仮面ぶとう会、それは優雅なダンスではなく、格闘技で武術をきそう大会・・・のようだ。やっと納得するあたる。了子のもとへ突撃を開始した。しかし、当然ラムやメガネや温泉があたるの前に・・・・そして面堂の私設軍隊が・・・。しかし、チェリー出現の衝撃は、軍隊よりも強かった。難なくあたるは了子のいる建物へたどりつく。

 面堂は了子のもとにかつぎ込まれた。自分の敵をとるように、了子をいいくるめる面堂。あたるがそこへ到着して、ご褒美を貰おうとしたが、なぜかあたると了子の戦いに。しかし、了子はぬんちゃくが下手だった。取り押さえた黒子を自らの手で倒し、あたるが解放されたその時、どこからともなく特大の一撃が・・・

 あたるはラムに回収されて、家路に向かうのだった。


   こんな時こそ温泉マークを集中攻撃じゃ。


第85話 「宇宙かぜパニック!」

脚本:伊藤和典/絵コンテ:小島多美子/演出:関田 修/作画監督:古瀬 登/美術監督:新井寅雄
昭和58年3月9日放送

 無限に広がる大宇宙、そこは人類にははかりしれない・・・・

 そして今、ラムのとうちゃんがラムを訪ねて地球にやってきていた。しかし、宇宙風邪トラジマSSXにかかっているようで、早々に退散する。しかし、風邪はラムにも移っていた。

 翌日学校では面堂が心配してラムにいいよってくる。そんなラムは、あたるに自己満足でもこんなことが言えないのかと詰め寄るが、そんな中メガネ達に不穏な動きが。あたるにラムのマスクの奪取を依頼する。そして商談成立。

 あたるはラムに気を使う振りをして、マスクを奪いメガネらに売りつける。しかし、それは同時にクラスの男子全員に売りつけるところとなった。しかし次の授業が始まる時間になっても、男子生徒は一向に現れない。しかたなくあたるがトイレに呼びに行くと・・

 全員マスクの形に口元を緑と赤のストライプ模様をつけていた。そしてあたるも目の周りに・・・あたるも先程ラムの手を当てられていたのだった。

 全員マスク(あたるはメスク)をして授業に戻る。しかし、教室にはラムがいない。なんと早退してUFOに帰ってしまったのだ。慌てる男子生徒。サクラの所へいくが、かえって悪化して成すすべもない。テンを探してラムのUFOへ薬を取りに行かせるが、テンの持ってきた薬は・・・・

 それは、患部と正常部が逆転するという恐ろしい物だった。薬が合わなかったのか、間違った効能薬だったのか・・・宇宙にはまだまだ計り知れない事が多いのだった。


  なぜに目にマスク、宇宙カゼおそるべし。

第86話 「竜之介登場!海が好きっ!!」

脚本:伊藤和典/絵コンテ:高橋資祐/演出:押井 守/作画監督:遠藤麻未/美術監督:新井寅雄
昭和58年3月16日放送

 春の海・・・浜茶屋を探すラム、あたる、面堂、しのぶの4人。しかし、こんな季節に店を開いている浜茶屋など、とその時、海に向かって叫ぶ親子が。

 あたる達は、訳を聞くがその親子、1年中浜茶屋を開いているが秋や冬は客も来ない。そこで息子の竜之介と共に海に文句を言っているというのだ。

 呆れて帰ろうとするあたると面堂であったが、息子竜之介が実は女であると判った時から態度が豹変する。しかし、竜之介は心から男がしみこんでおり、ケンカが身体にしみこんでいた。やっぱり入り込む余地がないと判断したあたると面堂は、帰ろうとするが、竜之介の父に食い物で竜之介を浜茶屋の跡継ぎとして説得するようお願いする。

 しかし、またまた竜之介と父のケンカが始まってしまう。しかたなく、4人は親子を鎖でつないで話し合いをさせようとするのだが、やっぱりケンカになってしまう。おかげで浜茶屋も崩壊してしまった。そしてケンカは続く・・・。4人はむなしく浜茶屋を後にした。

 次の日、浜茶屋親子は友引高校に向かっていた。なんと高校の購買に住み込みのアルバイトとしてやってきたのだ。そして竜之介も友引高校に転入してきた。男として・・・。

 クラスの女子は、みんな竜之介の虜になっていた。この異常な事態を打開すべく、あたるや面堂は竜之介の父からセーラー服を奪い、竜之介に正しい姿になるように説得する。しかし、竜之介は、「この手で親父を倒して・・・」といって、なかなか着ようとはしない。あたる達はなんとか着せようとするが、逆に竜之介はあたる達に拳を返す始末であった。あわれ・・・・。


  浜茶屋再建のためがんばれ竜之介、くたばれおやじ!さあ、竜之介も登場しました!!

written by PowerBird