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讃岐うどんWALKER > タケダ(1) |
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タケダ(1) (狭山市)
讃岐うどんの本場香川県でうどんを食べ歩いていると、たまに不思議なうどん屋に出くわすことがある。米穀店でうどんが食べられたり、納屋や神社や喫茶店でうどんを食べられたりする。また、酒屋さんがうどん屋をしている店の前を通り過ぎたこともある。こういう異業種とうどん屋のコラボレーションは、うどん密度が濃い讃岐だけの話かなと思っていたが、先日、極東武蔵野うどんの世界にもこんな素敵なコラボレーションを発見した。 武蔵野うどんを探そうと、狭山市内をさまよっていたら、道に迷ってしまったが、いつの間にか、手打ちうどんというのぼりを見つけた。その先には、うどん屋らしくない建物がある。ギフト&リカーとあるので、基本的にはいわゆる酒屋さんであるのだろう。なにか、怪しげであるが、車を止めて、中を覗いてみると、どうやら酒屋さんの商品ラインアップの他に一部に小さな厨房と、カウンター席やテーブルがおいてあるので、この中でうどんが、食べられるらしい。 こわいい感じの豚さんの手書きポスターが張ってあるドアを抜けて、カウンター席に座った。おばあさんとおかあさんが、厨房作業をしていた。メニューには定食もあったが、シンプルにつけうどんを注文した。というか、メニューには定食とつけうどん、それしかない。茹で時間がかかるという添え書きがある。待つこと数分。まだ、昼なのに、二人組のおじさん客はビールを飲みながら、なにやら、生臭い話をしている。酒屋さんだけあって、ビールの値段は良心的である。夫婦らしき、二人組みは、この店、おいしくて、評判なんだよねえ。という話をしていた。 後ろに酒がずらっと並んでいるのは、やはり違和感があるが、ようやく茹で上がったうどんが、届いた。うどんは、白くてきれいに整えられていて、一見して冷凍物かなと勘ぐってしまったが、よく見分するとそうでもない。太さも微妙に違うし、手打ち独特のうどんの層がある。私の好みとしては、もうちょっと、黄味ががかっていたほうが、武蔵野うどんらしくて好きである。 汁には、豚肉が3枚ほど、少し濃い目の汁にしょうがとねぎをいれていただくことにする。うどんの腰や弾力は上手に調整されていて、かなりレベルの高い打ち手であることがわかる。これだけの技はそう易々と習得できるものではない。常連さんの話だと、どうやらおばあさんが、このうどんを打ったらしい。なるほど、これだけの技術を持つには、それだけの年季が必要なわけね、と納得した。
平成17月8月27日
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