うる星やつら TV Episode

ここは、第69話から第71話までです!

第69話 「買い食いするものよっといで!」

脚本:伊藤和典/絵コンテ・演出:早川啓二/作画監督:野部駿夫/美術監督:新井寅雄
昭和57年10月27日放送

 校長室では温泉が作戦の説明をしていた。作戦開始は12時。昼休み買い食い強化週間にの始まりであった。その様子を偵察していたチビが教室に走る。報告を受けたあたるはメガネは闘志を燃やすのだった。しかし、面堂は・・・。

 12時の鐘が鳴ると、みんな一斉に校門へ向かった。しかしそこには網と穴の罠が。面堂だ。面堂の影の生活指導部部隊であった。しかし、それでひるむメガネ達ではない。

 ラムやあたるも走る。そこへテンも合流する。しかし、これらの行動はすべて監視され、連絡が逐一校長室へ集められるのだった。

 ねこ食堂に入るあたる達。しかし、そこは招き猫に扮した温泉の警備する店だった。店のおばちゃんがからくもみんなを逃がすが、外には面堂達の影の生活指導部が。しかし、面堂の女に弱いところをついて逃走する。他の店も完全に教師達に先回りされていた。

 あたる達は鯛焼きをめざす。そこは花輪先生の警備する場所。花輪先生は話し合いで何とかしようとするが、生徒達は次々に鯛焼きを購入していく。

 しかし、校長室では次々と補導に成功する連絡が入ってくる。そこへ緊急通報が。メガネ達が機動作戦に出たのだ。しかし、教師達もマイカーで応戦する。教師達の予想外の粘り強さで、2年4組の面々は思ったほど買い食いができない。メガネ達は、力を結集して1時におおもり屋を狙うことを申し合わせる。

 しかし、ここでも教師達の力が勝ってしまう。あたるも捕まるが、ラムに応援を頼むのだった。そんな中、あたる達に加勢が。警官を連れてきたナゾの男、あたるを押さえていた温泉こと招き猫は、不審人物として連行されていった。このナゾの男、友引商店街の者だった。そこへメガネ達もあたるの応援に加勢する。

 そして、あたるを奪還後、一団は再び逃走する。それを追う教師達。あたる達は分散をはかるが、その様子を聞いていた校長の目が光る・・・。全員出撃との指令が・・。

 あたる達は路地裏へ逃げて、なんとか警備の穴を狙って買い食いしようとする。ついに温泉のいない隙に、食堂で食べ物にありつこうとするが・・・。そこへテンがサクラを連れてやってくる。

 あたる達も逃げるのをやめ、ついに全面対決を決意する。生徒と教師達の全面対決が開始された。

 やがて日も暮れる頃、戦いは終結に近づいた。強化週間の第一日目が終わったのだ。面堂がラムに「明日は補導する側に回らないか?」というとあたるは「ラムはオレの・・」ラムの「いまなんて・・」という問いかけにあたるは、「明日もがんばるぞぉ」とごまかしつつも闘志を燃やすのだった。


 私の学校の町にもこんな商店街があったら何と心強かったであろうか。しかし、今回は「るーみっくわーるど」キャラがたくさん出てきます。違った意味でも楽しめるよっ。


第70話 「戦りつ!化石のへき地の謎」

脚本:伊藤和典/絵コンテ:神崎 貢/演出:安濃高志/作画監督:遠藤麻未/美術監督:新井寅雄
昭和57年11月3日放送

 あたる達は僻地駅にハイキングに来ていた。早速駅を出るあたる達。そして入り代わりにあるロケ班もこの地に到着した。

 他に人もいないハイキングコース、神社への階段の入り口に立つ地蔵、それはチェリーそっくりの地蔵があった。面堂は何かが起こると感じずにはいられなかった。

 そこへロケ班も到着。隊長は地蔵をみるや、「これは使える!」と早速ロケを始めるのだった。タイトルは「戦慄!奇怪な地蔵が守る山に決死の潜入」・・・

 あたるは、これが穴場だといいながら、文句を言う面堂やしのぶを言い聞かせながら道を進んでいた。こんな場所だからこそ、道の真ん中で弁当を広げてもジャマにならない・・といって広げるあたる。そこをチェリーが通行していった。ここはチェリーの修行の山らしい。しかたがないので、ペロペロキャンディーでチェリーを釣ってこの辺の名所を聞き出すが、化石が出るところがある、というものだけだった

