うる星やつら TV Episode

ここは、第43話から第47話までです!

第43話/第44話 「スペースお見合い大作戦(前編)(後編)

脚本:辻 真先/絵コンテ・演出:押井 守/作画監督:遠藤麻未/美術監督:中村光毅、今村立夫
昭和57年4月7日放送

 テンが空の上で気持ちよく昼寝する天気の良い日、ラムをたずねて父が来ていた。ラムをパーティに出席するように伝えに。その帰り際に父はテンに捕まる。「わいもつれてってーなぁ」というテンに、実はそれがお見合であることをばらしてしまう。テンと父は男と男の約束やで、ばらしたらあかん・・・・というのもつかの間、ことはチェリーや、あたるの知ることとなった。

 あたるは、気にならずにはいられない。その頃ラムは、パーティに着ていくドレスを楽しそうに選んでいた。ますます、あたるは落ちつかなくなる・・・。ラムはしばらく留守にすると言って楽しそうに出ていった。

 次の日、学校ではラムの見合いの話で持ちきりだった。テンがみんなにばらしまくっていたのだ。「ないしょやで」といいながら一人一人に。メガネらはあたるを責め、面堂に私設宇宙軍はないのかと詰め寄るが、どうすることもできない。そんな中あたるは、テンに「おまえはロケット持ってきてないのか?」と持ちかけて、テンのロケットでラムの救出?に向かうのであった。

 見合い会場では、父が皆に活を入れていた。みんなラム目当てに待ちわびている、とそのへドレスアップしたラムの登場。会場が盛り上がる・・・ラムはこれが見合いだと言うことにまだ気づいていなかった。次々に男達が言い寄ってくる。地底のプリンスは、穴を堀に行ったまま消えるし、彼等は変な奴ばかりで、父も困り果てていたその場に、まともな男、ユニが。さっそくラムと合わせようと企む父だった。

 しかし、ユニにはティアナという婚約者がいた。二人きりの場でラムに言い出せないユニ。その状況を見ていたティアナは、「こんな見合い、ぶちこわしてやる・・」

と、そこへ見合い反対同盟と名乗る二人が。彼等は見合いを壊しに来たという。

 見合い会場を偵察していたテンは、ボーイに見つかり、うっかり反対同盟のことをばらしてしまう。そんな中、父はラムとユニの婚約発表を強行するのであった。驚くラム。しかし、父は強気だ。そこへ穴掘りの名人?地底のプリンスが、会場へ帰ってくる。ここぞとばかりに穴に逃げ込むラム達。

 穴の中では、ティアナがユニを、そして見合い反対同盟の一人はなんと地底のプリンスの婚約者プリムが、それぞれの婚約者を叱りつけていた。もう一人のバッタ星人は、ただ女を追いかけているだけだったが・・・・その姿を見たラムは、それがあたるだと確信していた・・・。

 プリンスが掘った穴の出口は、またもや見合い会場であった。みんな捕まるその中で、ラムは父に説得する。父はそれを認め、ユニを離してやるのだった。

 数日後、あたるはラムに「パーティは楽しかったか?」と何気ない顔で聞いていた。ラムは、何気なく「楽しかったっちゃ」とバッタの姿のあたるに答えるのだった・・・・。


 本編よりエンディングが「心細いな」に変更されました。

第45話/第46話 「春らんまんピクニック大騒動!(前編)(後編)

脚本:山本 優/絵コンテ・演出:押井 守、原田益次、河井佐知彦/作画監督:野部駿夫、谷田部雄次/美術監督:新井寅雄
昭和57年4月14日放送

 今日は春の山へ遠足。あたるはラムのいない時間をエンジョイするつもりが・・やっぱりラムの登場、メガネらが呼び寄せたのだった。先生も特別参加を了承、喜ぶメガネらとは裏腹にあたるは不機嫌に。

 お昼を一緒にしようとあたるをラムは探すが、本人はしのぶを連れて森の中へ。あたるはしのぶに迫るが、しのぶは木の上の干物に目が行く。あたるに取ってくるようにお願いするしのぶだった。

 その頃メガネら4人は、露天風呂を覗いていた・・・。湯煙の向こうには女性の人影がある。そこへあたるとしのぶの声が。今度はこの二人を覗く4人・・・と、その時風呂に入っていた女性・・実はかっぱが、あたるめがけてやってくる。そしてあたるを風呂の中へ放り込んだ。後にはかっぱの主が出現、干物はかっぱだったのだ。

