うる星やつら TV Episode

ここは、第48話から第50話までです!

第48話 「翔べよイモちゃん!」

脚本:山本 優/絵コンテ:大賀俊二/演出:早川啓二/作画監督:野部駿夫/美術監督:新井寅雄
昭和57年4月28日放送

 生物部の資金源いもむし。その中に食い意地のはったいもむし「あたる」。メガネらはこのままでは破産だといもむし「あたる」を捨てようとする。あたるはそんないもむしを引き取ることに。

 クラスではいもむしのいもちゃんの話題でいっぱいだった。エサを与えるあたる。いもちゃんは、ウインナーまでも食べてしまうのだった。

 お昼の時間、クラスのみんなの弁当はカラ。あたるに非難が集中するが、覚えがない。それよりもいもちゃんがいない・・とあたる。弁当の犯人はいもちゃんであった。いもちゃんは、面堂の弁当の中で巨大化していた・・・。みんながいもちゃんを追う。いもちゃんはあたるの腕の中へ逃げ込んだ。

 あたるはラムと組んで、なんとかいもちゃんをクラスのみんなから守るのだった。ますますいもちゃん制裁に燃えるメガネ達。そのころあたるとラムは、いもちゃんを手当するため、保健室に向かった。

 行く手にはガスが・・・面堂が殺虫剤を撒きながら迫ってくる。背後にはメガネ達。あたるは絶体絶命であった。しかし、ラムのおかげでなんとか、この場を切りぬける。ふたりは保健室にたどりついた。サクラはそのいもちゃんの異様さに気づく。正体を見るサクラは・・・。しかし、それをあたるに告げる前にメガネ達が保健室に乱入してきた。

 あたるは標本室に避難する。あたるは標本人形を着て立っていた・・・。しかし、おいつ追われつ、ついにあたるとラムは追いつめられる。その時いもちゃんに変化が。空には蝶々の大群、ついにいもちゃんが孵化したのだ。いもちゃんが成長した姿は、妖精だった。あたるが綺麗になると信じてくれたから、孵化することができたという。

 あたるとラムに感謝の言葉を残していもちゃんは仲間の所へ飛びだって行った。


 信じるはあたるのみ。イモちゃんは羽ばたく!

第49話 「テンちゃんの恋」

脚本:荘 久一、伊藤和典/絵コンテ:西久保瑞穂/演出:押井 守/作画監督:遠藤裕一/美術監督:新井寅雄
昭和57年5月5日放送

 こいのぼりがなびく5月。金太郎が諸星家にやってきた。テンに会いにきたのだ。その頃テンは手紙を書いており、ラムに地球語に訳してもらおうとしていた。その内容は、なんとサクラへのラブレターだったのだ。

 「一発でダメだな」というあたるにテンは指南をお願いしようとするが、金太郎が止めに入る。「わいにまかせろ」と。早速金太郎はサクラに会いに行く。金太郎は、説明するまでもなくサクラの美貌にテンではだめだ・・・と思い帰ろうとする。しかし、サクラはなぜやってきたのかと問いただすと、金太郎は説明を端折って「つきおうてくれ」と言った。しかし、結果は・・・・

 金太郎はテンに「あきいらめい」と伝えるのだった。しかし、ラムはもう一度話をするといって出ていく。ついにテンにサクラから電話が、デートするという。

 そして当日、納得いかないあたるはテンを追ってついてきた。そしてラムも。ホテルのカフェで話し込むサクラとテン。その後ろで聞き耳をたてるあたる、そしてラム。テンは今日のデートのスケジュールを話す。遊園地そして夜は二人の将来について・・・?

