Athlon700 
1999年10月26日
先日より、幕張メッセにて東京モーターショウが開催されて
車好き、と言ってもコルベット以外はあまり興味ないのですが
早速行って来ました
まっすぐ家路につくはずが、気付けばアキバの街のなか
Athlon700入荷との張り紙に・・・
前置きはこのへんで、早速使用して見ました
使用マザーは、FW−K7VM 4層基板でOC耐性はよくないですが

とりあえず空冷にて試して見ました
CPUファンはごく一般的なものです、さてどこまでいける?
製造週は99年42週でした

FSB110MHzにて、770MHzがデフォルトのコア電圧
1.6Vにて起動しました。しかもそれほど熱くない
続いてFSB114へ
BIOSまででした。コア電圧を1.7まで上げると
WIN起動成功です。
WCPUIDを取り早速ベンチマークといきたかったのですが
L2スピードが変です

Athlon700のL2は1/2だと思ってましたが
???これはいったい、もしかして2/5なのでしょうか?
そんな訳で早速、割って見ました
コアです。


L2はNECの2.9nsが載っているものと思ってましたら
うー違うぞー!

これってどこのL2ですか?
まぁ型番の最後TQ350って事は350MHzのものですかね
だったらL2 1/2でいいのに
L2スピードを決定している抵抗R103やR104等を見ると
1/2の時や1/3の時と抵抗の配置が異なってます
うーんこれが、L2スピード2/5の設定なんでしょうか

これはAthlon600 L2 1/3の設定です
本来は1/2ですがR104をR103へ、R106をR107へ
移動する事でL2スピードは1/3へ

さて今回購入したAthlon700では次の様になってました。

L2スピードは2/5なんですかね?
とりあえず水冷マシンに組み込むためハヤコート処理に入ります
目指せ1GHz!!
次回へ続く

1999年10月30日
さて、L2キャシュのスピードですが
きちさんより、掲示板にcoretest/99にてメモリアクセスを
測定してみたらとの書き込みがあり早速実行してみました。
比較の為にAthlon600x1/2 L2速度300MHzを
測定しました。
もし、Athlon700のL2が2/5であるなら
750MHzにて測定すれば
750x2/5 L2速度300MHzとなり
128k、256k、512kの測定値がほぼ同じになるはず



Athlon700MHz
この結果から判断するとL2速度は2/5ではなく
1/2のようです


更に同クロックにて
やはりL2は。1/2になっていると思われます
しかし、WCPUIDではL2速度が???に・・・
キャッシュ周りに何らかの改良があったのでしょうか

Athlon700
FSB95x7 665MHz
Athlon600
FSB111x6 666MHz

続く

1999年10月31日
さて、前回Athlon700のL2速度1/2と書きましたが
1/3かも知れません?
現在使用しているマザーFW−K7VMだと、FSB114MHzまでしか
起動できない為、CPU倍率を4倍、100x8に変更したら
まぁ結果を見てください
L2部分の速度が・・・遅い 2/5だとすると、800x2/5 320M Hzのはずですが
600x1/2 300より遅いです
800x1/3 266MHzの様な感じがしてきました
あくまでも推測ですが
CPU倍率によりL2速度が可変なのでしょうか?
ますます判らなくなってきました。

Athlon700
FSB100x8 800MHz

さてFREEWAYのFW−K7VMですが
800MHz以上の設定850MHzや880MHzでも
BIOSの表示が800のままです
800MHzでは非常に安定しており1.7Vで問題なし
コア脇の温度0度付近の維持が可能です。
しかし850MHzでは、1.8Vで非常に不安定
1.9Vにあげてもまともにベンチも通りません、コア脇温度14度くらいで す。


結局850MHzではHDBENCHしか通りません
CPUの限界と言うより、マザーの耐性が低い様です
そんな訳でMS−6167へ切り替えましたが
起動できませんBIOSもきません
Athlon600は問題ないのですが
どうしたの?
BIOSも1.1、1.2、1.3を試しましたがAthlon700は動き ません
私のMS−6167初期ロットのものなんですが
特に問題なかったのでリコールには出しませんでしたが
というか防水処理してましてスロット周りもシリコンシーラントで・・・
リコール受け付けてくれませんよね

まぁここにはあまり書きたくないのですが・・・
Athlon700壊してしまったようです
なんで、ペルチェの電源切らなかったんだろう・・・
77700円がぁぁぁぁぁぁー
今日はもう寝ます
明日からは0.18Athlonに向けてコツコツ貯金しまーす。

1999年11月5日
Athlon700復活!!
L2キャシュのメーカはモトローラでした
メールにて情報を送ってくれたみなさん、ありがとうございました。
同じ型番はありませんでしたが
MCM63P636と云うものがあったので多分同じ物だと思います
OEMと云う事で型番が違うのでしょう。
モトローラといえば0.18ミクロンプロセスの銅配線Athlonで
AMDと提携してましたよね

さて前回ペルチェの電源を切り忘れ壊れたと思っていたAthlonですが
かなり高温になった様でCPU基板上の抵抗等の部品が、数カ所
ハンダが溶けて取れてました

このままオブジェにしておくのも勿体ないので
修復してみました。
いつもは0.5mmの線ハンダを使用してますが
今回、ペースト状のハンダをあらかじめ付けて置き
その上にチップコンデンサ載せ、きちさん考案の熱した
ピンセットにて取り付けてみました。これがペースト状のハンダです。

その後MS−6167に取り付けましたが起動の気配もありません
BIOSもきません
やっぱり壊れた? しかし、 こちら の情報を参考に
最初Athlon600で起動させてその後700にて起動
させた所、問題無く起動できる様になりました
ペルチェ素子は完全に壊れてしまいましたので新たに入手
簡単な結露対策を行い、動かしてみました
コア電圧1.7Vにて900MHzのBIOSが見られました

その後コア電圧を1.75、1.8、1.85と少しずつ上昇させましたが
発熱が増えるだけで安定させられません
800MHzでしたら1.7Vで安定している為これで常用する事にします
まぁ壊してしまったと思っていたので使える事でよしとしておきますか。
1GHz越えは次期0.18Athlonまで待つことにします。
ついでに既に入手している
3D BLASTER GeForceを使用して
いくつかベンチマーク取ってみました
ベンチマークへ