5 OHPプレゼンテーションの指導と考察
(1)教師のプレゼンテーション
情報は身の回りにたくさんあるが、あまり意識することはない。身の回りの情報に目を向けさせることは情報活用能力を育成する上で大切な事である。本実践授業の中で、始業前や朝の会等で、新聞やテレビの情報を切り取り、OHPやプレゼンテーションソフトを使って、児童にわかりやすくプレゼンテーションして見せた。30秒から1分でニュースの内容と簡単なコメント加え、わかりやすく解説することを試みた。
 
 
 
 
教師のプレゼンテーションによって以下のことをねらった。
1、世の中で起こっているニュースに目を向けさせる。(TV、新聞、インターネット)
 (児童にとっては身近であるが、娯楽に比べて触れることが少ない)
2、情報を取り出して、加工できることを知らせる。
3、すべて読むのではなく、一番伝えたいことをピックアップする方法を知る。
4、作品タイトルを付けるよさを示す。
5、出典を書いて、情報を大切にする心を育てる。
 
(2)児童のOHPプレゼンテーション
【考察】
 第1次の発表会ではコンピュータのプレゼンテーションをする児童が多い中(22名)で3名の児童がOHPを選択して発表した。
 自分の思いを手で書いて、色をつけるという方法に魅力を感じている児童もいたようだ。
 OHPをつかった理由を聞いたところ「簡単に書けて、いつでもすぐ見られるし、終わらなかったら家でもできる。マウスで書くよりペンで書いたほうが書きやすいから。」
「先生のを見ていたら、自分でもやってみたかった。いろいろ好きにできそうだったから。」
という答えが返ってきた。
 
 また、児童のレポートをコピーして資料にしたところ、ノートやレポートを書くときも表で書くような児童が増えてきた。わかりやすく情報を整理することの重要性が理解されているようだった。