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上原屋本店
(高松市)

今日は、高松市内を南下し、隣町まで遠征して、極東に帰る予定である。ホテルをチェックアウトし、海を背にレンタサイクルで走り始めた。私が旅をするときは、地図を事前に細かく研究して、点と点を結び、合理的な方法で、移動するというスタイルをとることはない。おおまかな方向を決めたら、わざとわき道にそれ、迷路に入り込んでいくことで、自分なりの地図を試行錯誤しながら構築していく。高松市内の移動もそのスタイルを積み重ねることにより、どの道がどこに行く、近道はこの道、こっちはうどん屋があるなと、面的な把握ができてきた。こうなってくると、右も左も分からずに無駄に迷走していたときの投資が、逆に有効になって、加速度的にうどん屋発見能力は、向上する。この上原屋本店もあっさりたどり着くことが出来た。
なにやら、由緒のあるような雰囲気のある店で、うどん関係のなんとか賞とかいう表彰状がかかっていそうな雰囲気である。実際そんな表彰状がかかっていたかどうかの記憶は定かでない。玉売りもしているようだ。ちょうど茹でおきの麺がきれたところで、ゆであげられるのを待つ。店内にパンフレットが、おいてあり、うどんの宅配とかしているらしい。普通のかけ270円を注文して、コロッケ100円をとり、麺が茹で上がるのを待っていたが、私より後に来て注文した人の釜揚げが、先にできあがった。冷静に考えれば、当然のことであるが、釜揚げとかけの差を実感する数分であった。うどんとしては、古いタイプのモダンスタイルといった感じで、ちょっと印象が弱い。創業して約40年と聞くが、その伝統と現代の讃岐うどんとの間で迷走しているようだ。この迷走という投資が成功に終わるか、それとも、さらなる深層の迷路に迷い込んでしまうだけなのか、私には、わからない。
平成14月11月22日
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