 とりあえず、遊園地で楽しむ二人。しかし、テンはサクラとふたり、誰にも邪魔されない世界へ行こうと、金太郎と熊を呼ぶ。テンはサクラを連れてあたるを振り切り飛び去ってしまった。

 工事中の鉄骨のビルの上、テンはサクラとふたりっきりになっていた。そこで、結婚を申し込むテン。しかし、サクラは本当に困り果てていた。そこへあたる達が現れる。結婚できない理由をあたるもせまるのだが・・・・

 結局引き下がるテンであったが、やりきれない思いはあたるへ特大の炎となって現れた。泣きじゃくるテンを慰めるラムと金太郎。金太郎はそろそろ宇宙船が出発するからと帰ろうとするが、ラムは金太郎にあるお願いをした。

 それは、テンからサクラへの贈り物として、夜空にひかり輝くサクラの肖像であった。テンをやさしく抱き留めるサクラ、テンはサクラの腕の中で泣いた・・・。

 そしてあたるもサクラに抱き留めてもらおうとするが、ビルの下へはたきおろされるのであった・・・。

第50話 「翔んだドラキュラ」

脚本:荘 久一、伊藤和典/絵コンテ:野村和史/演出:早川啓二/作画監督:古瀬 登/美術監督:新井寅雄
昭和57年5月12日放送

 煙突の上で歯を磨くドラキュラ。そこへこうもりがやってくる。「かわいい女の子見つけました」と。ドラキュラは、さっそく血を吸いに夜空へ飛び立つ・・・・つもりが地上へ。ドラキュラは飛べなかった・・。

 本日の諸星家の夕食はにんにくたっぷりのぎょうざ。ラムとテンはにんにくが嫌らしく、早々に居間から2階へ退散する。これを見てあたるはラムとテンの意外な事実に微笑んでいた。

 煙突から落ちたドラキュラは、やっと諸星家の前にたどりつく。2階の窓からは、空気を入れ換えるラムの姿があった。一方あたるは、ラムににんにくの匂いを吹きかけようとラムに迫ってゆく。あたるがいよいよ攻撃・・・と言う一撃は、みごとラムを襲いに来たドラキュラに命中!あたるが冗談で作った十字架も、なぜかドラキュラの眼前へ・・・。

 運が悪いドラキュラは、なんとかラムを呼ぶことはできないか、と考えていたがこうもりの言葉からラムにラブレターを書くことにした。屋根の上でラブレターを書き、こうもりに届けさせる。ラムがその手紙を開けると・・・・それは知性のかけらもない、よだれつきの手紙だった・・・すかさず、こうもりは「本人が屋根の上にいますので、直接・・」とフォローするのだった。

 ラムとあたる、テンが上へ上がると、ドラキュラがポーズを決めて待っていた。ラムの血を吸いに襲いかかる・・・が、逆にテンの火炎攻撃をあびて、ドラキュラは仕方なく退散していった。

 翌翌日、こうもりはあたるとラムを訪ねてくる。どうしてもラムに血を吸わせて欲しいとお願いに。しかし、ラムは断る。途方に暮れたこうもりは、あたるに「誰かかわいい女の子紹介してくださいよ・・」と頼むが、あたるは誰か可愛い女の子を紹介することを条件にOKした。

 あたる、こうもりラムは、アドレス帳にある女の子を訪ね歩く。しかし、なかなかうまくいかない・・あたるは、こうもりから紹介してくれる女の子の確認を、こうもりに迫った。こうもりは仕方なく自分が女の子に化けて、あたるにドラキュラへの女の子の紹介を続けさせる。しかし、結局うまくいくはずもなかった・・・。

 そこへランがやってくる。女に化けたこうもりは、ランを是非にと誘うがランはあたるが一緒について来てくれたら・・・と条件を出した。もちろんあたるはOK、結局みんなでドラキュラの屋敷に赴くことになった。

 屋敷の中で、あたるは、女の子も手に入れたこと出し・・・とこうもりが化けている女の子に迫る。一方ランにはドラキュラの手が・・・・。自分は男なので気持ち悪いと逃げ回るこうもり。襲われる前に、若さを吸い取ろうとするラン。ついに女の子はこうもりが化けていたものとあたるにわかってしまう。またドラキュラもランが宇宙人だと判る。

 気を落とすあたる。また、ドラキュラがどうしても血をくれというので、血をもらえる場所を紹介して連れていってやる。ドラキュラは喜んでその場へ向かうが、そこはなんと献血車。逆に血を抜かれて可哀想なドラキュラであった・・・。


 字が下手なドラキュラさん。恋の行方は?

written by PowerBird