中 村 修 美
結果と考察
(前略)
Renkonen指数を基に群平均法でデンドログラム化し,グルーピングした(Fig.2).その結果,八丈島の各地点が,Ha−4を除いてまとまりを示し,やや相互の類似性が高いことを示した.これは八丈島が本土からも,また他の2島からも距離的に離れていることによるのであろう.大島および三宅島内の各地点がその島ごとにはっきりとしたまとまりを示すことはなかったが,大島内8地点(Os−1,2,5,6,7,8A,8B,9A)と三宅島1地点(Mi−12)や三宅島内8地点(Mi−3,4,5,6,8,9,10,11)と大島3地点(Os−8C,9A,10)のクラスターのように,明確にとはいえないが,やや島ごとにまとまる傾向は見られるものと考えられる.一方,この大島と三宅島の地点のクラスターのまじりあいは,大島と三宅島が互いに近い位置にあるために生じたものとも考えられる.
今回の調査では,落葉広葉樹林,常緑広葉樹林,常緑針葉樹林,ササ,および人工林の植生で調査を行ったが,デンドログラムをみると,植生によりカマアシムシ群集が類似するということはなかった.今回の結果からみる限り,植生よりは島という環境の方がカマアシムシ群集に与える影響が大きいようである.
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Fig. 1. A matrix showing Renkonen's index in % (below) and correlation coefficient (above) between pairwise combinations of 35 proturan communities. |
Osami NAKAMURA
Abstract Proturan communities were investigated at 35 localities of Izu-Oshima,Miyake-jima and Hachijo-jima.Species compositions of the localities except one of Hachijo-jima are rather similar to each other,but community structures among the localities are not so similar.
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