脚本:並木 敏/絵コンテ:池田 成/演出:元永慶太郎/作画監督:西村誠芳/GUEST:牧:水島鉄夫
お台場タワーホテルで行われるバビロンプロジェクト会議にテロ予告が入り、それに備えて警備につく第二小隊。しかし、当の過激派である大神と八木は、爆弾を仕掛けるためにタワーホテル内に潜入したものの寝過ごし、最上階の展望タワーに逃げたあげく持っていた爆弾を誤って爆発させてしまう。そして二人はこの爆発によって、崩れ欠けた展望レストランにバーテンダーといっしょに閉じこめられる。
タワーには倒壊の恐れが生じ、テロリストの逮捕と人質の救出を急ぎたい第二小隊。しかし、あくまでもバビロンプロジェクト会議中止を求め抵抗の構えを崩さない大神。そんな状況の中、後藤隊長はある作戦を開始するが・・・・
みんなのがんばりに拍手!
脚本:横手美智子/絵コンテ・演出:西山明樹彦/作画監督:山田きらさか/GUEST:猿滑:土師孝也
大型のレイバーを使ってキャッシュディスペンサーごと大金を盗み出す、新手の強盗が三度連続して東京の街を襲う。警視庁はは捜査に乗り出すが、犯人は証拠らしいものをほとんど残さず、なかなか手がかりがつかめない。やがてレイバー犯罪と言うことから第二小隊も捜査に加わるが、後藤隊長は事件の現場に何やら子供の落書きのようなものが残されていることを発見し、これを追跡する。この落書きが事件を説く鍵に?
事件の犯人は、以前香貫花が帰国する際にその飛行機をハイジャックした男、猫渡を含む犬走と猿滑の三人組だった。三人の次のターゲットは、昔猿渡が犯行に失敗した霞ヶ関ビル!果たして第二小隊は彼等の犯行を阻止できるのだろうか?
うる星の現役スケ番三人組のような・・・・
脚本:有栖ひばり・高橋哲子/絵コンテ・演出:青木康直/作画監督:高見明男
テレビの人気番組「はたらくお嬢さん」が、野明を取材しに三日間、第二小隊にやってきた。レポーターはプレッシー事件を取材したあの桜山桃子。「愛される警察」を目指す特車二課は、もちろん取材に全面的に協力する。
あくまでも”やらせ”ではない、リアリズムをモットーとする桃子達取材班は、朝方の四時にぐっする眠っている野明の寝顔や、柔道の練習で熊耳に投げ飛ばされる姿なども精力的に取材していく。そんなある日、病気を苦にした男が盗難レイバーで自殺を図ると言う事件が発生。現場へ同行した桃子は、強引な取材がもとで、男の人質となってしまう。必死に助けようとする野明。果たして桃子の運命は?
第二小隊の面々がおもしろいですね。
脚本:伊藤和典/絵コンテ:吉永尚之/演出:浦田康則/作画監督:土器手司
かねてから希望していたニューヨーク出張が実現し、有頂天のシゲ。任務はニューヨーク市警に誕生したばかりのレイバー隊に、日本の最先端技術を伝授することだったのが。
ニューヨークに降り立ったシゲは、香貫花の案内のもとテロ対策のため地下90mに位置する秘密レイバー基地「CLAT」に行く。が、そこで待っていたのは、なんと金髪の後藤隊長やゴッドウッドと呼ばれる榊のそっくりさん。おまけに野明や遊馬、太田や進士までもがそのまま”ガイジンバージョン”になって現れる。
やがてシゲはゴッドウッドと共にレイバー隊に役立つシステムを開発する。そして事件発生。アメリカ大陸が世界地図から消えるほどのこの危機をもし救えれば、自由の女神像の横にシゲの像が建つ!?
なんてことは、ありませんね。世の中そんなにうまくいくわきゃない!?
脚本:横手美智子/絵コンテ・演出:元永慶太郎/作画監督:山田きらさか
年に一度の自衛隊の公開演習に、観客として招待された第二小隊。熱の入った迫力ある演習に、野明達は感心するばかり。ヘルダイバーに試乗までさせてもらった野明は、その動きの軽さにヘルダイバーにたいして好印象を持つ。その上不破には自衛隊員としてやってみないかとスカウトまでされる。優秀な人材獲得に熱心な不破は、数日後再び電話で野明に自衛隊への転職を真剣に検討して欲しいと話す。自衛隊に行けば、最新鋭の設備と練習の場が保証され、野明の力が伸びることは確かなのだが・・・。
思い悩む野明は、出動中もボーっとし野明らしくもないミスもしてしまう。そんなある夕暮れ、偶然に不破と出会って話をしている目の前で突然強盗事件が!すかさずバイクに飛び乗り、犯人を追う野明。不破の協力もあって、犯人は逮捕するのだが・・・。
自衛隊員の野明って、なんとなく想像つきませんね。
脚本:伊藤和典/絵コンテ:菊池一仁/演出:西山明樹彦/作画監督:高木弘樹
量産機が次期警察ようレイバーと成り得ないことが分かり、急ピッチで開発が進められ、導入が決定した新型機AVゼロ。そのゼロが今日第一小隊に配備される。それに伴ってパイソンは教習所へ。「もし、これがイングラムだったら」の思いを抱きながら見送る野明。
ゼロを乗せたキャリアが到着し、デッキアップしたゼロはまわりを威圧するかのよう。南雲隊長は自信たっぷりで、ちょっと自慢げな様子。イングラムとの模擬戦を後藤隊長に申し入れる。
余裕の五味丘と、闘志を燃やす太田。ゼロは第二小隊が予想した以上に画期的な性能を見せつけ、それを操る五味丘は太田機を軽くいなす。
特車隊のレイバーは、常に最先端でなければならないのか?アルフォンスを失う悲しみを二度と味わいたくない野明は?
ゼロの性能は当然後発分優れているはず。時代の流れはしょうがない。
脚本:伊藤和典/絵コンテ:吉永尚之/演出:青木康直/作画監督:高見明男
ゼロを導入した第一小隊は、期待通りの働きで順調に事件を解決していく。マスコミもゼロを高く評価するが、第二小隊への風当たりも強くなる。
イングラムを越える能力を持つゼロ。こおままではいずれ第二小隊にも導入の可能性が・・・。アルフォンスとの別れの予感に、気持ちが乱れ何も言わず実家の苫小牧に帰省した野明は、そこで心の整理をしようとする。そして気持をふっきった野明は、迎えに来てくれた遊馬と一緒に再び東京へ。
東京では事件が発生中で、最後まで悔いが残らないように責任を持ってイングラムを操縦しようと決心する野明は、空港から現場に直行。第一小隊と共に犯人逮捕に乗り出す。アルフォンス、野明ともにオールグリーン!野明のイングラムに対する自信と、信頼に元ずく大胆な作戦で見事に事件は解決!
すがすがしく終えたTV版最終話。本当にお疲れさまでした。