紀元三千年
幾多の苦難と危険を次々と克服した人類は
ついに銀河系を征服し、ここに巨大な銀河連盟を結成したのだった。
この銀河連盟の宇宙パトロール船エンタープライズ号は
宇宙の平和と安全を守るために
今日もはてしない宇宙を進んで行くのである。
本作品は、USで1973年9月15日から74年1月13日(1st Season)、1974年9月7日から74年10月12日(2nd
Sesson)にかけて放送され、日本(関東地区)では、「まんが宇宙大作戦」のタイトルで30分枠で放送されました。
まんが宇宙大作戦
制作:フィルメーション・アソシエイト、NBC
放映時間(関東地区):昭和52年4月10日-52年9月13日
放送局:東京12チャンネル(現テレビ東京)
放送時間:日曜日午前9時30分-10時(11話まで)
火曜日午前9時-9時30分(12話以降)
形式:カラー30分、全22話
日本語スタッフ
制作:東北新社
担当:柳沢隆行(テレビ東京)向井士郎(TFC)
台本:古賀牧彦 伊達渉
演出:伊達 渉
効果:遠藤幸雄
調整:中里勝範 小林牧夫
録音:プロセン・スタジオ
配給:パラマウントオリジナル・スタッフ
キャスト・声の出演
カーク船長(ウイリアム・シャトナー)/矢島正明
スポック(レナード・ニモイ)/阪 修
ドクター・マッコイ(デフォレスト・ケリー)/村越伊知郎
加藤(ジョージ・タケイ)/村山 明
ウラ少尉(ニシェル・ニコルス)/高島雅羅
クリス(メージェル・バレット)/吉田理保子
レス(メージェル・バレット)/小宮和枝
アレックス(ジェイムズ・ドーハン)/大泉 滉
「まんが宇宙大作戦」のレギュラーの声は、TVシリーズのメンバーが担当しているが、ゲストにも趣向が凝らされている。”トリブル”で人気があるデビッド・ジェロルドも第4話のコラックスや、第16話のエムの声で出演。
「まんが宇宙大作戦」には、TVシリーズと同じメンバーが集められたが、チェコフ役のウオルター・コーニックだけは参加せず、キャラクターも作られていない。しかし、第6話では、脚本家として番組に参加。作家としての才能を見せてくれた。
第9話のハリー・マッドや第4話のトリブル等、TVシリーズではお馴染みの人物や設定が本作品では次々と登場する。用語辞典を片手に書いたのではと、思わせるほどトレッキーな描写が多く、本当に「まんが宇宙大作戦」を楽しめるのは、TVシリーズを全部見た人?
第17話では、TVシリーズの第38話に登場しながら設定が明らかにされていなかった惑星オリオンの設定が登場し、ファンを喜ばせた。惑星連邦とは中立関係にあるのだが、惑星コリダンの領土問題で中立関係が揺らぎ始めており、ロミュラン側に傾きかけている、というのがその説明であった。
アニメの最終回で登場したエイプリル閣下だが、これは「スタートレック」の初の企画時、考えられていた艦長の名前ロバート・エイプリルであることは明らかで、新星ベータ・ニオペ、惑星バーベルとなじみの名前が続出、「スタートレック」の末尾をかざる、トレッキーへのサービス編とも言うべき作品となった。
あの日あの時・・・・
TVシリーズと同じメンバーでアニメをやらせてしまうアメリカ・・・・すんごいですね。やはりファンの力がそうさせてしまったんでしょう。
一度この作品を観てみたいですねぇ。
From toba
資料参考:徳間書店刊「TOWN MOOK増刊スタートレック大研究3」
他