Animation Episode



本編はUSでの放送順でお送りしております。
日本での放送は「TV AIR SCHEDULEをご覧下さい。


ここでは第7話-第9話までをお楽しみ下さい。

第7話 「魔星メーガスの半獣人」(THE MAGICKS OF MEGAS-TU)

脚本:LARRY BRODY

第8話 「不思議の星のアリス」(ONCE UPON A PLANET)

脚本:CHUCK MENVILLE,LEN JENSON

第9話 「侵入した愛の妙薬」 (MUDD'S PASSION)

脚本:STEPHEN KANDEL


第7話「魔星メーガスの半獣人」

 銀河系中心部への調査旅行へ赴いたエンタープライズは、銀河系の中心点で惑星を発見した。だが突然カーク達の目の前に、ルシアンと名乗る半獣人が出現する。地球人を友と呼ぶこの異星人は、一瞬のうちにカーク達を惑星メーガスへ連れ去った。
 
 そこは、既存の物理法則の全く通用しない不思議な世界だった。地球で魔法と呼ばれるものが普通に使われているのだ。強い意志さえあれば、どんなことでも可能なのである。

 メーガス人は過去に地球を訪れたことがあるらしい。何故かルシアンはカーク達を他のメーガス人に会わせまいとするが、結局見つかってしまう。メーガス人は、カーク達を見るや、復讐してやる!と叫んだのだ。

 カーク達は17世紀のサレムを模した街で裁判を受けることになった。メーガス人は過去に地球を訪れたときに、善意から魔力を使って地球人を助けようとしたが、地球人は彼等の力を恐れ、憎み、彼等を悪魔、魔女と叫んで迫害した。サレムは彼等の仲間が虐殺された土地であった。カークは地球人も昔とは違っていると主張。スポックもバルカン人として彼を弁護する。

 メーガス人達は彼等の説明を受け入れたが、ルシアンについては裏切り者として終身刑を宣告する。カークはこれに反対して、意思の力で魔力を操り戦おうとする。だが、それはテストだったのだ。カークの言葉が偽りでないことを知ったメーガス人は、ルシアンを赦し地球人とメーガス人の新たな友情に乾杯するのだった----。
 

第8話「不思議の星のアリス」

 マッコイ、加藤、ウラは久しぶりの休暇を過ごすため、遊園惑星バカンスへと上陸した。ここでは、地下のマスター・コンピュータが保養客の願望を読みとり、それに応じた人間や動物のロボットで相手をしてくれるのだ。存分に休暇を楽しんでいた三人だったが、マッコイがハートの女王に襲われ、ウラが行方不明になってしまった。

 異常を知ったカークは、全員の休暇を取り消し、捜索隊を率いて惑星に上陸した。実はウラはマスター・コンピュータに捕らえられていたのだ。彼はエンタープライズを知性体と考え、これを乗っ取ろうとウラをさらって人質にしたのだった。さらにエンタープライズのコンピュータを支配し、コントロールを奪おうと企む。

 その頃カーク達は、敵の罠にかかり恐竜ロボットにより洞窟へ追いつめられる始末だった。スポックの計略により、カークとスポックは艦ぴゅーた・センターへ侵入する。しかし出遅れたマッコイと加藤は、今度は二つ首のドラゴンに追われ逃げまどう羽目に。

 コンピュータは奴隷のように人間に仕えるのはいやだといい、宇宙船を乗っ取って宇宙を征服するつもりだとカーク達に告げる。しかしカークの機械は人間の奴隷ではなく、対等の協力者なのだという主張に和解するのだった。

 その頃すでに外ではマッコイと加藤がおとなしくなったドラゴンと共に、アリスと3月ウサギのお茶会を楽しんでいた。それはこれからの楽しい休暇を約束するような光景であった。 
 


第9話「侵入した愛の妙薬」

 またしても各地で被害続出の報があり、カーク達はすでに顔馴染みの感もある指名手配の大詐欺師ハリー・マッドを捜査中であった。ハリーのいると思われる惑星サルドンに急行するエンタープライズ。案の定、ハリーはサルドンの鉱夫が集まる街の一角で、身体に付けて相手にも付ければ、たちまち愛情が得られる「愛の妙薬」なる魔法の水なの販売中であった。カークやスポックはそこに現れるが、ここは銀河連盟の加盟国ではないので逮捕は出来なかった。

 しかし、カークがサクラの偽者女性客をばらしたことで、ハリーはリンチに会いそうになり、カーク達に自首することとなった。エンタープライズは、ハリーを収容してサルドンを出発した。

 しかし、ハリーはまたもや愛の妙薬と称して看護婦のチャペルに「魔法の水」を与え、彼女のフェイザーをすり取って隙をうかがって船外脱出を計画した。チャペルは秘かに愛するスポックに薬を付けてみたが、何の反応も起きなかった。チャペルはハリーの嘘に怒るが、これがチャンスと逆にハリーは彼女を人質にして宇宙船で惑星バイナリー・サンへと脱出してしまった。

 その頃スポックは、チャペルのへ愛に目覚めカーク達を驚かせたが、時遅しであった。ハリーを追うカーク達は、惑星で怪獣に襲われるがハリーの機転でハリーの薬を怪獣に与え、おとなしくなった隙に脱出した。薬が切れると、愛情は反動で憎しみに変わった----誠に恋と女心だけは、理屈ではわからぬようである。