2 情報教育の動向 


情報教育に関する動向

埼玉県の動向
1985
(昭60)



1986
(昭61)


1987
(昭62)








1989
(平元)



1990
(平2)











1994
(平6)



1995
(平7)


1996
(平8)










 
コンピュータ教育元年と呼ばれる
文部省
1985年度約20億円をコンピュータ導入のために予算化「教育方法開発特別設備補助」
臨教審「教育改革に関する第一次答申」
   時代の変化に対応し、情報化に備えた教育を展開する。
教育課程審議会「教育課程の基準の改善に関する基本方針」
    中学校技術家庭科に「情報基礎の設置」

調査協力者会議 9月文書で示した情報活用能力の定義









 








 
情報活用能力の4つの柱
@情報の判断、選択、整理、処理能力及び新 たな情報の創造、伝達能力の育成
A情報化社会の特質、情報化に対する影響の 理解
B情報の重要性の認識、情報に対する責任感
C情報科学の基礎及び情報手段(特にコンピ ュータ)の特徴の理解、基本的な操作能力 の習得








 












 
 昭和62年度 指導の重点・努力点より抜粋
「情報処理教育」
(1)情報処理教育の必要性
(2)目標と留意点












 



 
・発達段階に応じてすべての児童生徒がコンピュータ等を正しく理解 し、利用する能力及び将来における豊かな応用力・創造性などにつ ながる能力の育成を図ることが大切。
・テクノストレスなど心身への影響に対して配慮。 



 
(3)学校段階における指導内容
文部省 学習指導要領告示
すべての教科、道徳、特別活動において「情報活用能力の育成」を図る。小学校「触れ、慣れ、親しませる」
    中学校「情報基礎」の設置

文部省編「情報教育に関する手引き」発行
「情報教育」という用語が一般化する
インターネットの学校への導入















通産省・文部省の支援による
     
「100校プロジェクト」始まる

中教審第一次答申
「21世紀を展望した我が国の教育の在り方」
・情報教育の体系的な実施
・情報通信ネットワークの活用による学校教育の質的な改 
・インターネット高度情報通信社会に対応する「新しい 学校」の構築
・情報化の「影」の部分にの克服、情報モラルの育成

教育改革プログラム
(初等中等教育段階での情報教育の充実)
2003年にはすべての小中高校でインターネットができるようにする

NTTによる全国1000校に対するインターネット支援
「こねっとプラン」始まる


 
・小学校では、コンピュータを教具として活用することを通して、コ ンピュータ等に慣れ、触れ、親しませることが大切。 
・中学校で以下略


 
(4)諸条件の整備 ・コンピュータ活用能力の育成

 











 
平成2年度 指導の重点・努力点より抜粋
「情報処理教育」を「情報教育」と変更

(1)情報教育の推進











 




 
・コンピュータや通信をはじめとして広くメディアについての理解と それを効果的に使う能力を養うことは、社会において強く求められ ている。
・学校教育においては、情報活用能力を育成するため、情報教育の一 層の充実を図ることが必要。




 
(2)指導目標と留意点
(3)学校段階における指導内容
(4)諸条件の整備
 



















 
平成6年度 指導の重点・努力点より抜粋
「情報教育」
(1)情報教育を位置づけた教育計画の作成



















 



 
・情報及び情報手段を主体的に活用していくための情報活用能力を、 学校教育で育成すべき基礎・基本として重視し、教育計画の見直し を図る。また、学校及び地域の実態等を踏まえ、適切な教育計画の 作成に努める。


 
(2)情報活用能力を育てる学習指導









 
・発達段階に応じて、すべての児童生徒が情報及びコンピュータ等の 情報手段を主体的に選択し、活用する能力及び将来における豊かな 創造性と応用力の育成を図ることが大切であり、その際、コンピュ ータ等の情報手段を有効に活用できる能力の育成を図るよう努める。
・ソフトウェア等に対する著作権やデータの保護などに関するモラル について、啓発するとともに、テクノストレスなど心身への影響に 対して配慮することが必要。
・小学校では、コンピュータを教具として活用することを通して、コ ンピュータ等に慣れ、触れ、親しませることが大切。
・ 中学校以下略









