自由に走るのが好きな人の人達とともに
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8:30
蒸気を吐いてゆっくりと動く鉄の機械の群れ。 大型の船が港に泊まっている。 ここは室蘭。
室蘭港を見下ろす地球岬に僕は、登った。 切り立った崖があちこちにある。
[地球岬]
天気は曇り。 あまり遠くまで見えない。
鐘はさびしくぶら下がっている。
[鐘]
地球型の電話ボックスを見て、 昔公園で遊んだ記憶がよみがえった。
あの遊具は何だったか。
[電話BOX]
道央自動車道に乗り、札幌を目指す。 眼前に広がるパノラマは、圧巻だ。
羊が丘展望台に着く。
[羊が丘展望台]
クラーク博士と、
[クラーク博士]
裕ちゃんが僕を出迎えた。
[裕ちゃん]
オーストリアハウスでジンギスカンと アイスを食す。
[ジンギスカン]
[アイス]
うまい!
[うまい!]
この空き缶は何だろう?
[謎の空き缶]
成る程、そういうことか。
教会には幸せそうな人たちがあふれていた。
[教会]
羊の群れがのんびりとしていて良い。
少し仮眠を取ることにした。
[羊]
昼食と昼寝を終えたら、ひとっぷろ浴びたくなった。
札幌から定山渓に向かうが、渋滞で動かない。
ルートを変えて支笏湖を目指すことにした。
支忽湖までの林道は、雪がまだ残っていて、 とても幻想的だ。
[支笏湖]
支忽湖の露天風呂で一休みとしゃれこむ。
1年半前の秋、会社に残ろうと決心したのは、この露天風呂だった。
あの時の選択は間違っていなかったと思う。
今回も、もう少しだけ頑張ってみよう。
風呂上がりに土産物屋を見学する。
あまりにも寒いため、観光船には、誰も乗っていない。
[観光船]
時期はずれのトウモロコシが、みずっぽくてまずかった。
支笏湖を後にした僕は、 急遽苫小牧のフェリー乗り場に向かった。
[フェリー乗り場]
仙台までのフェリーのチケットを購入し、 乗り込む。
[乗船]
ROCKYはその役目を終え、静かに明日の出番を待っている。
[眠れROCKY]
ありがとう相棒。
本当にありがとう。
明日は仙台から一路、千葉を目指そう。
[ありがとうROCKY]
2等船室に横になりエンジンの音を 聞きながら今までの旅を振り返っていた。
周りには、自分に似た一人旅の奴らが ゴロゴロしている。
この雰囲気、嫌いじゃない。
[2等船室]
結論はすでに出ていた。
もう少しだけ頑張る。
この先、絶望が待っているのは分かっていた。
しかし何者にも縛られない自由で強い翼を作るには、 もう少し自分を鍛える必要がある。
帰ろう、帰ろう。
目的を持った今ならば、きっと耐えられるから。
絶望の先にある自分の道を、僕は探しに戻らなければならない。
また一つの旅が始まろうとしていた。
夜の甲板に出て、別れを告げる。
さらば、北海道。
あたりは暗く、街の明かりのみが眩しい。
闇の中をフェリーは仙台に向かって進んでいった。
ROCKYがゆく〜北海道編〜 完
[作者近影]