機動警察パトレイバー
Original Video Animation Episode

このページでは、第6話から第10話まで紹介します。


 第6話「黒い三連星」

脚本:押井 守/絵コンテ・演出:青木康直/作画監督:高見明男/GUEST:山寺宏一 他

 特車二課の永遠のライバル「海の家」のテロ活動が、近頃急に派手になってきた。そんな折、ハンガーでも爆発騒ぎが起きるが、単なるプロパンガス漏れでテロとは無関係と判明。しかし、特車二課唯一のドラム缶風呂が使えなくなってしまった。しかたなく、銭湯へ行く途中「海の家」のテロリストを追いつめた公安刑事と遭遇。刑事は「右の脇の下、ほくろが三つ」と言い残して失神してしまった。袋小路の先にあるのは一軒の銭湯のみ。銭湯での篭城を懸念して速攻を決断する後藤隊長。裸の捜査が始まった。
 
 とにかく風呂屋にいる被疑者がハンパじゃない。パンクに入れ墨、クワタにちょんまげ、とどめはゴルゴXX。ちょっとやそっとじゃ、脇の下なんて・・・・


  今回はとにかく、男のハダカばっかりです。野明やおタケさんのシーンがないのが残念。


 第7話「GAME OVER」

脚本:伊藤和典/絵コンテ:吉永尚之/演出:元永慶太郎/作画監督:高木弘樹/GUEST:バド:鈴置洋孝 他

 点灯するバッテリー警告灯。必死でバックアップする第二小隊。内海を追う熊耳、果たして・・・・
 イングラム三号機香貫花と整備員達の到着でピンチを脱した第二小隊だが、本当の勝負はこれからだ。黒崎の心配をよそに三号機を迎え撃つバドは、時間を稼ごうとする香貫花の術中にはまる。その間に一号機の電池交換を急ぐ整備班。じっと時を待つ野明。そんな野明の緊張をほぐそうとする遊馬の言葉。特車隊全員が今度こそは決着をつけなければ、と思っているはず。

 一方、ホテルで宿泊者のカードをめくる熊耳はリチャード・ウォンの名前を見つけるがすぐには信じられない。複雑な心境で部屋に向かうが、しかし、現れたのは赤石と緑川。内海がそれほど甘くないのは分かっていたハズなのに・・・。熊耳を動揺させる原因は何なのか?
 そして電池交換を終え、反撃のために立ち上がったアルフォンス。その時1999年が終わった。今度こそ決着の時だ。


 グリフォンシリーズ最高潮!いったい結末は!?ということで、気になる人は、ビデオをもう一回見ましょう。


 第8話「火の七日間」

脚本:押井 守/絵コンテ:青木康直/演出:浦田保則/作画監督:山田きらさか/GUEST:立木文彦 他

 太田の今まで以上の機体破壊行為も、それは単なるきっかけに過ぎなかった。
 整備班の慢性的なハードワーク、一般社会と隔離された閉鎖的な環境。そもそも整備という地味な仕事、それにもかかわらず実際に作業にあたるのは血気盛んな若き整備員というギャップ・・。新鮮味に欠ける職場、フラストレーションの蓄積、せめて食事や休憩の時くらい若い男のささやかな欲望のままに振る舞いたい!
 しかる事態に整備員に降りかかる風紀委員会の弾圧・・いったいどうなる!?


 ま、わからんでもない。若い男の子なら・・・


 第9話「VS(バーサス)」

脚本:横手美智子・伊藤和典/絵コンテ・演出:青木康直/作画監督:高見明男

 グリフォンを倒して一段落。お正月も過ぎてようやく第二小隊にも慰安旅行に行けるゆとりが訪れた。休暇中の香貫花も交えて温泉でも行って・・・
 ひと風呂浴びて、さっそく宴会へと突入したが、なぜか険悪ムードの香貫花と熊耳。野明と遊馬ら周囲の気遣いを尻目に、二人の冷戦はエスカレートするばかり。その毒気にあてられてか、宴会はやがて意味不明の世界へ・・・。人気を二分する二人の戦い。勝利はどちらの手に!?


 この二人の対決は、まさに夢の対決ですね。OVAならではの展開です。


 第10話「その名はアムネジア」

脚本:押井 守/絵コンテ:吉永尚之/演出:原田奈奈/作画監督:山田きらさか/GUEST:政:中田謙治

 太田は近未来の不思議な夢を見ていた。
 奇怪なうなり声をあげて殺到する巨大なモンスター・ひろみの頭部を打ち抜き、強化剤を一気に飲み干して破裂寸前の筋肉マンに変身するシゲの額に穴を開け、遺伝子操作による究極の労働力・最後のAV計画を発動させた遊間の逃げる背中に銃弾を三発、さらになぜか上海亭の親父におさまり、太田のオーダーにイチャモンをつけるサイバーな進士のすさまじいどアップに一発。
「うあああああ」呻き声と共に目が覚める。2LDKの六畳間にいる太田。頭が痛い。その手に握られたリボルバー。
「ここはどこだ・・・俺は何を・・・。俺は誰なんだ!」
振り向けば壁により掛かって硬直している進士の死体。隣の部屋にはハチの巣になって惨死している遊馬。洋タンスの中には顔面血だらけのひろみ。真っ赤に染まった浴槽で揺れているシゲの死に顔。
「うああああああああああああ」
太田は完全に切れた。走り去る太田。背後から周囲2キロ平方に響きわたる多美子の絶叫!パトカーのサイレン・・・・・


 さあ、押井作品第三弾!スーパーバイオレンス&ハードストーリーの始まりだぁ!!