 
(3)学校段階における指導内容
(4)諸条件の整備
 




























































 










































 
1997
(平9)











1998
(平10)











1999
(平11)












2000
(平12)
 
情報化の進展に対応した初等中等教育における情報教育の推進等に関する調査協力者会議(第一次報告)
「系統的・体系的な情報教育」を実施するための目標を設定
 
 

















 
平成9年度 指導の重点・努力点
「情報教育」
(1)情報教育の体系的な実施

















 



 
情報教育の目標
・情報活用の実践力
・情報の科学的な理解
・情報社会に参画する態度



 




 
情報及び情報手段を主体的に活用していくための情報活用能力を、学校教育で育成すべき基礎・本として重視し、学校及び地域の実態等を踏まえながら、情報教育を位置付けられた教育計画の作成に努める。
 小学校では、コンピュータを道具として活用することを通して、コンピュータ等に慣れ、触れ、親しませることが大切。




 
中学校 技術家庭科「情報基礎」必修
高等学校普通科に「情報」を創設
教育改革プログラムの改訂
マルチメディア技術の進展に対応した高等教育の充実をはかる

調査協力者会議(最終報告)
情報化の進展に対応した教育環境の実現

新学習指導要領告示「生きる力の育成」
(2)情報通信ネットワーク等を活用した情報教育の推進







 
すべての児童生徒が情報を主体的に収集・選択・活用し、将来における豊かな創造性と応用力が育成でるようにすることが大切である。
 情報通信ネットワークの活用は、様々な学校や地域との情報の共有交流を可能にし、児童生徒に豊富な教材を提示し、学習の対象を広げるなど、その効果は極めて大きいことから、さらに研究開発に取り組んいく必要がある教育用ソフトウェアの選定・利用のため「教育センターソフトウェアライブラリ」を有効に活用する。







 



 
各教科等の指導に当たって、児童がコンピ
ュータや情報通信ネットワークなどの情報手段に
慣れ親しみ、適切に活用する学習活動を充
実する



 
 














平成11年3月県教育委員会 発行 
学校におけるインターネット利用に関する
                 ガイドライン
1 個人情報の保護
2 セキュリティーの確保
3 著作権への配慮
4 その他の配慮事項


 

小中学校 「総合的な学習の時間」の創設
中学校  技術・家庭科「情報とコンピュータ」の必修


先進的教育用ネットワークモデル地域事業
文部省・郵政省と協力30地域
「ミレニアムプロジェクト」
(情報化による教育立国プロジェクト)
 校内LANを整備する学校に対する補助等
「教育の情報化プロジェクト」の報告
(バーチャルエージェンシーの中のプロジェクト)
「子どもが変わる」「授業が変わる」「学校が変わる」
 すべての公立学校におけるインターネット接続の高速化
 情報化推進コーディネータの配置等

文部省 インターネット小学校接続計画の前倒し
2001年までにすべての学校がインターネットに接続できるようにする

新学習指導要領移行期
 
昭和60年

コンピュータの学校への導入



 
昭和62年

情報活用能力の定義



 
平成2年

情報教育に関する手引き



 
平成7年

インターネットの学校への導入



 
平成9年

情報教育の目標
 



 
平成11年

教育の情報化
プロジェクト



 
                                        

 
平成元年 学習指導要領告示
 「自己教育力の育成」

 
平成10年 学習指導要領告示
  「生きる力の育成」

 
 
 こうした中で埼玉県では情報教育の指導の重点・努力点は以下のような変遷をたどっている。


 
昭和62年
情報処理教育の必要性
 


 
平成2年
情報教育の推進
 


 
平成6年
情報活用能力を育てる学習指導


 
平成9年
情報教育の体系的な実施、
情報通信ネットワークを活用した情報教育の推進