うる星やつら TV Episode

ここは、第6話から第10話までです!

第6話 「くたばれイロ男!」

脚本:泉 一郎/絵コンテ・演出:押井 守/作画監督:遠藤麻未/美術監督:中村光毅、今村立夫
昭和56年10月28日放送

 ある晴れたポカポカ天気の日、テンは空中で退屈しきっていた。そこへラムが通りかかるが、ダーリンを迎えに行くと行って相手にしてもらえない。テンは、暇に飽きていた。

 一方あたるは、メガネら四人と帰宅途中であった。ふと、牛丼屋新装開店の看板に目を止め、入ろうとする五人。するとそこには牛がいるではないか。レイであった。あたるを見つけたレイは、早速飛びかかるが、あたるは牛丼の大盛りでなんとか難を逃れる。牛丼大森を頬張り終わると、レイは懐からラム人形を取り出し、頬づりを始め(あぶないやつ)、泣き始める。しかし、くしゃみで人形にも逃げられる始末であった。

 そこへあたるを探していたラムが通りかかり、あたるを見つけるや懐に飛び込もうとするが、なんとレイまで・・・。あわてるラム。

 さっそくあたる、ラムらとレイの追いかけっこが始まった。行く先々で食べ物を、いやあたるを追いかけるレイ。ラムにプロポーズしようと、所かまわずプロポーズしまくるレイ。それに怒った食べ物屋の主人、男女にあたるの存在を地図入りでばらしまくるテン。レイのプロポーズはついにしのぶやあたるの母にまで及んだ。

 あたるの家は大混乱になるが、それにレイを追いかけて来た女達、店を壊されただ食いされた店主、さては彼女を取られた男達が加わりもう・・・・・・

 ご苦労様です・・・・

第7話 「秋の空から金太郎!」

脚本:山本 優/絵コンテ・演出:小島多美子/作画監督:野部駿夫/美術監督:中村光毅、今村立夫
昭和56年11月4日放送

 秋空には鯉のぼりが良く似合う・・・なぜか諸星家の庭には鯉のぼりが上がっていた。その鯉のぼりの番をするラムとテン。あたるの母は、また叫んでいた・・。

 鯉のぼりと戯れるテン、その中に入ったテンは何かを発見する。なんと熊であった。そして背中には金太郎が。金太郎は迷子になっていた。

 その頃地上では、あたるはしのぶとデートしていた。そこへ空中から電撃と熊と金太郎と共に舞い降りるラム。なんと金太郎をしのぶの弟と思ったらしい。金太郎は自分の乗ってきた宇宙船が鯉のぼりと同じだったといい、あたる達が探すことになった。街中はては人工衛星の発射台にまで転がり込むあたる達。しかし鯉のぼり宇宙船は誰も見ていないという。

 ぐれ始める金太郎。屋台で酒まで要求する始末。そこへやっと鯉のぼり宇宙船が現れ、金太郎は帰れることとなった。中からは美人の保母さんが。あたるは保母さんにつられて、宇宙船で子供の世話を手伝うことに。なかにはいろいろな宇宙人の幼児が・・・・・・あたるは彼等に気に入られたらしい。しかし、修学旅行って・・

第8話 「たくましく生きるんやっ!」

脚本:山本 優/絵コンテ・演出:原田益次/作画監督:野部駿夫/美術監督:中村光毅、今村立夫
昭和56年11月4日放送

 そこはこのぼり宇宙船。今日は修学旅行の地球名所めぐり。一行はなぜか友引町へやってきた。先生は、友引町の電柱やゴミバケツのツアーを始める。たまりかねた金太郎は東京タワーかアニメハウスに連れてけというが、他の幼児は何も考えていない。

 結局あたるの申し出で、地球の幼稚園へ行くことになった。そこでは、園児達を前に金太郎の話となったが・・・・

 あたるは、地球の金太郎の話を始める。大人になっても家来のままで終わった金太郎。それを聞いた園児達は「サラリーマンの悲哀さを感じるよなぁ・・」と。(感じるなよ幼稚園児が)すかさず金太郎は「オレは違う!!」と叫ぶ。「人生の手本を見せてやる」と。