 礼を言うかっぱは、あたるを竜宮城へ誘う。しかし、かっぱの女のショーではあたるは満足するはずもなく、早々に退散する。みやげには、なんと美人の人魚であった。

 丘の上にはあたるの安否を心配したクラスの面々。そこへみやげを連れたあたるが出現する。そんな美人の人魚を連れて・・・みんなの怒りは頂点に達するのだった。

 そんなこんなで、場面は変わって小川のほとりのあたるとラム。ラムはあたるから離れようとしなかった。そこへ面堂が近くの鍾乳洞へ行くことを誘いに来る。あたるの頭には、「鍾乳洞-暗闇-若い男女-しのぶ」という計算が。皆の頭にも同じ方程式が出来上がっていた。

 入っていくと、都合良く二股路が。そして停電。二組は別々の道へ、しかし、顔を見るとあたるとラム、面堂としのぶになっていた。先でやっと二組は合流するが、もう一度あたると面堂はチャレンジする。しかし、今度はあたると面堂、ラムとしのぶに。しかも面堂はここで閉所恐怖症の暗所恐怖症であることがあたるにばれてしまう。

 いいかげん、お腹が空いた4人は帰ろうとするが帰り道がわからない・・・。そこへあたるは空き缶のゴミの路を見つける。行き着く先は、インベーダーのUFOであった。そこには冷凍睡眠するグロテスクなインベーダー。しかし、目の前の缶詰の山にラム以外3人の心は揺れ動く。ラムのたぶんだいじょうぶだっちゃの声に、皆は缶切りを探し始めた。

 運良く通風口の外に缶切りが。そこは他のクラスメートがいた場所なのだが、結局缶切りを手に入れたあたる達は、缶詰を食べ尽くしていた。

 クラスメートがあたるに気づき、先生が呼びに来るが、缶詰を食べたあたる達の腹は、ラムを除き膨れてしまっていた。どうも地球人の身体には合わなかったらしい。通風口を抜けることが出来ず、あたる達は、まさに缶詰状態となってしまいましたとさ、ちゃんちゃん。

第47話 「イヤーマッフルに御用心!」

脚本:辻 真先/絵コンテ・演出:小島多美子/作画監督:遠藤麻未/美術監督:新井寅雄
昭和57年4月21日放送

 ビルの谷間の露店では、この熱さの中イヤーマッフルを売っていた。そこへあたるとテンが通りかかる。1個150円を2個200円に値切って、あたるはイヤーマッフルを手に入れた。

 あたるはそれを100円でテンに。なんだかんだで二人がイヤーマッフルを付けた途端、人格が入れ替わってしまった。即ちあたるの身体にテンが、テンの身体にあたるが。あたるはこのチャンスを見逃すはずがない。テンの身体を使って手当たり次第にお姉さんに抱きついていった。ラムさえも、テンの身体のあたるに騙されてしまう。

 そこへサクラが通りかかる。絶好のチャンスとばかりにサクラに飛び込むテン(あたる)であったが、サクラの一撃が。さすが巫女!しかし、テンの姿を見て、さすがにサクラもわけがわからなくなっている。あたる(テン)が現れるが、全てはあたるのせいだとテンは言い、ラムとサクラはあたるの身体を責めるのであった。

 しかし、イヤーマッフルが取れたとたんにテンの人格はテンの身体に。テンの身体はあたると同居状態になってしまった。

 再び、ビルの谷間の露店では、今度はチェリーが・・・・。チェリーは150円で10個もせしめてした・・・・・。

 場面はまた変わってテン達の所。まだ二人は一つの身体でケンカしていた。そこへサクラがあたるから取れたイヤーマッフルをしてしまい、今度はあたるとテンはサクラの身体に、サクラはテンの身体に移ってしまった。三人の人格と二人が争っている間に、あたるの身体はけり飛ばされて、ダンプの上で旅をすることになってしまった。ラムや二人は気づいていない。

 イヤーマッフルが怪しいと気づいたサクラの人格は、取るように皆を促す。取った途端、人格はそれぞれの身体に戻った。あたるの身体はダンプの上で砂利と共に・・・。

 そこへイヤーマッフルのセールスマンが。なんと異星からイヤーマッフル=人格交換機を売りに来ていたのだ。自分達のUFOを砂利の中から出現させると、あたるがひっかかっていた・・・。あたるは迷惑料として、イヤーマッフルをふんだくる。

 そのころチェリーもイヤーマッフルをしてラム達の前に出現していた。サクラから事の次第を聞いたチェリーは、一人なら問題なかろうと。その頃あたるもイヤーマッフルをしたから大変。今度はあたるとチェリーが入れ替わった。

 なんとか二人とみんなはあたるの家に集合するが、結局大騒ぎ。とどめにラムの電撃でイヤーマッフルとみんながごっちゃになって・・・・・・


 本編より30分1話型に変更しました。セールスマンはつらいでんなぁ・・。

written by PowerBird