きまぐれオレンジロード
ハワイアン・サスペンス

1989年東宝作品

OVA第2弾


 期待のOVA化第二弾!これもよくわからん20cmLDでリリースされた。
ハワイを舞台に展開するサスペンスとアクションという、きまオレでは滅多に見れない物語が展開する。


ストーリー


 まどかの両親のコンサートに招待され、ハワイにやってきた恭介、まどか、ひかるの三人は、常夏の太陽の下で無邪気にはしゃぎまわり、楽しいバカンスを過ごしていた。刺激的な光の降り注ぐ浜辺で、大胆な水着姿のまどか。そして、まどかのしぐさのひとつひとつに嬉しいめまいでくらくらの恭介。だがそこで事件は起きた。

 ひとりで忘れ物を取りに行ったまま、帰ってこないひかるが心配になり、二人がホテルへ戻ってみると、そこにひかるの姿はなく、部屋は無惨に荒らされていたのだ。
「もしかしたら・・・。誘拐・・・。」
呆然と立ち尽くす二人に犯人からの電話が鳴った。ひかるを返して欲しければ、有り金全部もって指示に従えというのだ。指定された場所で待つ恭介とまどかに、再び犯人から連絡が入る。
−「ダイヤモンドヘッドへ来い」−次々と指定場所が変わるのは、二人に尾行がついていないか監視するためだ。だから警察に通報すれば、ひかるの命が危ない−そのことに気づいた恭介は、ひかるをひとりでいかせた責任を感じ自分たちだけでひかるを助ける決心をした。謎めいた犯人からのメモによって、ひかるが停泊中のヨットの一隻に囚われていることを知った恭介達は、見張りの目を盗んでついに船の内部へと潜入する。

 しかしそこへひかるの姿はない。すべては犯人達の仕掛けた罠だったのだ。二人は不意を襲われ、捕らえられ監禁されてしまう。恭介の超能力で縄を解いた二人は、そこでひかると再会する。誘拐犯達は、ひかるを同姓の日系人富豪令嬢と思いこみ、身代金を要求していたのだった。開き直った犯人達は、三人に銃口を向ける。
「どちらにしろ、おまえ達はワイキキの海に沈むんだ。鮫のいい餌になるぜ」
恭介、ひかる、まどかに絶体絶命の危機が迫る。


 という、きまオレではめずらしい、手に汗握る展開です。このなかのまどかもとってもいいし、ポスターもいかったなぁ。

スタッフ

監督:森川 滋
キャラクターデザイン:高田明美
構成:寺田憲史
脚本:大橋志吉
総作画監督:後藤真砂子
美術監督:三浦 智
音楽:鷺巣詩郎
製作:東宝・スタジオぴえろ

声の出演


春日恭介:古谷 徹
鮎川まどか:鶴ひろこ
檜山ひかる:原えりこ