10 学習指導Y 第2次(第10時) 情報交換する(バーコードレポート発表会) 
(1)学習目標 
 身近な情報化(バーコードの仕組み)を調べた結果をOHPで資料を写しながら、話し合う。(思考)
 発表を聞くことで、バーコードの仕組みや、バーコードの役割を理解する。(知識理解)
(2)情報教育上の視点
 取材活動で得た情報を、効果的に発表するともに他の人からも情報を得る。(情報活用の実践力)
 バーコードのような形式的な情報は、コンピュータで管理するために使われている。(情報の科学的な理解)   
                 
    教科の目標  情意      思考      技能      認知
情報教育の目標 関心・意欲・態度 社会的な思考判断  技能・表現  知識・理解
情報活用の実践力         ◎   
科学的な理解            ○
参画する態度          




 
  使用するメディア OHP 大型テレビ デジタルカメラ 
         
(3)展開 レポートを全員分TPシートにコピーして発表資料とする
学習活動 指導上の留意点 資料等
     
      バーコードレポートを発表しよう  
1、発表を聞きながら、 情報が私たちの生活に 及ぼしている影響を知 る。
・便利になっている
・ムダを減らしている
・早くなっている
・人が少なくなっている
・手間をかけなくなって いる。
・機械や電力に頼ってい る。











2、情報を利用して、便 利に使っている人の気 持ちを考える


 
・児童がやってきたことを中心に30秒のプレゼンテーションを 行い、情報交換していく。
・教師が発表を聞きながら評価し、よいところ賞賛したり、発表 をまとめてたりしていく。
・メモを取らずに聞くことで、発表者の発表資料をみることに集 中させて行く。
・わからないことをその都度質問し、分かるように話し合い活動 を取り入れる。

※発表に際して、書いてある事を全部発表するのではなく、分かったことを中心に選ぶことを指導する。(情報活用の実践力)

・質問する観点を指導し、実りある発表会にしたい。
     (情報活用の実践力、情報社会に参画する態度)
OHP



























 




 
質問すること
○意味の分からない言葉や難しいいいまわし
○出典や取材先
○発表者の考えや思ったこと
×バーコードの仕組みに関係のないこと




 
・POSシステムで困ることに気づいている児童の発表に、 注 目させることで、情報の影の部分があることに気づかせる。               (情報社会に参画する態度)
・今後ホームページつくりに適した良いいい素材を見つけてきて いるかを見極め、個別指導の参考にしていきたい。 
・スーパーなどで働いている人の気持ちや働く姿勢を吹き出しに 書かせてみる。その中でバーコードの便利さ、すばらしさなど を学ばせ、今までの人たちが作ってきた、便利な生活の様子に ついて考えさせたい。
 
(4)児童の発表内容
 
A児の発表(バーコードはなぜあるか)
「これからバーコードはなぜあるのか発表します。品物によってバーコードの番号は違います。バーコードは世界中で共通です。最初の二桁で国が決まっている。その後の組み合わせで商品が決まります。商品を区別するためにバーコードはあるのです。バーコードは文字情報です。これで発表を終わりにします。何か質問ありますか」
児童「どこで調べましたか」
 A児「調べたのはケーヨーD2の店長さんです」
 
B児の発表(バーコードのしくみ)
「私はヤマザキデイリーストアのアルバイトの人に聞きました。機械で「ピッ」とやると、コンピュータに送られて、いつにどんなものが売れたかが分かるそうです。これを在庫管理と言うそうです。アルバイトの人のお話によると、バーコードがついている商品は大きな会社の製品で、ついていないものは小さな会社の製品のようです。これで発表を終わりにします。なにか質問ありますか。」
 
C児の発表(バーコードを読み取る機械)
「バーコードは商品名の代わりで、スキャナーはレーザー光で読みとるそうです。レジは事務室のコンピュータにつながっていて売り上げ数、返品数、在庫数などを記録しています。本のバーコードが二つあるのは本の分け方と会社名があるからです。何か質問ありますか」
 児童「線の太さによって数字が違うのですか」
 C児「それは調べてありません」
 児童「誰に聞いたのですか」
 C児「店長さんです」
 
D児の発表 (バーコードのレジのしくみ)
「バーコードのレジのところの秘密、このことはD2(スーパー)のSさんに聞きました。バーコードは商品名の代わりをしています。事務室のコンピュータでいくつ売れたかが分かるそうです。あとはレーザーの光で読み込むと言っていました。線は数字によって太さが違うと言っていました」
 
E児の発表(バーコードの国番号)
「僕はD2(スーパー)で調べました。バーコードは一つ一つの品物によって違います。光で読む。間違いがない。世界中で共通。バーコードは便利。最初の二桁で国が決まる。店で値段ををきめてパソコン入力する。バーコードは文字情報です。何か質問ありますか。」
 
F児の発表(バーコードの意味)
「僕はお母さんに聞きました。バーコードは値段を調べたり、どのくらい売れるかを調べたりするそうです。また最初の二桁は国を表しているそうです。また本のバーコードは、市立図書館で聞いたら、誰が何を借りたかを調べられるようにするそうです。」
T「どうして、お母さんに聞いたの?」
F児「お母さんがスーパーに勤めているから」
T「それは良くわかるね。近くに聞ける人がいて良かったね」
(F児は前時欠席)