(3)短く上手に発表する。
  一人30秒で内容を絞って発表させた。事前に発表内容をみて、焦点化するように指導した。
 発表中も一人一人の情報量が多すぎないように指導した。発表資料の出し方、作り方に工夫が見られるようになってきた。スクリーンを見ながら発表する児童にはOHPのステージ上を見て、声が通るように対面するように指導した。
 
(4)メモを取らずに、よく聞く。               
メモをとりながら聞く方法もあるが、今回は、短い時間に情報を精選する指導をしたために、メモを取らない方法で発表会を行った。30秒という短い時間に、発表者の内容を聞き取ることで、飽きずに発表会に参加できた。発表会というと自分の発表ばかりに注意し、終わると人の話は聞いていない、いわゆる「カラオケ」発表会になりがちであったが、短い時間ですることは、発表者側にも聞く側にも良かった。
 
(5)発表後の話し合い ----- 疑問に思ったら詳しく聞く。
 質問や疑問を出しながら発表会を進めることを告げた。積極的に質問する児童を評価した。話している内容を聞いていないと質問や疑問が出せないことから、発表会は良い双方向コミュニケーションの場になった。
質問内容は ・難しい語句の質問。
      ・調べた方法(出典)
      ・自分の調べたことと違うこと
 例「僕はスキャナーって聞いたけど、光検知器といっているのはなぜか?」等
 すでにOHPで提示してあることまで質問する児童がいたが、発表する児童は、自分の 発表に質問や意見があることでやりがいをもったようだ。
 
※ 発表会は聞く児童の指導が大切で、友達の発表内容を受け入れるような態度の育成も 大切であることを実感した。コミュニケーションの土台に温かい心の育成が必要である。