6 学習指導U 第1次(2、3時間目)比べる 調べる(メディアを比較する調べ学習)
 
(1)学習目標 
  メディアを比較して、天気予報の、情報の種類や量が違うことを調べられる。(技能表現)
  メディアによっての特性の違いがあることに興味を持つ。(関心意欲)
 
(2)情報教育の目標
  天気予報でどんな情報が流れているかを集めて、比べることができる。(情報活用の実践力)
  自分たちは情報を元に考えたり、判断したりしていることに気づく。(情報社会に参画する態度)




 
    教科の目標
情報教育の目標
 情意      思考      技能      認知
関心・意欲・態度 社会的な思考判断  技能・表現  知識・理解
情報活用の実践力          ◎  
科学的な理解          
参画する態度    ○      




 
 
 使用するメディア テレビ VTR 新聞 インターネット 電話
 
(3)展開  2時間続き
授業
形態
 学習活動
 
指導上の留意点
 
資料等
 
話し合い




個別学習











個別学習
















 
1、比べるメディアについて 発表しあう。

・なにで調べるか。
・なぜそのメディアにしたか。
・理由のはっきりしている児童を中心に発表させることで、。 目標の持てない児童へのヒントになるようにさせたい。
・前時のカードよりはっきりしてない児童には個別指導を心 がけたい。
 
・調べカード、OHP


 
        明日の天気はなんだろう  
2、2つのメディアの比較を してレポートをつくる。

・調べる資料はセットしてあるものを利用する。
 
・新聞記事、VTR、インターネットホームページは教師が 準備しておく。(児童にも準備させる)

・比べるメディアのパターンによって、グループを作り、テ ーマにわかれて取り組む。
・教室の中にインターネットコーナーやテレビコーナーをも うけて、自分のテーマごとに分かれてそれぞれ学習を主体 的に進めさせたい。
・各コーナーは以下のような活動ができるようにしたい。



テレビ
ビデオ
インターネット
新聞
その他












まとめレポート








 











 
 










 
  テレビコーナ  


 









 
TVコーナー チャンネルを回して天気予報を探させる。
   放送時間を考えて、天気予報が出てくるまで見させる。見たいときに   知ることのできない特性を体感させたい。児童から要求があったらV   TRを準備する。









 
イン PC
 
新聞
コ|ナ

 

 

 
  新聞コーナー 学校で購読している新聞を探したり、自分でもってき   たものを持ち寄って、比べる。新聞でも会社によって違うことに気づ   かせたい。
|ネ
 

 

 

 

 

インターネットコーナー気象に関するページにつないで、いろいろ   な角度から調べさせる。サイトはあらかじめ教師が良いとも思ったもの   を複数用意する。
       教室配置


3、メディアの特性を一人一 人でまとめる。






4、自己評価する。

 
・その他のメディアで調べたいという希望が出てきた場合は、できる範囲で用意し、児童の思いをかなえさせたい。
※まとめレポートを作る活動を以下の視点で見ていきたい。
@目的意識を十分にもっているか。
Aまわりの情報や活動に振り回されずに自分の課題を追求しているか。
B課題(比べるメディア)は適切か。(実践力)
C資料をみて、まとめる方法を持っているか。(実践力)
D資料の出典を記録しているか(参画する態度)
E情報を使って自分の結論を出しているか。


 
(4) 授業の様子と指導
 @児童の選んだテーマ  (27人)





 

新聞  と インターネット   4
新聞  と テレビ゙       7
電話  と 新聞        1
電話  と インターネット   4
テレビ と インターネット  11
 児童から、電話をしらべたいという意見がでた。
(予定にはなかった。)今回は、主体的な学習のために、児童の思いを大切にして、携帯電話を使用させた。
 
 A各コーナーでの学習活動
 ア、テレビコーナー
2:30 児童は視聴を始めた。
     なかなかどこのチャンネルも天気予報はやっていないことに気     づくがチャンネルを回し続けている。
2:45 半数はもう一つの比較するメディアの方へ行った。
     3時になっても、天気予報はなく、「VTRありますか?」と     要求する児童が出た。
3:04 NHKが天気予報を放送し始めた。児童は夢中になって見てい     た。予報は今夜の天気を中心に行われ、週間天気予報で明日の     天気知る手がかりがつかめた。
 児童はテレビが思い通りに見られないメディアであることが体感できた。児童の表現では「時間通りにやらない」というものもあった。いつやるか分からないということを言いたいようだった。見られなくても根気よくその場所にいた児童もテレビの特性を体験できたのではないだろうか。
 
  イ、インターネットコーナー                        機材の都合でオンラインでつなげるものは2台しかなかった。操作が初  めての児童に得意な児童が教えた。学び合いの中で、全員が操作しながら、  インターネットを体験しながら調べることができた。
 
 B抽出児童の学習活動
  A児の場合(男子)              B児の場合(女子)
 
テーマ テレビ と 新聞 
理由  テレビはテレビ局によって情報が     違うから、新聞は同じだと思う。


 
テーマ インターネット と 電話 
理由  どちらもすぐ調べられそうだから。
 


 
         ↓                      ↓



 はじめしばらく、テレビコーナーで調べる。
 15分たっても情報が出なかったので、新聞コーナーに移って調べる。
 3時からまたTVを見て調べる。



 
 インターネットをさわれずに見ていた。しばらくして、電話コーナーでじっくり調べた。 終了後、インターネットにさわってじっくりと観察して記録していた。



 
         ↓                      ↓            



 
わかったこと
 TVでは晴れ、晴れのち曇り
 新聞は 晴れ 降水確率10% 
疑問
 テレビ局によってなぜ予報が違うのか。
 





 
わかったこと
 風が強くて晴れ(電話)
 熊谷の天気は晴れ 最高気温12℃
 晴れ 降水確率10%(インターネット)よく分からなかったこと
 電話はよく聞こえない。使いづらい。





 
                                             
 C本時の自己評価(線結び法による)