本編はUSでの放送順でお送りしております。
日本での放送は「TV AIR SCHEDULE」をご覧下さい。
ここでは第10話-第12話までをお楽しみ下さい。
第10話 「ミクロ人間の恐怖」(THE
TERRATIN INCIDENT)
脚本:PAUL SCHNEIDER
第11話 「魔のスペース・トライアングル」(TIME
TRAP)
脚本:JOYCE PERRY
脚本:MARGARET ARMEN
エンタープライズは、最近急激に宇宙圏内に放射能が増大した惑星アラクナの原因調査に向かっていた。その調査中、60号惑星から正体不明の電波を受信し、60号惑星の衛星軌道にはいるエンタープライズ。古い探検隊の資料によると、60号惑星はMクラスに属し、中心部に熱源があり、表面はクリスタルの岩石に覆われている惑星であった。60号惑星からは、奇妙な衝撃波も発せられており、エンタープライズはその真っ直中で調査を開始した。
60号惑星の地表は、激しい火山爆発でクリスタルが破壊されていた。何の影響もないと思われていた衝撃波だが、エンタープライズの動力源であるジェリシューム・クリスタルは破壊され、人間の人体に驚くべく影響が現れ始めた。
有機体の分子間がせばまり始め、人間の身体が縮小を開始したのだ。コンピュータの計算で5センチまで縮まれば、船の操作ができなくなり、1ミリまで縮小することが判明した。縮小は続き、原因調査のため単身60号惑星へ降りるカーク、しかし、転送が身体を戻すことを知り、カークは帰還した。
スポックとウラがさらわれ、その通信でこの惑星の住民が縮小し、火山の爆発で星が滅びるため、縮小光線で宇宙船の気をひこうとしていた事実が判明した。カークは二人を転送し、動力源も受け取り、60号惑星の住民をすべて収容し、新しいバーダニスという惑星へと無事移住させることを決定したのである。
銀河系宇宙の果てにあるトライアングルと呼ばれる領域では、過去数百年に渡って数多くの宇宙船が原因も分からずに行方不明となっていた。エンタープライズは、その調査に向かったが宿敵クリンゴンのパトロール船クロッソス号に遭遇し、戦火を交えた。その時、突然敵戦艦の姿が消え、カーク達を驚かせる。
さらに三隻のクリンゴン船に囲まれるエンタープライズだが、クロッソス号の消失を不審に思うカークは、同じ位置に船を急行させめまいを感じた次の瞬間、エンタープライズもまた別世界へと移動していたのである。そこにはこれまで行方を絶った何百年間分の船の残骸が無数に散らばっていた・・・・
エンタープライズとクロッソス号は共に相手を発見、攻撃を開始するが何の効果もなく、共に船長のカークとコールが一隻の宇宙船へと転送されてしまった。そこには行方不明となった宇宙船の乗組員が二人を待っていた。
彼等はこの世界が銀河系宇宙とは異なる次元の世界であり、袋のようなこの宇宙からは脱出不能なことを説明した。彼等も一度は脱出を試みたが、それが不可能と知りここに秩序ある平和社会エルジアを作り暮らしていたのだ。
しかし、スポックの研究の結果エンタープライズとクロッソス号をドッキングすれば、脱出可能であることが判り、エネルギー減少とクリンゴンの破壊工作と戦いながら、カーク達は無事このトライアングルから脱出する。
惑星アルゴはかつて陸地が多かったが、大地震による地殻変動のため、陸が沈み、ほとんど海と化してしまった惑星であった。カーク達調査班は、惑星アルゴの残り少ない地面に、地震研究のため上陸した。
宇宙ボートで海底を調査中、カークとスポックは猛獣海トカゲに襲われ、二人は遭難してしまう。そして捜索隊が五日後、二人を発見したとき二人の身体は突然変異を起こしており、水中にしか生きられない身体となっていた。
マッコイの調査により、血液中に未知の物質が混入しており、それが肺の仕組みを変えてしまったのだ。カークとスポックは、自分達の身体を元に戻すため、惑星アルゴの海底へと向かったのである。
二人は海底で海中人種アーカン族に遭遇し、彼等が水に溺れていた二人を発見して、注射の結果突然変異を起こさせ、助け出したことを聞き出した。そして元に戻す方法は廃墟の神殿にあるが、それは部族の掟で固く開けることを禁じられている場所であった。
しかし、カーク達は古い掟を守ることに疑問を持つ若者を達を説得して、彼等の先祖が残した学術研究の成果を手に入れることに成功する。その結果、カーク達が元に戻ったばかりでなく、アーカン族も陸上生活が出来るようになる。フェーザーで近くも安定され、部族の長達も自分達の考えを改め、惑星アルゴの新しい平和の文明が開花することとなった。