2.全寄生植物


展示の様子
展示の様子
寄生植物は、他の植物(ホスト)の根や茎から、水や養分を奪って生活している植物です。 寄生のしかたには、全面的に養分を依存する「全寄生植物」と自らも光合成をする「半寄生植物」があります。
寄生植物は根や茎が特殊化しています。これはホストから養分を奪うために進化したと考えられています。  

ツチトリモチ科

リュウキュウツチトリモチ
リュウキュウツチトリモチ
樹木あるいは草本の根に寄生する多年草です。
ホストの根を根茎に取り込み、塊状になります。花を咲かせるときだけ地上に現れ、きのこのカサのように見える部分が花の集まりです。
雌雄同株あるいは雌雄異株で、雌雄異株のものは雌株しか確認されていません。日本ではツチトリモチ属7種が知られています。  


ハマウツボ科

ナンバンギセル
ナンバンギセル
オニク
オニク
ヤセウツボ
ヤセウツボ
樹木あるいは草本の根に寄生する一年草または多年草です。
花は花穂をつくるか、あるいは単生します。種子は、大変小さいものを多量につくります。これは子孫がホストに出合うための「数打ちゃ当たる」戦略と考えられます。
紹介の写真の他に、オオナンバンギセル、キヨスミウツボ、ゴマノハグサ科のヤマウツボも展示しています。
 



ラフレシア科(ヤッコソウ)

ヤッコソウ
ヤッコソウ
スダジイ、ツブラジイの根に寄生する多年草です。ホストの根からこぶ状に現れ、鱗片葉を広げます。その形態が練り歩く奴(やっこ)の姿を思わせることから、ヤッコソウと名付けられました。
葉腋にたまった蜜を吸いに来るメジロも受粉を手伝っているといわれています。
四国(徳島県・高知県)、九州(宮崎県・鹿児島県-屋久島・種子島・奄美大島)、沖縄に分布します。  


ヒルガオ科(ネナシカズラ属)

つる性の一年生植物です。ホストに取りつくまでは自力で生活しています。ホストに自分の茎を癒着させると根が枯れてしまい、完全な寄生生活となります。
ホストは特に選ばないようで、いろいろな植物に寄生します。

ネナシカズラ
ネナシカズラ
アメリカネナシカズラ
アメリカネナシカズラ


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