 ロケを始めたロケ班は、山の中を歩いていた。「ナゾの僧は実在するのか・・」とナレーションを入れながら。

 本当に弁当を広げるラム達。あたるは弁当に夢中だった。ラムは化石を見つけるが、あたるがかまってくれないので切り出して持っていく。

 ロケ班はチェリーの食べたキャンディーの棒を見つけていた。これを理由に早速新しいロケを始めるロケ班。

 ラムは相変わらず化石を切り出していた。面堂がその生物を見ると、山と海の物がごっちゃになっている。あたるは適当に石を組み立てて、生物を作ってテンに見せていた。それを見たラムが、その化石に命を吹き込んでしまう。その生物の異様な雄叫びは、ロケ班の耳にも届く物であった。

 テンはそのナゾの動物=怪鳥に乗って大喜びだった。あたるはコケにされて面白くなかったが・・。

 ロケ班はナゾの怪僧からナゾの怪鳥にテーマを変えてロケを開始したが、その前をテンやあたるが通過する。ロケ班は、下草でテンの乗った怪鳥には気づかなかったようだ。

 エサを撒いて怪鳥を待つロケ班。そこへ怪鳥とチェリーが襲う。ロケ班のキャンプは滅茶苦茶になった。カメラに収めようとも、怪鳥にカメラを食べられ、予備は駅の車の中。何とか後を追うロケ班だったが、釣り橋でがけしたの川に落とされる羽目になった。

 その後も怪鳥を求めてキャンプを張るロケ班。そんな番組を居間のTVで見て「大変だっちゃ」ともらすラムにあたる、チェリーと怪鳥であった。

第71話 「クラマ姫新たなる挑戦!」

脚本:伊藤和典/絵コンテ・演出:小島多美子/作画監督:遠藤麻未/美術監督:新井寅雄
昭和57年11月10日放送

 高原でテニスをするあたる、ラム、面堂、しのぶ。その山をせっせとカプセルを運ぶカラス天狗達。その時テニスボールがカラス天狗に命中!カプセルはコートに向かってまっしぐら、見事面堂に命中した。そのカプセルの中には、何とクラマが眠っていた。

 カラス天狗達が後を追ってくるが、そこでラムとあたるを発見して失望する。クラマはもう一度やり直したいと再びコールドスリープに入り、一世一代の賭を行ったのだが・・。

 と天狗が説明している間に、キスしようとしているあたる、ラムは慌ててそれを取り押さえる。天狗達は面堂をみるや、これでよいと面堂にキスさせようとする。面堂も説得されしかたなく・・・しかし、今度はしのぶが黙っていなかった。

 結局あたるが超人離れした体力でクラマの唇を奪ってしまう。面堂は落胆してクラマをのぞき込むが。目覚めたクラマは面堂がキスしたと思いこんで大喜びとなった。天狗達も早く帰りたいため、面堂と契らせようとする。面堂を説得し、ラムの協力のもと早速校庭に作ったカプセルで契ろうと企む。公衆の面前でと恥じる面堂だったが、クラマは中へ連れていくが・・・なかにはあたるがいた。そして真実を告げる。

 三日間魘されるクラマ。長老天狗は、掟、掟とまくしたてるが、クラマが掟を破るとどうなるのだ・・という問いに答えられず、歴代長老のデータバンクに聞くが、みな「先代長老に言われた」と答えるだけだった。クラマは呆れて面堂に会いに行く。途中テンを引っかけてしまう。テンは気づくとクラマに「結婚して!」の一言。

 テン、あたる、面堂で口論が始まった。面堂も快く契りに承諾する。しかし、契ろうとする行動パターンがあたると面堂で同じ事にクラマ達は気づくが、クラマは面食いだった。面堂と契ろうとする。そこへ初代長老の映像が。

 掟の訳はこうだった。それは若い頃の思い出を掟に込めていつまでも忘れまいとした・・・・かくして面堂は掟も関係なくクラマと契ろうとするが、あたるが鐘を持ち出して面堂が暗所恐怖症の閉所恐怖症ということをばらしてしまう。

 かくしてクラマは、強く、賢く、たくましい男を捜すべく、決意するのだった。みつかるのはいつになることか天狗の心配をよそにして・・・。


 クラマの挑戦は続く

written by PowerBird