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「極東のチベット、多摩の秘教うどんをもとめて」ツアー
99.12.4

いま私の手元には、東武トラベルの「ラーメン王、石神秀幸氏と行く全国麺紀行」というパンフレットがある。このネーミングは、すごいと思ったが、わが、讃岐うどんMLの「極東のチベット、多摩の秘教うどんをもとめてツアー」これも負けていない。きっとこのネーミングを考え出した人は、よほどの変態か、ただの変態だろう。(^_^;)
ともあれ、とある土曜日。選りすぐられた7人がどこからともなく、集まった。正確にいえば、選りすぐられて余ってしまった7人だ。参加者の名誉のために書いておくが、左の集合写真をデジカメで撮ってくれたハニーさんだけは、普通の人だ。集合写真の左から2番目の人は、顔が光輝いているが、これは、たまたま太陽光がさしただけで、自分で発光しているわけではない。念のため。

福生市にうまい讃岐うどん店があるとの情報は、讃岐うどんMLで、以前から得ていた。いつかは、行かなくてはと、検討していたのだが、意外と自宅からでは、交通の便が悪いので、なかなか足が向かなかった。とある、金曜日夜メールボックスに「極東のチベット、多摩の秘教うどんをもとめて」ツアーが、開催されるとの情報を得、その中で麦太、一心、という名店の名前の他に私の名前もちらっとでてきたので、ここぞとばかり、参加することにした。
当初は、電車で行く予定だったのだが、寝過ごしてしまい、マイカーに変更した。はじめての道で、道を間違えて、迷ったが、麦太をようやく発見。中でくつろいでいると、見覚えのある、濃い人たちが、入ってきた。たけやす、ハタ坊&ハニー、よこうち、きたの、いな(敬称略)だ。凡蔵系の麺とのことだが、適度なもちもち感と表面のなめらかさが、気に入った。私に理性がなければ、後先考えず、2杯食べていたかもしれない。(はっ、私には理性がないかもしれない、、、)^_^;


麦太で拉致された私は、いな氏ときたの氏の車に挟まれて軟禁されたまま、この一心に向かった。関東のうどん屋としては、マニアックな部類に入る。うどん屋の前は床屋だったらしいが、そのおもかげが残っている。店にあるショウウインドウ、関東にしては安い価格設定が、本場讃岐うどんぽさを演出している。なかなかの麺であった。つけ汁をわさびで食べてしまったが、これが、しょうがならもっとよかった、に違いない。よこうち氏曰く、こんな麺は食べたことない。そうだ。

いまは、どの地方に行ってもみなれたコンビニやファミリーレストランが幅をきかせている。どこでも安心して慣れた味を食べられて、いい面があるのだが、昔ながらの店が少なくなって、少々つまらなくなったと思うことは多い。昔ながらの食べ物屋は、その地方の文化を如実に表わす。そういう意味で、この「こくや」は、非常に価値がある。21世紀に残したい店だ。
飯能には、もう数え切れないほど、行っているがこんな店が、飯能にあるとは、知らなかった。少々のことでは、驚かないだろう同行の濃い人達が、驚いていた。最初ここだ、といわれたときは、ちょっとうどん屋とは、信じられなかった。古い店構え、一応入り口のガラスに「こくや」とあるが、知らなければ、この店を発見することは、非常に難しいだろう。店の外からみて、この店はなんだ、と聞かれて、即座にうどん屋だと、答えられるのは、たまたま適当に言って当った人か、この店の存在を知っている人に限られるだろう。


この風情だけでは、ない。味もなかなかいける。冷たい麺の肉汁うどんを食べたが、いわゆるあつあつで食べた方がうまいと思う。並みでもたっぷりの量。特は、どんなのだろう?


この店は、うどん屋なのだが、この柚子入りうどんは、普通のうどんとは、一線を画している。洗練されていて、抵抗がなく、いくらでもいけそうな麺なのだが、実際は腹にたまる。田舎で、あるにもかかわらず、洗練された麺、このアンバランスがたまらない。
汁は、蕎麦と共用されているようだが、今日の汁はよかった。しかし、この汁がこれだけの麺に最適かと問われると、もう少し向上の余地があるかもしれない。柚子アイスがうまかった。この店にきたら、是非食べて下さい。
文七(毛呂山町)


夕方薄暗くなったのを幸いに、道に迷ったふりして脱走したら、隊長じきじき戻ってこい。とのお達しがあり、泣く泣くこの店に辿りついた。いわゆる一般店だ。隊長にテーブルと座敷のどちらがよいかと、きいたら、迷わず座敷じゃー。と即答されていたが、その理由は、すぐにわかった。うどんを食べ終わったら、横になって腹ごなしをしているのである。わたしも真似をしたが、数人がうんうんいいながら、うどん屋で寝転がっている光景は、はじめてみた。
カレーうどんを食べたが大きな丼にたっぷり入っていて、さすがに臨界点が、やってきた。そこそこのカレーうどんだが、この店では、冷たいうどんの方がうまいと思う。その後ようやく、解放されて、家路に着いた。他の方々は、まだ、別のうどん屋に行ったそうだ。胃薬を飲んでまで。一体何が彼らをそこまでにさせるのか。
最後に参加者の皆さん、おもしろいツアーに参加させていただきありがとうございました。こういうツアーをまた企画してくださいね。個人的には、富士吉田のうどんは、未経験なので、そちらのツアーを期待しています。(^_^)
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