うる星やつら 電気仕掛けのお庭番

1989年キティ・フィルム作品
監督:四分一節子


OVA第三弾!

 真吾登場!面堂家の忘れ去られた電気野菜畑。電撃のきかない真吾に了子のピーンチ!
 ところで、面堂のうちっていったい....


ストーリー

 薄暗い森の中に殺気が走る。命をかけて戦う忍者。飛び交う手裏剣。ぶつかり合う刀と刀。そして−あ、あんみつ。
 ラムとあたるは二人で映画を見ていたのだ。映画館を出るなり、女の子に声をかけるあたるにラムの電撃が飛ぶ。いつもとかわならない春の一日。一方、面堂邸の座敷では終太郎と父が向かい合っている。実は面堂邸では、代々嫡子に御庭番なる忍者が付き、影ながら身辺警護・世話をするというのだ。ところがその御庭番が、何と例の真吾。そして終太郎と真吾を知ってか知らずか間違えてしまう菜造爺。腕だめしとして終太郎は真吾に妹の了子の様子を探るように命じたが、真吾は全く主を主とも思わない態度である。起こった面堂に屋敷からたたき出され、ようやく動き出した真吾だったが、たまたま道を通りかかった了子に一目惚れしてしまう。その場は了子からセーターを貰って別れるが、実はそのセーター、後を追えるように仕組まれたものだった。そうとも知らず真吾は面堂邸に帰るが、何の成果もないことに怒った面堂によって再びたたき出されてしまう。了子は真吾が面堂家の「おにわばん」であることを知ると、何を考えてか真吾にラブレター(のようなもの?)を送るが、唐突に現れたあたるにも手紙を見られてしまう。夜、神社の階段で真吾を待つ了子。だが、そこにあたるまで現れる。夜の町を二人で逃げる了子と真吾。何とか諸星家までくるが、たちまちあたると終太郎に追いつかれてしまう。そこで了子は真吾が以前、ラムと祝言を上げようとしていたことを知る。
「もう、顔も見たくありません」
飛び出す了子。それを追う真吾、あたる、終太郎、そしてラム。手榴弾の中、必死の追跡劇が始まるが、了子は面堂邸に逃げ込む。塀に登った彼等に
「早くお降りになって!その塀には高圧電流が・・・・・」
と言いつつ電源を入れる了子。たちまち感電するあたると終太郎。だが真吾は特異体質なのか帯電したまま全く平気である。ついに面堂家お庭番の真価が発揮される−。

 


私から一言

 ひさびさに真吾登場であった。真吾もあいかわらずですね。
 


声の出演


ラム>>>>平野 文
あたる>>>古川登志夫

面堂>>>>神谷 明
了子>>>>小山茉美
あたるの母>佐久間なつみ
面堂の父>>麦 人
コタツ猫>>西村智博
菜造>>>>北村弘一
真吾>>>>古谷 徹
ナレーション>永井一郎



スタッフ


キティ・フィルム作品

製作:多賀英典
企画:落合茂一
作画監督:小林ゆかり
演出:吉田健太郎
監督:四分一節子



出典:キャニオンLDより