うる星やつら 渚のフィアンセ

1988年キティ・フィルム作品
監督:四分一節子


OVA第二弾!

 300円で島を買い、浜茶屋再建!?さ、さんびゃくえんなんていくらなんでも...。名物ウニ金時を食べにみんなで行こう!


ストーリー

 夏の日、ラム、あたる、面堂、しのぶの四人はある島へ向かっていた。そこに、竜之介親子が「浜茶屋」を開店したのだ。だが、四人が着いてみると、そこは本当に浜茶屋以外に何もない程小さな島だったにだ。当然、他に客などきそうにない。しかも竜之介の父は、知り合いのつてで島ごと300円で買ったという。「何か訳がある。」四人は思った。

 夕暮れがせまり、辺りが闇に包まれてくる−と、やはり幽霊が現れた。驚く四人。しかし、実はその幽霊というのは、元の浜茶屋のオーナーで竜之介の父の学生時代からの親友でもある潮渡とその娘、渚だった。そして渚は竜之介の許嫁だったのだ。竜之介は親どうしの勝手な約束に怒り、秘かに竜之介を慕っていた渚は泣き出してしまう。そこで潮渡は、自分たちが死んだ理由を話し始める。二人はこの島に店を出したはいいが、全く客がこずに困り果てていた。そこで何とかして店の名物を生み出そうとし、氷ウニ金時なるものを思いついたのだった。ところが完璧な味を求めて、自ら試食を続けるうちに、ついには力つきて死んでしまったというのだ。そして、潮渡は、氷ウニ金時を完成させないと成仏できず、渚は竜之介とキスしないと成仏できないと言うのだった。

 竜之介にキスをせまる渚。竜之介は何とかして自分が女であることを教えようとするが、竜之介の父が邪魔をして打ち明けられない。しのぶも渚が成仏するにはキスした方がいいかもと竜之介には協力しない。どうにか、潮渡に女であることを話すが全く意に介していないようである。−?
 そこへ竜之介の父の一撃が入り竜之介は気を失ってしまった。

 


私から一言

 なぜ、美人なら人間でも、幽霊でも、宇宙人でも手を出すあたるが動かないのか、これは物語を見ればはっきりする。思わず納得である。
 一応ノーマルなカップルではあるが、何かヘン!?


声の出演


ラム>>>>平野 文
あたる>>>古川登志夫

面堂>>>>神谷 明
しのぶ>>>島津冴子
竜之介>>>田中真弓
竜之介の父>安西正弘
渚>>>>>弥生みつき
渚の父>>>肝付兼太


スタッフ


キティ・フィルム作品

製作:多賀英典
企画:落合茂一
音楽:星 勝/ミッキー吉野 他
美術監督:小板橋加代子
作画監督:森山ゆうじ/やまざきかずお
演出:山口頼房
撮影監督:高橋明彦
音楽監督:なん波重冶
アニメーション製作プロデューサー:松崎義之
製作担当:渡辺 明
監督:四分一節子

製作協力:マジックバス


資料参考:キャニオンLDより