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白須うどん

富士吉田市

 

同じ200kmという距離でも高速道路の200kmとくねくねした山道の200kmでは、疲労度が、全然違う。雁坂トンネルで近くなったといっても、やっぱり山梨は、遠い。平日だが、振替で休みなので、はじめての富士吉田うどんツアーを決行することにした。去年、讃岐で買ったダンチューという雑誌にのっていた白須うどんに白羽の矢をたてた。平日なのに、意外と車が混んでいる。どうやら、道路工事が多くて、それが、渋滞がおきる原因らしい。少し、時間がかかったが、ようやく、富士吉田市に到着し、11時30分、白須うどんの近くまでくることが、できた。白須うどんは、11時30分開店である。ちょうどいい時間だ。看板がない、と聞いていたが、本当になにもない。ここが、うどん屋だと知らなければ、とてもうどん屋とは、思えない。こういう店が存在するのは、それだけ、この地にうどんの歴史があるがゆえだろう。また、こういう営業形態が、存在するのは、ほとんどうどん屋だけに違いない。白須うどんは、意外と広い道に面している。一度通りすぎてしまったが、他にそれらしい家がないので、Uターンしてたどり着いた。


 駐車場は、5台も入れば一杯。店の前には、いろんな種類の花が咲いている。うどん屋でなく、花屋と間違えて、入ってきてしまう人はいるかもしれない。ちょうど、開店時間だったが、早くも客は、20人くらい待っていた。壁には、有名人のサインが、はってある。厨房から、キャベツをきざむ音が、聞こえる。店の中も普通の民家みたいだ。
 基本的にセルフサービスの店、水と、辛子みそのようなものをテーブルに準備して、厨房の前に並んだ。まずは、あったかいのをいただく。色は、きれいだ。シンプルな茶色いだしの色と、キャベツの緑、少し黄色がかったうどん。うどんにキャベツを入れるのは、はじめての経験だ。だしは、意外とシンプルで、かつおベースにみりんが、利いている。透明感のある汁だ。キャベツは好きなので別にうどんにキャベツが入っていても、かまわないのだが、そんなに味がマッチするとは思えない。たまたま、キャベツを使っただけで、例えば、油揚げとうどんのような必然性が、あるのかどうかは、私には理解できなかった。
 次に冷たいうどんをいただく、もっとなよなよしたうどんかと想像していたが、こちらは、意外とコシがある。麺の密度は、讃岐うどんから比べればたりなそうだ。少しスカスカした感触がある。粘りも少なそうだ。うどんが1杯300円。ほとんどの人が2杯注文していた。私は、冷たいうどんの方が、気にいりました。讃岐うどんとは、少し目指す方向が違うが、それなりに完結しているうどんだった。こういう完結したうどんは、食べていて心地よい。(^_^)


2000.8.30


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