讃岐うどんWALKER > 第9回チベットツアー

讃岐うどん好きにおすすめの本紹介へ  さぬきうどんWALKER特設ショッピング


第9回チベットツアー

(武蔵野)

 昔、お伊勢参りを行うために、伊勢講という組織があった。村で有志が講を組織して、伊勢神宮を詣でたそうである。他にもいろんな講があったらしく、その中には「うどん講」という組織もあったという話を聞く。このうどん講の現代版のひとつが、讃岐うどんツアーやこのチベットツアーだと考えている。一杯のうどんは、平凡な日常の世界である。が、2杯目、3杯目と連食していくうちに、どんどん非日常の世界に入っていってしまう。日常の積み重ねが、結局非日常であることをこのツアーは教えてくれる。

 酒を飲みすぎるとおかしなことを言い出す人は多いが、うどんを食べに食べると、胃に血液が集中してしまって、脳にある血液が薄くなり、うどんに残留した塩分の影響もあるかもしれないが、ちょっとしたトリップ感覚を味わえる。これを複数人で行うと、集団催眠に入ったように、独特の非日常世界が出現してくる。その非日常世界の中に新しい文化の創造を見つけることができる才能を持っている者は、再びツアーに参加することになる。

つきじ(2)

 今回のチベットツアーは、入間から八王子方面のうどん屋をまわるということで、企画はいな@埼玉さんである。武蔵野うどんから、まわりはじめて、讃岐うどんで口直しをするというツアーの構成になっている。今回の参加者は、いな@埼玉さん、もみー、きりあ、walkerの4人になった。私以外は、みなさんすごいうどんの達人で、いな@埼玉さんが、極東うどん界の主として君臨しているのは、このホームページでもたびたび説明してきたが、もみーさん、きりあさんも相当うどんにのめりこんでいる様子で、うどん情報の豊富さには、驚かされるばかりであった。うどんの写真を撮るのが快感だ。という意見に参加者みんなが、賛同してしまうくらい濃いメンバーがJR八高線金子駅前に集まった。もちろんエプロンを着用して。

 まずは、つきじに向かう。この前訪れたときは、もっと古い建物だったのだが、最近直して、きれいになった。昔の方が、雰囲気があって好きだったのだが、残念だ。入口から入って右側にうどんをつくっているところがある。50円の天ぷらもおかれていたが、今回のメンバーでは、誰も天ぷらをとるものはいない。おそらく、先を見越しているのだろう。もともと理性的なツアーでないはずのに、細かいところで理性を発揮している。奥の座敷に入り、肉汁うどんを注文した。他の席には、昼間から宴会をしているグループもあった。しばらくして、うどんが届いた。つきじのうどんは、広くは武蔵野うどんに属するうどんだが、明日のジョーに出てくる力石徹のように、ストイックで無骨な雰囲気がある。東村山方面の武蔵野うどんとは、一味違う。その後、サイボクハムに寄って、ステーキ、ハムの店頭販売を試した。

浅見茶屋(2)

 関口屋といううどん屋に寄ろうとしたが、幸か不幸か貸切とのことで、次のうどん屋に向かった。関口屋で隊員を沈めてやってチベットツアーのおそろしさを植えつけてやろうという私の思惑ははずれてしまった。国道沿いから新しくできた橋を渡り山道をどんどん進む。登山客を追い越し、すれ違う。もうこれ以上いっても人家がないだろうと、思い始めた時、浅見茶屋を発見した。時間帯としては、お昼をはずしていたので、そんなに混んでないと踏んでいたのだが、駐車場は、いっぱいで盛況であった。外の座席に空席を見つけ、うどんを注文して待つ。

