ROCKYがゆく


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北海道編

〜第3話(完結)〜

自由に走るのが好きな人の人達とともに


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室蘭

5/3

8:30

蒸気を吐いてゆっくりと動く鉄の機械の群れ。 大型の船が港に泊まっている。 ここは室蘭。

室蘭港を見下ろす地球岬に僕は、登った。 切り立った崖があちこちにある。

地球岬

[地球岬]

天気は曇り。 あまり遠くまで見えない。

鐘はさびしくぶら下がっている。

鐘

[鐘]

地球型の電話ボックスを見て、 昔公園で遊んだ記憶がよみがえった。

あの遊具は何だったか。

電話BOX

[電話BOX]


札幌

道央自動車道に乗り、札幌を目指す。 眼前に広がるパノラマは、圧巻だ。

羊が丘展望台に着く。

羊が丘展望台

[羊が丘展望台]

クラーク博士と、

クラーク博士

[クラーク博士]

裕ちゃんが僕を出迎えた。

裕ちゃん

[裕ちゃん]

オーストリアハウスでジンギスカンと アイスを食す。

ジンギスカン

[ジンギスカン]

アイス

[アイス]

うまい!

食った

[うまい!]

この空き缶は何だろう?

謎の空き缶

[謎の空き缶]

成る程、そういうことか。

教会には幸せそうな人たちがあふれていた。

教会

[教会]

羊の群れがのんびりとしていて良い。

少し仮眠を取ることにした。

羊

[羊]


支笏湖

昼食と昼寝を終えたら、ひとっぷろ浴びたくなった。

札幌から定山渓に向かうが、渋滞で動かない。

ルートを変えて支笏湖を目指すことにした。

支忽湖までの林道は、雪がまだ残っていて、 とても幻想的だ。

支笏湖

[支笏湖]

支忽湖の露天風呂で一休みとしゃれこむ。

1年半前の秋、会社に残ろうと決心したのは、この露天風呂だった。

あの時の選択は間違っていなかったと思う。

今回も、もう少しだけ頑張ってみよう。

風呂上がりに土産物屋を見学する。

あまりにも寒いため、観光船には、誰も乗っていない。

観光船

[観光船]

時期はずれのトウモロコシが、みずっぽくてまずかった。


苫小牧

支笏湖を後にした僕は、 急遽苫小牧のフェリー乗り場に向かった。

フェリー乗り場

[フェリー乗り場]

仙台までのフェリーのチケットを購入し、 乗り込む。

乗船

[乗船]

ROCKYはその役目を終え、静かに明日の出番を待っている。

眠れROCKY

[眠れROCKY]

ありがとう相棒。

本当にありがとう。

明日は仙台から一路、千葉を目指そう。

ありがとうROCKY

[ありがとうROCKY]


旅は終わり、そしてまた

2等船室に横になりエンジンの音を 聞きながら今までの旅を振り返っていた。

周りには、自分に似た一人旅の奴らが ゴロゴロしている。

この雰囲気、嫌いじゃない。

2等船室

[2等船室]

結論はすでに出ていた。

もう少しだけ頑張る。

この先、絶望が待っているのは分かっていた。

しかし何者にも縛られない自由で強い翼を作るには、 もう少し自分を鍛える必要がある。

帰ろう、帰ろう。

目的を持った今ならば、きっと耐えられるから。

絶望の先にある自分の道を、僕は探しに戻らなければならない。

また一つの旅が始まろうとしていた。


さらば北海道

夜の甲板に出て、別れを告げる。

さらば、北海道。

あたりは暗く、街の明かりのみが眩しい。

闇の中をフェリーは仙台に向かって進んでいった。


ROCKYがゆく〜北海道編〜 完


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作者近影

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