 外に出たあたる、園児達は本屋で立ち読みをする金太郎を待つ。突然「皮肉やもんやなぁ・・何という運命のいたずらや。」とつぶやくや、一花咲かせるには鬼退治しかないっ!とテンめがけてオノを振り下ろした。テンを追いかける金太郎。しかし、結局はこれではいかん。園児達の手本にならなければ・・・と金太郎。

 やがて、金太郎の姿はテレビで現れる。「これが人生や!たくましく生きるんや!!」と叫びながら金を奪う幼児として・・・

第9話 「謎のお色気美女サクラ」

脚本:山本 優/絵コンテ・演出:押井 守/作画監督:野部駿夫/美術監督:中村光毅、今村立夫
昭和56年11月18日

 それはルパン三世ののりで始まった。あたるを探すラム、あたるは家出していたのだ。

 あたるがラーメンを食べるため立ち寄ったラーメン屋。TVではお昼のワイドショーが家出人捜しを報じていた。そこに登場する、あたるの父母、ラム、しのぶ、他数々の人々。そこへ人相書きが出たからラーメン屋は大騒ぎ。恨みをぶつけるため、みながあたるを追いかけまわす。友引町を逃げ回るあたる。そこで美人のお姉さんにぶちあたる。お姉さんは、ショックで心臓の発作が・・・あたるはお姉さんを抱き抱えて逃げ回ることに。

 何とか何を逃れた二人。お姉さんは巫女さんであった。あたるの不幸を不敏に思い、お払いをしてくれることに。そしていざお払いの場へ。しかし、そこへ登場したのは、なぜか虫歯と口内炎とリンパ腺が腫れてしまった巫女のお姉さんであった。

 なんとしてもお払いだけは行う・・・とお姉さん。周囲はだんだん異様な空気が漂っている。そしてお払いが終わったとき・・・・・・

 巫女のお姉さんは元気いっぱいになっていた。そしてお姉さんはチェリーの親類であった。名はサクラ。いままでサクラに取り付いていた病魔が、みなあたるに移ってくれたのだ。喜ぶサクラやチェリー・・・一件落着であった。^^;)


 いよいよサクラさんも登場しました。レギュラー陣の顔が徐々にそろいつつあります。

第10話 「悩めるウイルス」

脚本:山本 優/絵コンテ・演出:高橋資祐/作画監督:遠藤麻未/美術監督:中村光毅、今村立夫
昭和56年11月18日

 遅刻だーっと叫びながら友引高校へ向かうあたる。しかし校門にはメガネら男子生徒が顔をそろえていた。新しい保険医がくるという。しかも美人の女先生だという。あたるも目も色を変える。

 そして登場する女先生。男子生徒はみな彼女の美しさの虜になってしまった。その彼女はなんとサクラであった。

 あたるは先日のお払いの恐怖を思い出していた。なぜか逃げ出すあたる。教室では保健室行きたさに傷だらけの男子生徒がうじゃうじゃしている。その中、本当に熱を出すあたる。強引にメガネらに保健室に連れて行かれるが、あたるはまたしても嫌がった。

 やがて保健室では奇妙な病気が流行り出す。神経痛が目に、水虫が腹に、じんましんが鼻に、果ては結核性同性愛まではやり出す。この原因はあたるだとしたサクラは、保健室へ呼び出した。

 専門医の調査の結果、みなは同じウイルスに感染しているという。すかさず代表者を呼び出すラム。巨大化してウイルスの言い分を聞くという。ウイルスによれば、病魔が邪魔して本来の活動が出来ないと泣いていた。そして、その病魔はあたるの中にいるという。

 さっそくお払いを始めるというサクラ。巫女の姿に変身する。そしてその胸につられるあたる。引き戻す瞬間、あたると病魔は分離した。

 かくしてふくろにされる病魔。ウイルスは本来の活動を行うことができるようになった。

 教室はウイルスの悪性インフルエンザが流行し、あたるは元気にサクラを追いかけ回す。教室はいつもの光景を取り戻していた・・・。


written by Bird68K