 季節柄、外で待つのは寒い。店の人が遅れてすまんなーと、何度かあやまりにきた。どうやら、中の座敷に団体客が来ているらしい。うどんが、来るのを1時間以上待ったが、待ち時間は苦にならなかった。むしろ、中休みが出来てほっとした。下界のうどん屋に流れている時間とここに流れている時間は、明らかに違う。ところで、このページの上にある不思議なオブジェ類の画像は、ここ浅見茶屋で撮影した画像である。どうして、これらのオブジェは、この配列になっているのか。この配列に深い意味が隠されているのか。この配列を他の配列に変更したら、何かとんでもないことが、おきるようなそんな予感を感じさせる。いな@埼玉さんにちょっと聞いたら、このだるまの位置は、ここでなく、ここにしたら、こんなうどんになる。と説明してもらったが、やはり、とんでもなく、すごい人である。

佐五兵衛

 チベットツアー恒例となっている「古都の大盛」の話題で盛り上がりつつ、ほうとうの店に向かった。このあたりの地理は不案内で、道によっては、渋滞に巻き込まれることもありそうなので、このようなツアーに参加して、うどん達人に案内してもらえるのは、ありがたい。東京都内とは、思えないような田舎町の雰囲気がある。広い道沿いに、目指す店を発見した。

 ほうとうと言うと、山梨の特産で、東京にあるのは、不思議な感じがしたが、五日市ほうとうとして、由来と歴史があるらしい。そのあたりの話に興味があれば、佐五兵衛のホームページで確認してください。楽しそうなメニューが、並んでいる。しし丼というなぞのメニューもあり、興味を引かれたが、無難そうな帆立ほうとうを注文した。ほうとうは、大好きなので、山梨で何度か食べたが、このほうとうも負けてない。山梨のほうとうから野生を抜き出して、そこにスマートな都会を入れこんでいる。しゃれた感じの店内で、都内に住むビジネスエリートが、休日に寄るといった感じの店であった。ホームページのおまけでついてきたアイスもうまい。

ぶっかけうどん さくら

 武蔵野うどん、ほうとうと食べ歩き、胃薬を飲み、口直しにさくらによることになった。今日のツアーは、2軒目が、休みだったため比較的楽だったのと、ここが最後なので思う存分讃岐うどんを堪能した。常連のいな@埼玉さんには、特別メニューが供された。わたしは、冷かけと肉うどん、釜玉、おでんを食べた。常連になると特別メニューを教えてくれるらしい。さくらの大将は、香川の「中西」で修行されたそうで、本格的な讃岐うどんが食べられる。うどんの基本形は、やはり中西のうどんである。香川で修行されて、都内に店を出すパターンは、すくならからずあって、成功している例が多いと思う。中西は、最初にとった丼の種類で、麺の玉数が決まってしまう、という難関があるが、ここさくらの難関は、大将が一見怖そうだということだろう。

 極東の某店では、うどんの写真を撮ることを禁止するようなメッセージを紙に張り出してあるが、ここさくらは、どんどん撮ってもらってかまわないそうである。うどん撮影愛好家にとっては、たまらないはずである。ただし、例外もあって、店長の写真は、決して撮ってはならない。一見すると、こわそうなおやじさんなので、撮ろうという気にはならないだろうが、念のため。店長が、どんな人か知りたい人は、さくらのホームページのイラストをご覧ください。それから、たまごは、讃岐玉というものを使っていて、おすすめである。近くにあれば、通いたいのだが、少々私の家からは、遠いのが残念である。

 

 今回のツアーの一番の収穫は、いな@埼玉さんのすごさを再認識したことは、もちろんだが、きりあさんともみーさんのうどんに対する情熱をひしひしと感じ取れたことが大きい。こじんまりした隊の編成であったが、その深さは、格別であった。私は、このところうどん熱が冷めかけていて、このホームページの更新を1年以上放置していたが、彼らに出会ってその情熱を分けてもらった感じがする。

平成15月12月7日


チベットツアー隊員募集中

チベットツアーは、随時開催されています。

チベツア隊員になりたい方は、下記MLで情報を入手しましょう。

極東讃岐うどん支部ML

http://groups.yahoo.co.jp/group/sanukiudon/