ここからのＯＡＶは、オープニング、エンディングにもいいものがあります。本編だけでなく、楽しめます。
夏休み初日の朝、目覚めた恭介は隣に裸のひかるが眠っているのを見てびっくりしてしまう。だが、その正体は遊びに来ていたいとこのあかねだった。
あかねは相手に対して暗示を与え、幻覚を見せるパワーを持った少女だった。夕べ遅く電車の中で不良達に絡まれそうになっていたのを、ひかるに助けてもらい知り合いになったというのだ。すっかりひかるが気に入った上、彼女が恭介の恋人だと思いこんでしまったあかねは、二人の中を取り持とうとプールに行く約束までしてしまっていた。だが、その日恭介はまどかとテニスに行く約束をしていたのだ。あかねにより、まどかの中を邪魔されることを恐れた恭介は、あかねを振り切ってテレポートで逃げてしまう。
うまく逃げ切ったと思った恭介だったが、やってきたスポーツセンターには既にあかねの姿が・・・。皮肉にも恭介はまどかと、あかねはひかるとそれぞれ同じ場所で約束を交わしていたのだ。恭介はまどかとの予定をキャンセルしようとするが、彼女はすでに家を出た後。しかも恭介が電話をかけようと席を立ったすきに、あかねは八田達から恭介とまどかの関係を教えられてしまっていたのだ。憤慨し、まどかと別れるように詰め寄るあかね。だが、そこにあらわれたまどかに、あかねが何と一目惚れしてしまった！（そ、そんなばかな）無理矢理自分を連れていこうとするあかねに唖然とするまどかだったが、そこにひかるが現れたことにムクれてしまい、あかねとテニスにいってしまう。恭介が恐れていた最悪の事態になってしまったのだ。
心の中のもやもやを吹き消すようにスマッシュを決めるまどか。だが、あかねとテニスを楽しみながらも恭介達の事が気がかりで仕方ない。まどかが恭介に二股をかけられ騙されていると勘違いしたあかねは、まどかに恭介を軽蔑させて諦めさせてしまおうと決心する。
ひかるにパワーを与え、自分を恭介だと思いこませていちゃつくあかね。それを止めようとした本物の恭介は、まどかのジェラシーに火をつけてしまう。（恭介の前に仁王立ちするまどかは迫力！）更にエスカレートするあかねの行動を真に受けたまどかは、恭介の頬に平手打ちを炸裂させてしまうのだ。
その夜、辛い気持ちを紛らわそうとしたまどかは、あかねと出かけたディスコですっかり酔ってしまう。そんなまどかにディスコの不良達が声をかけるが、まどかは強気に言葉を返してしまう。まどかの態度が気にくわない不良達は、今度は力ずくで言うことを聞かせようとする。抵抗するまどかだったが、酔いが回った体ではとても普段の身のこなしができるはずもなかった。
絶体絶命のまどかを助けようとする恭介。だが、恭介一人の力では不良達にかなわない。押さえ込まれ身動きがとれなくなった恭介の目の前で、不良の一人がまどかの胸に手を伸ばした。まどかを助けようと、思わず極限までパワーを高める恭介。その力は、ディスコの設備を次々と破壊し、不良達は何が起こったのかさえわからぬまま、恐怖で腰をぬかしてしまう。幸いにもまどかは酔ってしまい、恭介の秘密には気づかなかった。
本当にあかねにはこまったものです。まどかさんも女子校パワーの前には・・・。
監督：森 健
キャラクターデザイン：高田明美
構成：寺田憲史
脚本：大橋志吉
総作画監督：後藤真砂子
美術監督：三浦 智
音響監督：松浦典良
音楽：鷺巣詩郎
製作：東宝・スタジオぴえろ
春日恭介：古谷 徹
鮎川まどか：鶴ひろこ
檜山ひかる：原えりこ
あかね：松井菜桜子
他
