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讃岐うどんツアー(2)
前夜
2度目の讃岐うどんツアーである。前に香川を訪れたときに必ず、またここにこようと決心してから、約1年半ぶりのツアーとなる。やっぱり、一介の素人では、そうたびたび遠距離讃岐うどんツアーをこなせるわけがない。できれば、何回でも行きたいのが本心である。しかし、極東から香川までの道のりは、遠い。そして、コストがかかる。そして私は暇な金持ちではない。
今回のテーマは、大きくわけて3つある。第1に、旨い讃岐うどんを自分で打つための手法を追求することである。第2のテーマは、讃岐うどんの材料の仕入れ先探しと道具の調達である。第3のテーマは、ツアーの足を多様化するということである。すなわち徒歩やレンタサイクルを活用すること。付加的なテーマとしては、冬の讃岐うどんとは、どういうものかを思索することとあんまりコストをかけずに遠距離ツアーをこなすということである。

東京駅に到着した私は、迷わず、サンライズ瀬戸号が到着予定のホームに向かった。前回は、初めての香川ということで、若干の不安と寂しさ、そして悲愴な決意があったのだが、今回は、そんな感傷はまったくない。気侭な旅である。やがて、サンライズ瀬戸号がホームに入ってきたので、ビールを買い込んで、指定席に乗り込む。今回は、ノビノビ座席というものを使った。ノビノビ座席を使うと安く香川にいけると言う理由からだったが、結論としてはかなり気に入った。
ノビノビ座席は、座席という呼称がついているが、実態は、雑魚寝スペースである。完全に横になって眠れる1畳ほどのスペースがひとり用である。となりの座席とはわずかばかりの仕切りで区切られている。夜行バスもそこそこ平らにはなるが、完全に平らにはならないので、身体が痛くなり、周りが気になるのと、バスで高速走行という不安から眠れないことが多いが、このノビノビ座席は、それらの不満を解消している。単純にコストをくらべれば、もちろん夜行バスの方が、安いのだが、少々のコスト高に見合うものは、十分あると考える。それにJRでは、レール&レンタカーという割安運賃制度があるが、これを利用すれば、ほとんど移動コストは夜行バス&レンタカー利用と同じくらいになってしまう。

前回は、個室のB寝台を利用したが、私の場合は、ノビノビ座席の方が、眠りやすかった。私は電車マニアではないのでよくはわからないが、B寝台の車体とノビノビ座席の車体は、その基礎が違うのである。もちろんB寝台の方が、寝台用に開発された特殊な車両で、音は静かである。ただし、もちろん完全に静かなわけではない。車体の軋む音とか独特な走行音がするのである。これが、意外と耳障りである。一方ノビノビ座席の車両は、通常の車両を使っているので、走行音は、普通の電車と同じくらい、騒がしい。そして、揺れる。しかし、この音と揺れは、普段から慣れ親しんでいるものである。十条すみたから帰る埼京線の座席で思わずうとうとしてしまった経験は誰にでもあるに違いない。慣れれば音や揺れは全然気にならない。逆に子守歌に聞こえるものである。
朝目が覚めたら、ダイヤの関係で高松到着が遅れるようだ。天気は、あいにくの曇り空で期待していた、瀬戸内海上からのサンライズは、おがめなかった。約1時間遅れで、高松駅についた。今度の旅では、どんなうどんに出会えるだろうか、、、。極東より温暖には違いないが、やはり冬は冬、寒さに震える、とりあえず空腹を満たそう。改札口を抜けて目指すうどん屋に向かった。(^^)
2001.2.8
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